目覚めると予報に反し、日が射すほどの天気。キャンセルしたテニスを復活するかどうか、TVで予報を確認、お天気お姉さん(小林麻央)が「今日は雨、明日は快方」とのコメント、あの甘ったるい声で言われると100%信じてしまう僕は即寝なおしました。結局、日中は殆ど降らなかったので、少し損した気分です。
その代わり、山田太一の新ドラを珍しくリアルタイムで観つつ、マメにネットをチェックして、VPOの最安券を定価よりずっと安くGET!急遽聴きに行くことに。ムーティのR.シュトラウスは実演は勿論のこと、ディスクでも殆どイメージが湧かず、気になっていたので注目です。
11月15日(土) サントリーホール
リッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィル シューベルト Sym4番、ヒンデミット 気高き幻想、R.シュトラウス 死と変容
シューベルトは前回同様守備範囲外でよく分かりませんが、表情たっぷりの第2楽章が印象的でした。ヒンデミットは響きの美しい演奏。盛り上がりもそれなりですが、比較的淡々としているかも。一方R.シュトラウスは、かなり演出を凝らしたケレン味たっぷりの演奏でした。金管はそれ程パワーがある訳では無いのですが、ウィンナホルン特有の割れ気味で重心の低い響きや、抜群の弦や個性的な木管などが重なって、とにかくオケの響きが分厚く、これだけゴージャスなR.シュトラウスは余り記憶にありません。バレンボイム&シカゴ響の同曲では聴けませんでした。カラヤン&BPO以来かも。(ただ一昨年のティーレマンの「英雄の生涯」は更に豊麗だったとの噂も。)アンコールはまたも「運命の力」。表情豊かにして切れ味抜群の演奏に会場大興奮でした。
あくまで大まかで個人的な印象ですが、メータは8割方オケ任せで淡々として要所でキメる感じ、バレンボイムは旋律を歌って盛り上げ、ムーティは音の切れ味や強弱で表情をつくる、というR.シュトラウスかなあ、と思いました。
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