昨夜はスノボのパラレル大回転からフィギュア女子SPと観戦(合間に「旅ヌード」「湯けむりスナイパー」(再))していたら、またまた明けの明星が薄い雲を通して見えました。
朝はそこそこ冷え込んで-4.5度、薄曇の日中は昨日よりさらに下がって最高7度台、とは言え気温程の寒さは感じません。
今日はHDの空きを作るための「ドラマ化原作本を読もう」作戦の番外編、加賀恭一郎がまだシリーズキャラクターになるのかはっきりしなかった1989年の東野作品です。
と言うのも、本作がお正月に「新参者」に連なる加賀刑事シリーズとして単発2時間ドラマとして放送、実家で録画しBD-REに焼いて持ち帰っており(しかもTS/DRモード)、これを観て消せばHDの内容を移すスペースにBD-REが使えるから。
眠りの森 東野圭吾
バレエ界を舞台とした殺人にまだ若手刑事だった加賀が挑みます。著者としてはたぶん初めてのある試みがされているんですが、再読しても効果的に書けているとは言い難く、またバレエ界の特殊性とリンクしたファイダニット的要素に新しさはありますが、それ以外のミステリー部分も説得力に欠ける感あり、逆に余剰の部分では主人公、加賀の恋、この一点に尽きます、その意味キャラ読みしてる人には必読作かも。
ドラマ版はそこそこ忠実に描きつつ、うまく削ったり、新たなネタを入れたり、そして山田奈緒子!のゲスト出演もあったりしてそれなりの出来、ただ原作の大甘(だけどミステリーとしては野心的)な加賀のセリフは採用されず(笑)。
本作を先に読んでいれば「赤い指」で描かれた加賀の私的部分がより味わい深いものとなったのに、と後悔。やっと文庫化された「新参者」に進む前に、シリーズ第1作「卒業」も読んでおかねば。
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