埼玉のグリーンTCでの試合は待ち時間多く、本はほぼ1冊読めました。
持参したのは先週読み始めた上下本の下巻、その前に読んだ御大の「写楽 閉じた国の幻」と同じ年、このミスでその上を行く第1位に輝いた作品で、同じ時に100円棚でGETしたもの。
悪の教典 貴志祐介
"学校"という閉鎖的社会を舞台に、自己の生存のために冷徹に殺人を犯せる、サイコパス的な教師の戦慄すべき所業が描かれるスリラー、傑作「黒い家」の系譜に連なる作品か、何より主人公の造形が素晴らしく、特に前半は見事、一方後半はややサバイバルサスペンス&アクション調になってしまうのが好みの分かれるところ。
これだけ立ったキャラだと、続編があるかもしれません。
小説としては微妙な後半ですが、映像化には向いてそう、そして文庫版の解説が映画化作品の監督、ってのも気が利いてます。
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