2008年5月31日土曜日

奇跡を起こす家裁の奇人 - 伊坂幸太郎「チルドレン」

 今日も終日の雨、3日続いた低温も最高潮(最低潮?)に達し、最高気温13度台は3月並み、しかも一昨日と同様、一日の気温がほぼ一定で日較差は2度未満でした。

 雨で練習は中止、午前中は出張で上京した後輩と久闊を叙し、午後は暇になってぶらぶら書店巡り、久々に降りた品川駅の東側は、再開発ですっかり立派になってました。

 週末用に用意した本を一日で読了。著者初の短編集(たぶん)、ドラマ化もされているとのことです。

チルドレン 伊坂幸太郎
 ある個性的な男を巡るエピソードが温かい視点で語られる連作短編、テイストとしては「日常の謎」系、ネタが割れやすくイライラしてしまったのも数編ありましたが、巻頭の「バンク」と「チルドレン」などさすがのプロット、また全編通しての構成も予定調和的。そしていつもの通り映画への愛が満載、「死霊のはらわたII」には笑いました。

 これも著者のお約束、他作品とのクロスオーバーがある(「ラッシュライフ」「陽気なギャングが地球を回す」など)らしいのですが、そっちをかなり忘れているせいかピンと来なかったのが残念です。

 明日はアマオケのマーラーです。

2008年5月30日金曜日

逆輸入されたアルツハイマー悲恋物語 - 私の頭の中の消しゴム

 今週の「真木よう子」、スーパーでよう子のレジだけ長蛇の列、他のレジから「こちらへどうぞ」と言われても動かない、ってシーンには爆笑、俺だけじゃなかったのか。

 今日も最高でも16度位の肌寒い一日、午前中職務をこなして午後は試合、雨は少しだったので試合は無事出来てまたも完敗、今年1勝もしてない気がしますが、まあ、プレーの質は少し上向きか。

 ちょっと前、スマスマの時間帯に「アメリカの夜」(トリフォーじゃなくて、フジ深夜枠の方)の如き映画ウンチク番組をやっており、テーマは昭和の邦画、面白かったですが、実は「山のあなた 徳市の恋」の番宣、しかもこのリメイク、セリフは勿論カット割りまで忠実に再現するとのこと。そんなことして何の意味があるんでしょう?

 先日韓国映画「僕の彼女を紹介します」を観た勢いで、もう一つネットで拾った韓国作品を鑑賞、勿論字幕付き、日本の連ドラを翻案したもので、逆輸入して日本でまた単発ドラマにもなってます。2時間半と長尺だったので、ディレクターズカットのようです。

私の頭の中の消しゴム <'04 韓>
 妻が若年性アルツハイマーになってしまう悲恋物語、ヒロイン(ソン・イェジン)の短いスカートが可愛く、冒頭の厚化粧が効果的、あと主演男優もかなりカッコいいです。前半は音楽の使い方や画面作りが個性的で惹き込まれましたが、後半は展開も音楽も月並みになったかな、という印象。

 2作続けて大画面アップに堪える女優さん(チョン・ジヒョン、ソン・イェジン)を満喫しました。ここ数年の懸案である「夏の香り」を発掘して、今夏こそ観たいと思います。

 あ、あと深キョンの逆輸入版も録画はしてあるのでそのうち観てみます。

2008年5月28日水曜日

風となって紹介します - 僕の彼女を紹介します

 何か今日から自分のハンドルネームが一部伏せ字になってしまったんですが、ルールが変わったんでしょうか。あと自分用の画像(マーラーだったのに…)もアバターに差し替えられちゃってます。

 午前中はここ数日と同じいい陽気でしたが、昼から気温が上がらず、夕方には風が出て雲行きが怪しくなってきました。またジンマシンは相変わらず出たり消えたりしています。

 週末実家にいた際、以前録っておいた単発韓国ドラマ「忘れ物」(別題「遺失物」)を視聴、「Happy Together」の仇役の女優さんや「ホテリアー」の主要キャスト2名が出ていて楽しみましたが、主役の2人の吹き替えがかなり変、後でテロップを見ると普通の俳優さんがやってました。やっぱ難しいものなんですね。

