2007年7月4日水曜日

インバル&フィルハーモニアの10番、1番

 阪神、対戦相手の厚意により3連勝、このまま中日・巨人との対戦が無ければいいのに。

 本日は雨、気温も昨夜より日中の方が低いくらい。(←午前0時から深夜12時まで、24時間掛けて21度から19度まで徐々に下がるという1日でした。)今夜からインバル&フィルハーモニアのマーラーシリーズ、第1弾が10番と1番、帰りが遅くなるので、まずは記事のみにて。

<続き>
 帰ったら丁度ウィンブルドンのシャラポワvs.ウィリアムズ姉だったのでそれに集中、翌日にこれを書いています。10番は大人しめ、1番はスケール大きな演奏でした。

7月4日(水) 芸術劇場
 エリアフ・インバル指揮フィルハーモニア管 マーラー Sym10番第1楽章、Sym1番
最初の10番はインバルにしては細部拡大的な表現は少なくあっさりめ、不協和音のクライマックスも含め全体的に柔らかめのサウンド、テンポもやや早めで停滞するところがありませんでした。1番になるとお得意のアクセントを付けた表現は明確になって、アクがありながら音楽は流れると言った感じ。第1、2楽章を続けて演奏したのには驚きましたが、数年前のベルリン響の時もそうだった気もしてきました。オケではティンパニ奏者の一人(右側)が抜群の存在感、またさすがに金管は安定しており、特にずらっと横一列に8人並んだHrの響きは圧巻、やや抑え目だったTp、Tbが終楽章クライマックス(Hr起立の少し前)で爆発したのには感動しました。弦も(芸劇の3階後方ゆえ定かではありませんが)色気は少な目ながらまずまず鳴っており、ラストの壮大さはここ数年の同曲でもトップクラスでした。Hrは補助のTp,Tbとともに指定通り起立、アンコールは無し。

 指揮者は年を取るとともにテンポは遅くなるものですが、インバルにその傾向は全く無し。明日(今日)の2番も楽しみです。

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