2011年8月27日土曜日

魔女の十月十日 - 海堂尊「ジーン・ワルツ」

 今日は朝から晩までテニス、時間が取れないので記事のみにて、因みに明日は爆演系オケでシェエラザードです。

<続き>
 昨日のボケ老人:ガットが切れて張替に出したラケットの受け取りが昨夕だったのを失念、土日とも早朝から深夜まで東京に出ている予定ゆえ、週末に回収不能、でも、月曜試合なのに…。

 曇りがちながら何とか天気は持ちましたが、気温は最高26度台と寒かったです。早朝から東京に出て午後までは久我山、夕方は青山と2箇所で終日のテニス、ただお盆の前後1週間膝痛解消"太極拳ゆったり体操"をサボったツケが回ったか、右膝が少し痛いです。

 本日はお盆の帰省時に100円棚で見つけた本から、「チーム・バチスタの栄光」以降、立て続けに本を出して"医療エンターテイメント"的なジャンルを確立した感すらある著者の作品、最近映画化されたと記憶してます。

 先日ドラマ化された著者の近作「マドンナ・ヴェルデ」は本作の続編・姉妹編的作品だとか、ただ、その「マドンナ・ヴェルデ」や「アリアドネの弾丸」など、ハードカバーでしか出てない新しめの作品をドラマ化するのは勘弁して欲しいです。原作を読まないと観られない性質ゆえ、録るだけ録っても、観られるのは文庫化されて更にそれが100円の棚に並ぶ3-5年後になってしまうので。

ジーン・ワルツ 海堂尊
 今回のテーマは不妊治療と医療行政、これまでの桜宮市を離れて舞台を東京に置き、"クール・ウィッチ"と仇名される切れ者の女性産科医の秘めたる意図を軸に、その上司および閉院が決定している産科クリニックを訪れた最後の患者達を巡る人間模様を、ミステリー的要素は極少ながら、お産をクライマックスに据えてしっかり盛り上げる手腕は見事、そしていつも以上にメッセージ性が強い感があります。

 本作で印象深かった記述:
コスモスは、神のパレットだ。この世の中にあるすべての色彩は余すとことなく、コスモス畑で見つけることができる。

 こんな風に感じるコスモス畑を見てみたいです。一番近かったのは、山中湖で合宿した時に寄り道した忍野八海の辺りで見たコスモス畑かな。

 余談ですが、「十日」を出そうとして「とうか」と書き変換されず(正しくは「とおか」)、それに懲りて「尊」を出す際に自分の感覚と意図的に違えて「とおとい」と書いてまた失敗(こっちは「とうとい」)、日本語の正しい読み方、分かってないようです(涙)。

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