2008年7月12日土曜日

実話ベースの甘くて苦い青春ミステリー - 米澤穂信「氷菓」

夏到来! 地元も都心も33度超、練馬は猛暑日だったとか、この1週間で身体は夏仕様になったのか、朝から昼過ぎまでたっぷり練習しても快適至極、久我山のコート周りではセミがギンギン鳴いてました。

 練習後は遅めの昼飯代わりにグロ氷、3週連続です。食べ終わって店を出ると雷がドーン、一天にわかにかき曇り、って感じで雨がポツポツ、電車賃をケチって駒場東大前から渋谷まで歩いたら、渋谷に着く頃には激しいスコールに、かなり濡れました。

 本日は最近読んだ本から、著者の作品では声価の高い「いちごタルト」「トロピカルパフェ」をつい先に読んでしまったのですが、これが処女作です。

氷菓 米澤穂信
 やや斜に構えた主人公とその高校の古典部の仲間たちが所謂「日常の謎」に挑む、連作短編風の長編、実話がベースのためか、ミステリー部分に際立ったキレはありませんが、本格物の骨法は押さえています。タイトルの意味が余韻を残します。

 いま夜空には綺麗な半月が懸かっています。

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