 観たい映画は録って残し(未視聴)、どうでもいい映画はテープを空けるために観る、というパターンが続き、これではイカンと考え直し、手近にある観たいものを優先的に観ることにしました。

 まずはネットで以前拾ったこの韓国映画(さすがに韓国物は字幕付きのものを見つけました。)、伏線とオチに感動した「猟奇的な彼女」の姉妹編とのことで、スタッフと主演女優が同じです。

僕の彼女を紹介します <'04 韓>
 「猟奇的な彼女」と同様、強烈な個性の女性と普通の男性との恋物語、ジープの場面と風車の場面が印象的です(ちょっとクドイけど)。「猟奇的」より話の起伏は大きく、またヒロイン(チョン・ジヒョン)の魅力に頼る部分も大きい感じ。楽しみましたが、2時間のうち30分程は刈り込める気もします。
<<以下この作品および島田荘司初期作品のネタバレに付き厳重注意して下さい!! >>
 最後の衝撃のオチで初めてタイトルの意味が分かる仕掛けにビックリ!「占星術殺人事件」→「異邦の騎士」と読んだ気分とでも言いましょうか。

 これから観る方は、必ず「猟奇的な彼女」を先に観て下さい。自分も「猟奇的」をもう一度観てみようと思ってます。

2008年5月21日水曜日

妄想のフィービー - 初体験/リッジモント・ハイ

 おえぇ、あの展開から、しかもオリごとき(失礼!)に負けるなんて…、パのチームは「JFKを打っちゃいけない」という不文律を分かってないから困ります、空気読んで下さい。

 快晴で夏日になろうかという陽気、テニス日和ってことで仕事を休んで試合へ、初戦で高校生に負けて昼には暇になりましたが、同じ有明で学生の試合もやっており、後輩の応援もしてきました。

 先日「パラダイス」を観てこの作品も観たくなり、以前ネットで拾ってDVD-Rに焼いてあったものを発掘、ただ例によってCRCエラーが出て、ファイルを読み取るのに苦労しました。

初体験/リッジモント・ハイ <'82 米>
 当時のヒットナンバーをバックに高校生の青春が描かれる群像劇、特に激しい展開も無く淡々と終わります。プールサイドの空想シーンでのフィービー(実は脇役)には何度観ても溜め息が出ます。主役のジェニファー・ジェイソン・リーにも拍手! 無名時代のニコラス・ケイジも出ています。当時17歳で夜間労働をさせられず端役になったとか。

 「パラダイス」同様、一度観た作品なので字幕無しでもOKと思ったのですが、言ってることが半分も解りませんでした(涙)、特にショーン・ペンが聴き取り辛かった…。

 日本ではB級映画扱いですが、本国ではFTARHと呼ばれ親しまれており、先年青春映画のオールタイムベスト10に選出された程、IMDbを見る限り様々なディテイルが「あるある!」って感じでウケているみたいです。個人的には80年代初頭で既に高校の試験にマークシートが使われているのに驚きました。

 今夜は遂にC.リーグ決勝、開始は4時近いので一度寝るかどうか思案中です。

2008年5月20日火曜日

楽園のフィービー - パラダイス

 予報通り朝方は台風並みの大荒れ、ただ午後遅くには晴れ間も出てきました。台風から吹き込む暖気のせいか気温も最低17度、最高24度とここ数日では一番高め、ただ昨日同様それを余り感じません。

 今日は先日ネットで拾った映画から、以前から完全版を観たいと思っていたものですが、100%個人的趣味。

パラダイス <'82 カナダ>
 「青い珊瑚礁」のエピゴーネン、つまり孤島2人きり系青春映画にしてフィービー・ケイツのデビュー作、アップになる数カットを除けば(ブルック・シールズと違って)泳ぐシーンなどボディ・ダブルを使わず本人が演じてます。改めて観てもフィービーはとことんキュート。それだけかよ、とツッこまれそうですが、それだけで十分です、ハイ。

 よくある様に主題曲は日本で勝手に付けた物かと思っていたら、ちゃんとオリジナル版でも流れており、しかも歌っているのがフィービー自身と知って驚き。

 因みに先日のミラジョヴォも同様のまねっこ映画に出ています、未見ゆえちょっと興味あり。

 今夜もDREAM3中継パート2が楽しみです。でも半分以上は土曜の再放送かも。

2008年5月17日土曜日

豪華豪快な祝典 - 川本統脩&秋山紀夫&ソニー吹奏楽団

 昨日深夜、ふと観たフツーのジャニーズ系トーク番組にあの草間彌生(世界的な個性派アーティスト)が出てきてビックリ!しかも普通に話していてまたビックリ!

