うーむ、何で日ハムごときに連敗するかなあ。まあ、3タテ食らわなければそれでいいんですけど。
今夜は大植&ハノーファーのワーグナープロ。有難い知人からの頂きもののチケットです。注目は「ジークフリート牧歌」、金管大好きの自分には少しベクトル違いですが、グレン・グールド指揮(!)トロント響の演奏(勿論ディスクです)に感動して以来のお気に入り。なのにプロで聴くのは初めてなので楽しみ。例によって感想はまた後で。
6月8日(木) サントリーホール
大植英次指揮ハノーファー北ドイツ放送フィル ワーグナー リエンツィ序曲、ジークフリート牧歌、ワルキューレ第1幕
初めて聴くハノーファー北ドイツ放送フィル、先日のバンベルク響と比べ音色は明るめで、重心の低い弦セクションがややボリューム不足なところは似てました。実力的には在京メジャーと同じ位かもしれませんが、金管(特にHrは均質)と弦は音色や奏法がよく揃っており、より聴き映えがします。
オープニングはリエンツィ、ワーグナーの序曲群の中では苦手な曲なんですが、遅めのテンポに柔らかな音作りで、新鮮な響き。次はお目当てのジークフリート牧歌、純朴な音色と僅かな色気の木管群(特にOb)がいい味を出しており、牧歌的な演奏でした。
後半は演奏会形式の「ワルキューレ」第1幕。木管のトップがかなり入れ替わっていて(ObやFlなど)驚き。(もしかして層が厚い?) 歌手中心でやや守備範囲外のため、1時間以上は少しキツかったです。前半、他の木管に比べFlの出番が極端に少ないのが新たな発見。幕切れではワーグナーチューバ4本を含むオケが分厚く盛り上がりました。
盛大な拍手に応え、Tp2名と前半の1stFlが舞台に加わり、まず最初のアンコールは予想通りワルキューレの騎行、これで終わりかと思ったら次にジークフリートの葬送行進曲!既に開演2時間半を超しているのに大サービス、どちらも重厚に盛り上がって満足です。
大植がミネソタ管を連れてきた時、メインのマーラー5番より、アンコールの「キャンディード」序曲に感動したのを思い出しました。
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