本日は珍しく地元でのコンサート、大植英次&大フィルの引越し公演によるマーラーの6番です。コンサート終了後、その足でこの春3度目のテニス合宿に出掛けるので、感想を書くのは明日以降になります。例によって記事だけ作成しておきます。
大植のマーラーはミネソタ管との来日公演で5番を聴きました。その時は「マーラー指揮者ではないな」との印象でしたが、指揮スタイルにはある種のカリスマを感じました。アンコールで演奏されたキャンディード序曲が一番印象に残っています。そのコンビの次回来日でマーラーの6番が予定されていたのですが、9.11テロにより痛恨の来日中止、個人的には今日の演奏がそのリベンジとなります。
合宿から戻りましたが、浅田舞ショックで更新するのをすっかり忘れてました。
3月21日(月) つくばノバホール
大植英次指揮大フィル マーラーSym6番
ミネソタ管との5番は解釈がスマート過ぎて物足りなく感じましたが、今回の6番は、アゴーギク、つまり細かなテンポの揺らしや、浪花節的な粘りなどを要所に効かせた、かなり熱い演奏になっており、ずっと楽しめました。特に終楽章の劇的な表現が印象に残っています。この6年で彼のマーラー解釈が変わったのでしょうか。それともオケの特性に合わせて変えているのでしょうか。ただ、大フィルは評判通り(?)機能性にやや難があり、その点はミネソタ管との演奏とは比ぶるベくもありませんので、トータルでは一長一短といったところです。
大フィルには申し訳ありませんが、大植英次を極東の一地方オケのシェフに留めておくのは勿体無い気がします。
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