 まあ、実は彼女の存在を寡聞にして知らず、数年前にあるピアニストの方に薦められて展示「クサマトリックス」に行き衝撃を受けた程度なんですけど、そこで見たビデオ素材の中の彼女は普通の番組では放送禁止状態だったので。

 3日連続して平年並みの気温で穏やかな好天、午前テニス、午後コンサートと典型的休日、先日の冷気で余程身体がなまっているのか、20度ちょっとの気温が25度以上に感じます。

 午後のソニー吹奏楽団を聴くのは初めてですが、歴史ある楽団の様でこれが創立50周年記念コンサート、委嘱作品の世界初演もあります。しかも40周年記念時にはあのA.リードに委嘱作を書いて貰ってるとのこと。

 記憶に無い位久し振りに行ったゆうぽうとホールは昔ながらの公会堂って感じ、こういう会場も好きです。

5月17日(土) 五反田ゆうぽうと
 川本統脩&秋山紀夫指揮ソニー吹奏楽団 ショスタコーヴィチ 祝典序曲、オルフ カルミナ・ブラーナなど
全体は3部構成、第1部では委嘱作やリードの作品など、そして一番盛り上がったのが第2部、OB・OGも参加して総勢100名近く、Tp,Tb,Hr,Tuba族それぞれ7、8本ずつは壮観、しかも「祝典序曲」では更に2階から10本のバンダ(他団体の客演)も加わって豪快な音の奔流、また「セントルイス・ブルース・マーチ」で中学時代よく聴いていたグレン・ミラーを思い出してウルウル、ここでアンコールにディキシーランド・ジャズ。最後の第3部では「カルミナ・ブラーナ」から半分程を抜粋、まずまずのスケール感ながら合唱にPAを使っていたのがやや違和感、共演のソプラノ独唱と合唱と一緒のアンコールは「ジャンニ・スキッキ」(の有名曲)と威風堂々でした。

 司会もついており、彼女によると、マーチ「ボギー大佐」が人名ではなくてゴルフのボギーが由来、しかもボギーを叩いた時に周りが発する「がっかり」音が主題の最初の2音となっているとの由、初めて知りました。

 これから帰って(留守録されてる筈の)DREAM3が楽しみです。

2008年5月16日金曜日

オカルトとミステリーの併存 - ウィリアム・ホープ・ホジスン「幽霊狩人カーナッキの事件簿」

 木曜深夜に始まって数回の「HEROES」、確かに「4400」と少しかぶってますが、映像がスタイリッシュでより面白そうです。

 昨日に続き穏やかに晴れた一日、一昨日までの低温のせいか平年並みの気温でも初夏を感じます。この季節特有、例の青臭さもぐっとアップです。

 本日は「ライノクス殺人事件」と時を同じくして創元から復刊されたW.H.ホジスンの古典、クイーンの定員に選ばれており、しかもカーが古今東西ベスト10ミステリー短編の一つに挙げた「見えざるもの」を所収する短編集です。

 本屋で発見し狂喜して即購入、自分には幻の短編だった作品が遂に読めました。

幽霊狩人カーナッキの事件簿 ウィリアム・ホープ・ホジスン
 ゴーストバスターの割には人並みに怖がりのカーナッキが数々の怪奇現象に挑む短編集、ある時は超自然現象として、またある時は人為現象として合理的に解決するところが個性的、何故か「礼拝堂の怪」と改題されていた「見えざるもの」は期待した程ではありませんでした。諸処の理由によりタッチの違う4編が後半に配されてます。

