2010年11月24日水曜日

ゲルギエフ&LSOのマーラー1番+神Tpの運命の力

この日は朝の冷え込みは甘めでよく晴れた日中は平年並み、早朝職場へ、それから地元の警察署へ行き免許の更新、その後横浜に出向いて講義、更に夕方は大宮に遠征してコンサート、と忙しい一日でした。

 久々に行ったソニックシティで聴いたのはゲルギー&LSOのマーラー1番、ゲルギエフのマーラーは何度か聴いており、(期待値が高いせいか)余り感心したことが無いのですが、LSOとのコンビでは初めてなのでそれなりに楽しみでした。

 また、さすがマーラーイヤーというべきか、原典版を含めるとこれで今年11度目の1番です。 

11月24日(水) 大宮ソニックシティ
 ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン響 ヴェルディ 運命の力、シベリウス Vn協奏曲、マーラー Sym1番
オケは弦バスが左端にくる対向配置、思ったよりあっさり系だった最初の運命の力、テンポが上がってコーダへと進む直前、Tpが主要テーマを朗々と吹く部分があるんですが、通常は途中からオクターブ下げるところを、下げずにオクターブ上のままで吹いた(しかもB管!)のには唖然、初めて聴きました、ここがぶっちぎりで本日の個人的ハイライトでした。続いてはゲルギーには珍しいシベリウス、濃紺のドレスに身を包んだソリスト諏訪内晶子はアンコールにバッハのしみじみ系を披露。
 後半のマーラーでは内声や対旋律の強調、緩徐部での濃いめの表情など所々にゲルギー節は聴けましたが、全体的にはアクは中庸か薄め、オケは縦の線が余り揃わず大雑把な印象、弦の音量はここ数年と同様ぼちぼち、要所でティンパニの叩きっぷりが爽快、ブラスの鳴りはTpを筆頭にまずまずでした。第3楽章冒頭の弦バスはハーディング&スウェーデン放響と同じく新全集版なのかユニゾン、先日のメータIPOと同様後列にずらっと並んだHrは8本、クライマックスではチョン&東フィルオラモ&RストックホルムPOと同じでタイミングを遅らせて起立してました。アンコールはハンガリー舞曲の有名どころを一気呵成に。

 個人的注目の女性Tb奏者は前半が1stで後半が1stアシ、そのアシを活用して終楽章のミュート着脱早業ファンファーレ部分ではミュート担当とオープン担当で完全分業制でした。

 昼は生協食堂でSライスボタンを押した積りがLライスを押してしまい、開演前はソニック近くのとんこつラーメン+替玉を食したのに、会場で知人に遭遇して終演後一緒につけめんの店を訪問、体重増加が心配です。

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