2008年2月14日木曜日

ハーディング&東フィル、バトンテクの6番

 昨夜は早いうちから冷え込みましたが、何故か夜半を過ぎて気温は上昇、日中を含め気温は平年より高めとなりました。ただ昨日同様風が強かったので、体感温度は低めです。

 今夜はハーディング&東フィルの6番、彼のマーラーは東フィルと2番LSOと5番を聴きましたが、オケへの期待度に差があったせいか、2番はまずまず、5番はいま一つの印象でした。6番はどうでしょう。感想はまた後で。

<続き>
 戻りました。やはりハーディングのバトンテクニックはかなりのものです。

2月14日(木) オペラシティ
 ダニエル・ハーディング指揮東フィル マーラー Sym6番
オケは対向配置で弦バスが左端でHrは右端、曲順は今風にアンダンテが第2楽章です。第1楽章は速めのテンポ、その割にはシャープと言うよりマイルドなサウンド、ブラスとパーカッションは開放的に鳴らしてます。第2楽章は余り粘らず、逆に印象的だったのは第3楽章(スケルツォ)、特にトリオ部分で多彩なバトンテクニックで大きく緩急と表情を付けていました。この楽章は少しやり過ぎでオケが付き切れない感もありましたが、終楽章はゆっくりめのテンポで、絡み合う各動機を棒で巧く表情付けしながら際立たせていました。勿論迫力も十分。ハンマーは(たぶん)通常通りの2回。

 最後の一音が消えてからハーディングは約20秒棒を降ろさず、降ろした後も10秒位怖くて誰も拍手出来ない状態、6番で30秒の黙祷(演出)は自分には記録でした。(9番ならアバド&BPOの約1分ってのがありましたけど。)

 明日(15日)はもっと良くなると思うので、迷っている方は行く価値があると思います。

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