 実は見落としていただけで、1994年に角川ホラー文庫で出てました、我ながら注意不足。

 明日は吹奏楽で「カルミナ・ブラーナ」を聴く予定です。

2008年5月14日水曜日

黄金時代のプチ異色作 - フィリップ・マクドナルド「ライノクス殺人事件」

 先日の対横浜初戦もそうでしたが、いい投手にいいピッチングされると如何ともし難いですね。

 本日も雨、気温は昨日より少しマシとはいえ最高で13度位と相変わらず低め、ただ夕方雨がほぼあがって以降、夜になってもずっとその温度が維持されてます。

 さっき初夏の風物詩、青臭い匂いを今年初めて察知しました。

 今日は最近読んだ本から、名のみ知られた古典の復刊です。フィリップ・マクドナルドと云えば昔は「黄金時代、幻の本格派」という印象で少ない翻訳も入手難、「鑢」が創元で復刊された時は狂喜したものです。ただ、期待し過ぎたせいか内容はとんと憶えてませんし、同様に創元から出た「ゲスリン最後の事件」も読んでる筈ですが内容を忘れてます。その頃のミニブームを忘れた頃になってまた創元が頑張ってくれました。

ライノクス殺人事件 フィリップ・マクドナルド
 結末から始まり発端に終わるという、当時としては実験的な構成で怪死事件が描かれます。事件がシンプルゆえネタが割れやすいのが難点ですが、その場合でも後半は別の仕掛けが楽しめます。本格ベースながらちょっと味の違う小品といった印象です。

 カー「九つの答」の如きお遊びも楽しめますが、それより20年も前に書かれています。

2008年5月13日火曜日

アップ&ダウンの第2作 - バイオハザード II

意図的に開始をずらし昨夜ようやくスタートの「CHANGE」、勿体ぶっただけあって豪華出演陣となかなかの脚本でした。あと週末では「キミ犯」の「未来遊園地」ネタと、「猟奇的な彼女」での元ネタ映画(ここ数年で一番印象に残った作品)を知る者のみ驚く仕掛けにニンマリ。

 終日軽い雨、気温は更に下がって最高でも12度、今日が底であることを願います。

 本日はテープの余白を空けるために観た映画から(相変わらず重要度の低い映画から順に消化する不合理な態度)、人気ゲームソフトが原作(?)のSFシリーズ第2作、1作目も観てますが、ミラ・ジョヴォヴィッチのサービスカット以外はよく憶えてません。

バイオハザード II アポカリプス <'04 カナダ/英>
 ウィルスで周りがゾンビ化した状況からのサバイバルSFアクション、新キャラの一人はミラジョヴォとキャラが若干かぶってますが、これは原作ソフトの忠実な再現とのこと、アクション度は多分パワーアップしてますが、サービスカットはパワーダウン、またラストは3作目を意識した作りになってます。あとカット割りが細かくて少し見づらかったです。

 「スピーシーズ」「エイリアン」シリーズなど色んな映画のパロディ(オマージュ?)の香りも、また先日の「アイ・アム・レジェンド」と犬がかぶってました(笑)。

2008年5月9日金曜日

「地球最後の男」第3版 - アイ・アム・レジェンド

いやあ、昨日「負けてもいい」と書いたらホントに負けちゃいましたね。まあ無問題、それより巨人が予定通り中日を叩いてくれることに期待。

 昨日の余波か、今朝も何回か揺れてました。本日もまずまずの陽気で気温も平年より高め、ただ夕方からは不穏な風が、週末は下り坂か。

 昨夜の「コマ大」の問題には完敗、またホルスト「惑星」の(木星じゃなくて)天王星が使われていてビックリ。 

 花粉症(になったかどうかは不明ですが)対策として愛食している500gプレーンヨーグルトが、近所のスーパーで99円から118円に値上げ!ショックです。もう1種500g99円の製品がありそっちは余り売れていないせいか値段据え置き、でもプレーンと称している癖に寒天が入っていて好みじゃない…。

 今日は最近Webで拾った映画から、あの「ある日どこかで」のリチャード・マシスン原作の古典的SFの3度目の映画化作品です。マシスン自身が脚本に加わった1度目は観たような観てないような、C.ヘストンの2度目「オメガマン」は確実に観てますが内容は忘却、原作も未読です。

