2007年7月12日木曜日

NYPのスーパー首席達 - ニューヨーク・フィル・ブラス・クインテット

 また阪神うっかり勝っちゃいました。勝ち越しを決めたので今日は負けてもOKです。あと昨夜の南米選手権のPK戦にはシビレました。特にウルグアイの5人目、人を食ったシュートはちょうど1年前のジダンのよう。あと最後のPK、確かにキーパーの飛び出しは早過ぎです、ごめんなさい。ともあれブラジルがもう1試合観られるのは嬉しい限り、今夜はその相手を決める試合、事実上の決勝戦?

 今日は曇り、と思ったら午後からまた雨、気温も低め。今日はNYPの首席達で構成されるブラスアンサンブルを聴きました。今帰り道、池袋駅で電波を拾ったところ。

 NYPの名物ブラス奏者と言えば、Tbのアレッシの名前はよく耳にしていましたが、恥ずかしながらHrのP.マイヤーズやTpのP.スミスは昨年のNYPの公演(火の鳥ショスタコーヴィチ5番)まで知りませんでした。千数百円でかぶりつきの席が手に入り、ちょっと遠出ですが所沢まで出陣、片道の交通費の方が高い程です。 

7月12日(木) 所沢ミューズ アークホール
 ニューヨーク・フィル・ブラス・クインテット バッハ、泥棒かささぎ、ウェスト・サイド・ストーリー、カルメン、ガーシュインなど
 Tp2、Tb、Hr、Tubaの5人編成、最前列からの観察によるとTp両名はピッコロ、C管、B管、フリューゲルホルンの4本(全てピストン)を使い分け、Tubaは右手側に4つ、左手側にも2つロータリーがある楽器。オケでは目立ちまくっていたHrマイヤーズが控えめなのがまず驚き、1stTpのスミスはB管でも柔らかいハイトーンがさすが、入団してまだ1年で若い2ndTpのM.マッキーは自己主張が足りない感じ(このメンツでは仕方無いか)、Tbアレッシは速いパッセージが神業、巨漢マイヤーズよりも更に巨体のチューバA.ベイアーもヴィルトゥオージティを発揮。演目は定番のバロックから編曲ものやジャズまでいろいろ、全体では「ウェスト・サイド・ストーリー」でのマイヤーズとアレッシの歌心に一番感動しました。アンコールはこの種の演奏会にしては少なめでジャズ系を2曲、2曲目ではマイヤーズが何とシコを(!)踏んでました。

 数年前NYPがマズアと来日した時も、こんな感じのメンバーでディキシーランドジャズのアンコールをやったのを思い出しました。

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