2006年6月21日水曜日

ジャッド&新日の陽性ショスタコーヴィチ7番


 交流戦が終了、阪神は首位に立っている予定でしたがゲーム差無しの2位。まあ、上々でしょう。

 曇りがちで湿度が高め、気温は朝から晩まで20度前後と一定。今夜はジャッド&新日でショスタコーヴィチの7番。例によって帰りが遅くなるので、感想はたぶん明日になります。

 夜半からは雨、その天候とは裏腹に陽性のショスタコーヴィチでした。

6月21日(水) サントリーホール
 ジェームズ・ジャッド指揮新日フィル ショスタコーヴィチ Vn協奏曲1番、Sym7番
前半のVn協奏曲1番は個性的な曲、守備範囲外なのでよく判りませんが、ソリストの渡辺玲子さんは拍手喝采を受けてました。そしてお目当ての7番、バンダはまたも舞台上の右奥(残念)。ジャッドは指揮棒を使わず、右手で拍をきっちり刻むシンプルな指揮スタイルで、要所では両手の表情がいろいろ変化して起伏を作りだす印象。サウンド作りは弦楽器中心で、細かい指示は弦楽器に集中し、管楽セクションへは要所のみ。全体的にテンポは速め、アタックをしっかりつけ、特に弦を歯切れよく弾かせるので、非常に活気のある陽性の響きがします。明るいシュスタコ!まあ7番ならOKかも。印象的だったのは、もともと速いテンポが更に加速して、オケが着いて行けない位だった第1楽章ボレロ部分の後半、そして弦を伸び伸びと歌わせ、特にVnがよく鳴っていた第3楽章です。また、終楽章クライマックスだけは普通のテンポで、じっくりとした盛り上がり。最後の一音にいたっては、先日のキタエンコ&東響より更に長かった程です。

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