2011年8月25日木曜日

時の狭間に落ち込んで - 恋はデジャ・ブ <'93>

 停滞前線が北上し夏が戻ってきた、と思ったのも束の間、台風が2つも3つも接近しているせいか、雨がちで不安定な天気、気温も30度に届かず(涙)、とは言えムシムシした空気感は秋雨より梅雨に近いので少し安心。

 発症してから10日以上経ち、やっと右前腕(下腕)部に出来たかぶれが乾き、液ダレしなくなりました。お盆の頃は服や布団を散々汚しましたっけ。

 本日はお盆の帰省時に実家で観た映画から、折角BSが観られる環境だったのに観たい作品が放送されず、1度観た作品を1本観ただけでした。

 コメディー中心のハロルド・ライミス監督・脚本、そして主演のビル・マレー、アンディ・マクダウェルにも惹かれず、初見の時は期待値ゼロ、なのに拾いもの的な良さがあったことを覚えており、字幕版は初めてかも、とまた観た次第。

 同じアイディアは古くからあると思いますが、ケン・グリムウッドの名作「リプレイ」<'87>によって世間に広まったとされる時間ループもの、今やありふれた設定かもしれませんが、当時は斬新だったのでは。

 西澤保彦の傑作「七回死んだ男」は「リプレイ」では無くて、この映画に想を得たとのことです。

恋はデジャ・ブ <'93 米>
 お天気キャスターが訪れた取材先で同じ1日を何度も何度も繰り返す羽目に陥るロマンティックコメディー、鼻持ちならない主人公が変化してゆく過程と、この種のプロットでどうオチを付けるかがポイント、オチは物足りなかったですが、主人公の苦悩の過程は一種感動的でした。同じタイムトリップものの佳作「ある日どこかで」<'80>でフィーチャーされたラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」を使っているのが粋です。

 例によってチョイ役で顔を出す監督のライミス、ふとクレジットを見ると"Ramis"つまり発音的にはレイミスであることを知りました(それともオーストラリア人?)。そう言えば主演のMurrayも以前書いた様にテニスのアンディ・マレーと同じく発音は「マリー」、しかも昔はマレー表記だったのに、今はマーレイ表記が主になっちゃってます。

 主演は最初トム・ハンクスを予定していたのに、"too nice"ってことでやめたらしいです(笑)。

 今夜は早く帰って阪神の応援です!

0 件のコメント:

コメントを投稿