2005年3月7日月曜日

インバル&ベルリン響の9番

 これからインバル&ベルリン響でマーラーの9番を聴いてきます。戻りは12時を過ぎると思いますので、日付を合わせるため、一応記事だけ作っておきました。感想は戻ってから書き足します。

 戻りました。久し振りにマーラーらしいマーラーを聴いた気がします。

3月7日(月) サントリーホール
 エリアフ・インバル指揮ベルリン響 マーラーSym9番
前回の来日で「巨人」を聴いた時はオケの機能性にやや不満を感じましたが、今回は少し改善されたような気がしました。それよりむしろ、マーラー特有のやや唐突で不協和的な響きを強調するインバル独特の表現がオケに浸透したのが大きいのかもしれません。特に終楽章では、それほど上手いとはいえないオケから、うねるような分厚い弦の響きを引き出していたのには感動を覚えました。全体的にはテンポをそれほど揺らさず、それでいて最後にぐっとテンポを落としたのも効果的でした。ただ、かなり独特なボウイングを採用しており、そのせいで輪郭のはっきりした響きが得られていましたが、この辺は賛否の分かれるところかと思います。またホルンのトップがかなり上手だったので、来週の5番も期待できると思います。

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