2005年10月25日火曜日

マゼールの松 - マゼール&トスカニーニ・フィル マイスタージンガー、未完成、牧神、ローマの松

 ここ2日連続して朝方の最低気温が10度を割り込みました。たぶん今秋初めて。でも今日は昨日より暖かくなりそう、都心なら25度くらいでしょうか。

 誕生日なので、大好きな曲「ローマの松」を聴きに行きます。(勿論たまたまですが。) マゼールだけに、ド派手な演奏期待です。日本シリーズも心配です。感想等はまた後で。

 戻りました。なかなか良かったです。

10月25日(火) サントリーホール
 ロリン・マゼール指揮トスカニーニ・フィル マイスタージンガー、未完成、牧神の午後への前奏曲、ローマの松
 2002年に誕生したこの新しいオケ、メンバーは若く、コンミスも若い女性でした。実力もかなりのもので、弦の音はデカいし、管もなかなか充実、特にHrが素晴らしかったです。マイスタージンガーはマゼールらしくゴージャスな演奏。殆ど同じ大編成での未完成は、クセだらけの解釈で笑わせてくれ、牧神も通常とは違う響きに驚かされました。そしてラストは今年7回目になるローマの松。まずは期待通りの起伏に富む演奏でした。ただ、バンダもステージで一緒になって吹くスタイルで、金管の人数も最小限に抑えたせいか、迫力としては一番ではなかった感じです。でも、トータルでは今年一、二の松でした。
 軽めのプロのため、アンコールは3曲。まずはマゼール十八番のファランドール、彼の同曲はこれで3度目ですがいつ聴いても凄いです。次は「運命の力」序曲、表情豊かでスケールが大きく、見事な演奏でした。最後は初めて聴く曲で、これもヴェルディの「オテロ」からとのこと。もう会場は大興奮です。昨年のマゼール&NYPのマーラーは大人しめで物足りなかったのですが、今夜はたっぷりマゼール節が聴けて満足です。

 このオケかなりの実力ですが、ステージ上の態度にはアマオケっぽい真摯さがあり微笑ましかったです。帰り道、一緒に聴いた友人にとんこつラーメンをご馳走してもらいました。誕生日ですし。

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