2008年7月9日水曜日

ブリティッシュ・スタイル - エヴァンス&ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・スコットランド、山本武雄&洗足学園音大ブリティッシュブラス

 あれまあ、こんなにウマくいって大丈夫? って感じの7連勝、プレーオフのマジックまで出ちゃいました。中日とのゲーム差12.5はパリーグ西武とロッテとの差を軽く凌駕します。
 
 昨日と同様怪しめの雲行き、気温は久々に25度に届きませんでした。

 今日はブリティッシュ・スタイルのブラスバンド、オンエアではよく耳にしており、妙にまろやかだけど迫力が無いなあという印象、実際に聴くのは初めてです。
 
7月9日(水) みなとみらい
 リチャード・エヴァンス指揮ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・スコットランド、山本武雄指揮洗足学園音大ブリティッシュブラス ローエングリン、惑星、軽騎兵、展覧会の絵など
 第1部はゲストのスコットランドブラス、第2部は洗足音大のブラス、第3部は合同演奏、会場は大半が(たぶんバンドをやってる)中高生です。第2部は邦人作品、第1・3部は編曲ものに加えユーホ奏者スティーヴン・ミードも参加、彼をフィーチャーした作品ではセンチメンタル系の「ベネディクツ」とヴィルトゥオーゾ系の「ブラブーラ」が強烈な印象。
 まず編成に圧倒されます、Tb、ユーホ、チューバがそれぞれ10本程並ぶだけで圧巻、フレンチHrとTpは不在、その代わりに小さめのユーホみたいな楽器(たぶん昔テナーホルンとかバリトンホルンとか呼んでたやつ)が12本!コルネット族(小さいのからフリューゲルホルンまで)が何と29本!!パーカッションと併せ総勢70名程、しかし、そこから出てくるのは常にブレンドされたまろやかな響き、普通のブラスの突き刺す迫力とは無縁の異質のサウンドです。
 第2部の洗足音大もほぼ同じ編成ながらコルネットの音色がよりラッパっぽい響きで少し通常のブラス寄りでした。洗足音大にはこの編成のバンドが複数あるらしく、第2部とは別のバンドが第3部でスコットランド勢に合流、これだけで100名を軽く超えるのに、曲によっては第2部のバンドまで合流、Tbだけで26本!他も推して知るべしです。ステージに乗り切らないのでPブロックを使用、の予定が招待券のバラ撒き過ぎでお客さんを入れざるを得なくなり、ステージ脇で立っての演奏でした。でも150名を超す編成でも包み込むようなサウンドは相変わらず。アンコールはみんなでマーチを1曲。

 音から想像していたより遥かに大きな編成にただただ驚き、ブラスバンドと言うより寧ろ、大編成の弦楽合奏を思わせる音作りでした。
 
 スコットランド勢は男女半々位でしたが、国内勢はチューバを除いて男は探さなきゃいけない程の少数派、やはりそんな時代か。

 当日座席券引換えの招待券ゆえ、早めに会場入りして並んだのに3階席最後列、自分の後ろに並んでいる人を数えてみると概算で300人以上、しかもまだまだ列が延びていたのに…(涙)、ちょっと解せない割り振りでした。

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