2012年9月2日日曜日

にわか雨で真夏日の途切れた日のマーラー - 末廣誠&都民交響楽団の2番


 昨夜はブエルタ山岳3連戦第1ラウンドを深夜の公園でネット観戦、4強の抜きつ抜かれつの攻防に興奮しました、しかも今夜はコバドンガ頂上ゴール!逃せません。

 予報通り関東では大気が終日不安定、晴れたと思ったらにわか雨、降ったと思えばまた陽射し、の繰り返し、気温も全く上がらず、19日振りに30度に届きませんでした。

 午前中は青葉台まで行き教え子の対抗戦の応援、何度も雨中断して大変そう、それを昼過ぎには中座して上野へ、2日連続しての「復活」、演奏するは首都圏トップの歴史と実力を誇るアマオケです。このオケでマーラーを聴くのは一昨年の5番以来2度目か。

 チケットは指定席、現地開演前に招待葉書との引き換え制(原則選択権無し)、早めに行って1階舞台そば、とかなるリスクを犯すより、開演直前に行けば4-5階席になるだろう、と読んで開演5分前に窓口へ、予想に反し渡されたのは1階9列中央右寄り、これはこれでいい席なんでしょうけれど、個人的には文化会館の1階席は15列より後ろじゃないと響きが好みじゃないのでガッカリ、しかも舞台上も弦前方しか見えないのでブラスの本数や動きは全て推定です。

9月2日(日) 東京文化会館
 末廣誠指揮都民交響楽団 マーラー Sym2番
昨日と同様、合唱(概算120名)がまず入場してオケ後方のひな壇に着席、彼らは終楽章前半クライマックスfffのドサクサに起立します。末廣氏は標準(か緩徐部ではやや遅め)のテンポ、時にマーラーっぽいアクセントを強調したり、タメを作ったりはしますが、全体的にはアク薄めの音作り、ただ5番の時もそう思いましたが、巧いオケなので安定した演奏、という以上に+αが欲しい感あり。第1楽章後の「間」には楽員のローテ、音合わせ、ソリストが入場して指揮台両脇へ、と時間をたっぷり掛けても2分ぴったり、荒野の呼び声などバンダ群は通常通り舞台裏、パーカッションとTpは舞台上から何人か移動していた模様、オケではTpのハイトーン系がばっちり、バンダが合流するクライマックスではTp、Hrとも10本位になり、そこそこの響きだったとは思いますが、1階前方だと弦の音を始めかなり頭上を抜けて行く印象で、トータルの響きの豊満さは感じず、ただTpはパート全体でよく鳴っていました。

 相変わらず指揮者自ら筆を執るパンフの曲目"快"説は快調でした。

 この「復活」2連戦、昨日はかなり、本日は少し、個人的な期待値には届きませんでした。あと昨日の芸劇3階席程ではありませんでしたが、文化会館の1階席も空調の風が辛かったです。

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