2010年8月27日金曜日

ジャッド&アジアユースオケの5番


 白子での合宿パート1から戻り、これからジャッド&アジアユースオケのマーラー5番、深夜に戻り明日は5時起きして合宿パート2、尾瀬へと向かうので、続きはたぶん週明けに。

<続き>
 この日白子や都心は猛暑日だったようですが、南茨城は連続猛暑日は途切れて最高33.5度、まあそれでも十分気持ちのいい残暑です。

 昼過ぎまで白子で練習し、職場に一瞬戻ってからオペラシティへ、ほぼ例年聴いているアジアユースオケです。ただ、音楽監督のR.パンチャスの指揮で聴くことが殆どで、ジャッドの指揮は初めてかも、当然彼のマーラーも初体験です、たぶん。

8月27日(金) オペラシティ
 ジェームズ・ジャッド指揮アジア・ユース・オーケストラ シューマン チェロ協奏曲、マーラー Sym5番
 この企画20周年とのことでオーディションでアジア各地から集められたメンバーは過去最大の108名、前半シューマンのソリスト、ジャン・ワンはアンコールにバッハ(たぶん)を2曲も、また何と彼は後半マーラーでもプルトの1番後ろで弾いてました。そのマーラー5番は新しい版らしく、第3楽章ではHrソロが起立して演奏、前半のTpソロと共になかなかの吹きっぷり、あと1stTbが見事でした。ジャッドは標準的テンポでアクは少なめ、旋律をより歌うために強弱を大きく付けたりテンポを揺らしたりする印象、第4楽章で時に拍を振らないフレージング主体の棒で弦から叙情的な歌を引き出した点と、終楽章で第4楽章を回顧する部分でのしみじみした表情が印象的、クライマックスでのブラスの鳴りとそれに消されない弦の音量もなかなか、そして最後の唖然とする程の急速なアッチェレにもオケはくらい付いてゆき、鮮やかな大団円、会場大興奮でした。アンコールは無し、たぶん翌日の最終日にとってあるんでしょう。

 ジャッドのマーラー、前半はやや面白みが無いかも、と感じてましたが、最後の方にケレン味が出てきて楽しめました。

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