午後に川崎で3番を聴いた後に池袋で臨んだのがこの6番、このオケは初めてな気がします(がずっと昔に聴いて忘れてるだけかも)、創立35周年の大曲とのこと。
2月5日(土) 東京芸術劇場
海老原光&豊島区管弦楽団 マーラー Sym6番
緩徐楽章が第2楽章となる今風の順序、オケは2ndVnとVlaを入れ替えた対向配置で、弦バスがずらっと最後列に、こうなるとパーカッションの場所がなくなるので両翼に分散、木槌で台を2度叩いたハンマーは左隅の最前部、そして何とチェレスタがオケのど真ん中でした。各パート達者でオケの実力を感じ、終楽章コーダのTbの掛け合いなど聴き惚れました。指揮姿が個性的でカッコいい海老原氏は、何度もジャンプしたり(アンダンテですら1度ジャンプ!)、左手がゲルギエフっぽかったりと存在感抜群、度々急加速したり、急に減速してタメを作ったりする棒に、乱れながらもついていったのはオケが上手だからでしょう。
オーケストラ演奏の主役は勿論指揮者、しかしアマチュアは趣味で、つまり自分でお金を払い、自分の愉しみのためにやっている、という特殊性があるため、アマの主役はある意味オケ、よって客演する指揮者は"自分のやりたい演奏"と"オケのやりたい演奏・やれる演奏"との妥協点を見つける作業が必要になるので、これだけ指揮者の個性が前面に出る演奏会は珍しい気がします。
この週末は3つの演奏会が全て当たり、滅多に無い幸せでした。
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