早朝新宿に着くと雨、しかも寒い、この10日間ずっとこんな感じ、猛暑どころか、もうこれは冷夏と言ってもいいのでは?
テニス道具を持参していたので、しばらくマックの無線LANサービスで時間を潰してそのまま練習へ、その頃には雨も上がっており、練習するうちに夏の陽射しが、気温も30度まで上昇、やっぱこうでなくちゃ、まだ8月なんだし。
久々の夏の陽気に帰り道はグロ氷、と思いましたが、まだ減量中なので、コンビニに寄ってシャビ乳で我慢。
明るいうちに茨城に戻ると、何か涼しい…、こっちは28度位までしか上がらなかったらしい、見上げれば空には見事なうろこ雲、ってそれ、秋の雲です(涙)。
今日は今回の旅で読んだ本から、2005年のミステリーシーンを席巻した作品が、映画化に合わせて予想通りの文庫化、書店で発見即買いです。
このガレリオシリーズ、先行の2作品(「探偵ガレリオ」「予知夢」)は本格テイストの点からすると(数編を除いて)全く物足りないものでしたが、この初の長編は世評が高いだけに期待大、目下読書中の本を脇に置いて一気に読みました。
容疑者xの献身 東野圭吾
やむなく殺人を犯してしまった女性を助けるべく、隣人が目論む完全犯罪、それにシリーズキャラクターの湯川と草薙が挑みます。倒叙物ですが犯人の隠蔽工作が描かれないため、普通の本格物の如き謎が楽しめます。トリックは比較的分かりやすいながら、そこは手練れの東野圭吾、巧い書き方で最後はずしりと感動を味わわせてくれます。その意味で確かに見事な作品でした。
映画版では「ダルマの石神」を誰が演じるのかとても興味深いです。
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