終日の小雨、気温もほぼ20±1度と低め安定、夜は観劇で新国へ、例によって奇特な方からの頂き物です。
8月28日(木) 新国立劇場 小劇場
アロッタファジャイナ第14回公演 「安部公房の冒険」
タイトルから安部公房の作品世界を取り入れた幻想的な内容かと思いきや、妻、愛人との三角関係を軸とし公房の生涯をストレートに描いた休憩無し90分、舞台はシンプルで登場人物も狂言回しを除けばその3人のみ、主役佐野史郎の手堅さと、愛人役縄田智子の初々しさが印象的。
安部公房について知識のある人や、舞台に造詣の深い人(本作はチェーホフ「かもめ」のオマージュとの説あり)ならばより楽しめそうな作品かも、因みに愛人とは山口果林のことで昨年出版された彼女の回想記がベースとのこと、その意味で新しい真実が入っているのかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