2011年12月22日木曜日

15年待った甲斐ありロジックの城 - 有栖川有栖「女王国の城」

 先日湊かなえ原作ドラマ「境遇」を(ドラマ用書き下ろしってことで原作未読でもいいだろう、と)録画視聴、松雪泰子の朗読時の声がセリフ時の声質と全然違うのに驚き。

 朝はマイナス2度と普通の冷え込み、日中は最高6度台とかなり低めながら、予報に反し風が無く穏やかな中テニスをしたせいか寒さは全く感じず。

 終日のXmas企画、日中テニス、夜は東京と地元、パーティーを2つハシゴして忙しかった一日。

 本日はその移動の間に読了した本から、何と「双頭の悪魔」以来15年と7か月振り!の江神ものの第4作、2月に「読者への挑戦」まで読み推理がまとまらず10ヶ月も中断、気合でポイントを読み返して組み立てた推論は気持ちよく綺麗に外れました。

女王国の城 有栖川有栖
 消息が途絶えた江神を求めて推理研の面々が乗り込んだ新興宗教の総本山の"城"で起こる殺人が11年前に起きた密室殺人の謎と併せ読者に提示されます。「読者への挑戦」の後に繰り広げられる緊密なロジック、そして全てのパズルのピースが嵌ってゆく快感は素晴らしいの一言、(自分が初めて解けなかった江神モノとなったせいかもしれませんが)シリーズ中の最高作と感じました。

 因みに明日はアマオケでシベ2の予定です。

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