アイ・アム・レジェンド <'07 米>
 突然の災厄で自分以外の人類が絶滅したと思える境遇に置かれた主人公の奮闘を描くSF、どうやって撮ったのか(合成やCGを活用?)と思うような近未来の映像は圧巻ですが、後段のアクション重視の展開は賛否が分かれるかも、原作への忠実度も不明ですが、それなりに退屈せず楽しめました。また自分は猫派なのでそれ程でもありませんが、犬好きの人はキュンとするのでは。

 先日の「タイムマシン」よりも寧ろこっちの方がH.G.ウェルズの描いた未来世界に近いイメージでした。

 知人の厚意により明日の新国「軍人たち」への参戦決定です!

2008年5月5日月曜日

Z席初挑戦

 またもトシで夜が弱くなったのか、昨夜は天皇杯(中央競馬ダイジェスト)を観る前に沈没してガックリ、また勝ちパターンからサヨナラ負けの阪神にもガッカリ、ただ冷静に見れば後者はナゴヤドームで互角に闘ってるだけで上々かも。

 今日も曇りがちで時折雨のぱらつく一日、3日連続してすっきりしない天気で明日はもっと悪くなりそう、「GW後半は好天」という予報は何だったんでしょう。

 昨日右脚に不安を感じたのと、流せないタイプの練習だったのとで、本日のテニスをキャンセル、暇になったので、これまで試したことの無い新国のZ席にチャレンジしてみました。

 と言うのも、本日初日の「軍人たち」はWebで一部観た限り激しい演出、これをそのまま日本でやればかなりの話題となりそう、また音楽もオケが咆哮して面白そう、でも高いお金は出せないなあ、ならばZ席(1,500円)に初挑戦、といった次第。

 出陣前にどの位大変なのかをネットで少し調査、結局よく分からず、ただ「9:30に行き(10時販売開始)Z席ゲット」との記述を見つけ、ではと9時頃に現地入り。

 チケットカウンター前には列が無く、「ラッキー!」と思ったのも束の間、他所に列が出来ており、その最後尾へ。

 「本日の当日券、D席30枚、Z席34枚」との掲示があり自分は約30人目、この枚数が新国受付分の枚数なのか、他のチケットぴあ取り扱い分との合計なのかは不明ですが、もし前者なら余裕!と少しニヤニヤ。

 しかしどうやら後者だったらしく、D席を含めて買えたのは先頭から10人程度、ものの3、4分で「D席、Z席共に売り切れました」と言われ、残りの30名位はスゴスゴと解散です。

 という訳で、列の先頭の方々は多分相当な猛者でかなり長時間並んでいるのでしょうから、Z席を扱うチケットぴあに並ぶ方が合理的かな、というのが結論。

 因みに手ぶらで帰るのも口惜しいので、ちょっと遊んでから開演1時間前に新国に戻り、チケットカウンター前で「余ってそうな人から物もらい」作戦をやってみようかと思いましたが、これまた明らかにその作戦を実行している猛者が若干名いらっしゃって、とても敵わないと逃げ帰りました。

 やはり慣れない事はするな、ってことでしょうか。明日はアマオケのマーラーです。

2008年5月1日木曜日

ひ孫版タイムマシン - タイムマシン

いやあ、お見それいたしました、伊達公子、予選勝ち抜きだけでもビックリなのに、本戦で藤原里華にも勝っちゃうなんて。

 あっという間にもう5月、今日も快適な夏日でした。しかも何と網走では午前中に30度を超えたとか、ここ半月の北海道は凄いです。

 本日は先日観た映画から、H.G.ウェルズの古典SF、ジョージ・パルに続く2度目の映画化です(たぶん)。子供の頃読んだ原作はとても切ない話でしたが、映画ではどうでしょう。

タイムマシン <'02 米>
 原作者H.G.ウェルズのひ孫が監督したとのこと、恋人を救うために主人公がタイムマシンを作る設定となってます。原作を大胆に変えつつも、未来世界の基本設定など少し残してしまったためか、後半やや陳腐になったり、タイムパラドックスの扱いが中途半端になったりしたのが残念。でも映像は綺麗だし、それなりに楽しめました。

 原作の切ない部分は100%カット、代わりの切なさが微量加わっていました。