2009年12月13日日曜日

朗々ブラス - 時任&東京音大の画家マチス、高関&国立音大のアルプスSym

 朝の冷え込みは甘め、曇りがちだった日中は平年やや低め、練習予定が無く、左胸の経過観察、と言うかこの1日で急に痛みが減ってきた感じです。

 午前のうちに出て、午後のコンサートまでの時間、道中の北千住駅前マック(ここはコンセントも有)で無線LAN、と思ったらDSを楽しむ小学生が10人もいて回線激遅、しょうがないので目的地の池袋に出て西口マック(コンセント無)で動画ダウンロード、そこそこのスピードは出てました。

 その後聴いたのは音楽大学フェスティバルの最終日、首都圏の音大オケが終結し、2校ずつ演奏するこの企画、今年が第1回とのことですが、以前も同様な催しを東京文化会館でやってました。今回は芸劇とミューザが半分ずつ、個人的にはミューザだけにして欲しいところ。

 お目当ては後半のアルプスSym、また前半のヒンデミット、いつもカッコいいブラスの使い方をするので好きなのですが実演では余り聴くチャンス無し、「画家マチス」も実演は初めてです。

12月13日(日) 芸術劇場
 時任康文指揮東京音大シンフォニーオーケストラ シューベルト Sym5番、ヒンデミット 画家マチス
 高関健指揮国立音大オーケストラ R.シュトラウス アルプスSym 
まず学生の作になるファンファーレを他校のステージの前に演奏します。よって最初は国立音大によるファンファーレ、狭いL側バルコニー(1列しかない席にはお客さんもいます)に大編成ブラス+パーカッションが陣取ってました。なぜオルガンのある正面バルコニーじゃないの?と思ったんですが、たぶん後半のバンダの位置との関係なのかも。そして東京音大によるシューベルト、弦が綺麗でした。次はヒンデミット、初めての指揮者時任氏はやや熱血系、終楽章冒頭の弦を超ppから初めてじんわりとffにするなど各所でケレン味たっぷり、それに応えてブラス(Tp2(2人とも女性!)、Tb3、Hr5)も全3楽章でよく鳴って最高でした。
 後半は東京音大のファンファーレでスタート、こちらはTpとTbがオルガン両脇に陣取っての演奏、ただL側バルコニーにはまた大勢のブラス(Tb2、フリューゲルホルン2、そしてHrが12本!)が、そう、これはアルプスSymのバンダでした。国立音大オケは編成が大きいせいか、どう見ても学生じゃない人(先生?)などトラ多数、高関氏はやや速めのテンポで淡々と登山、バンダの吹きっぷりはは過去最高クラスの豪快さ、本隊では4本のTbが要所で迫力、9本のHr(うち4人はワーグナーチューバ持ち替え)はまずまず、そして6本のTpはハイトーンがほぼバッチリ、特に頂上になってからは1stがソロっぽいパート以外は全てアシに任せて休養十分、ハイDはプロを含めても過去最高の貫通力でした。また嵐のラスト、ティンパニとサンダーマシンも過去最高の叩きっぷり。あと終結部でのグリッサンドが鮮やか。

 帰り道は芸劇からそのまま地下にもぐって駅へ、エチカ&エソラの影響かとても綺麗になってました。

 今夜はふたご座流星群がピークらしいのに、曇ってます(涙)。

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