2012年7月16日月曜日

真夏日に重厚長大のマーラー - 米津俊広&高田馬場管のマーラー6番

未明に地震、一発で覚醒する程の縦揺れで、来るべき横揺れに備えて慌ててテープの山を押さえに走りましたが、その後の揺れはそれ程でもなく震度は3位、またも近場震源の模様。

 あとツールのピレネー初日で起きた鋲撒き事件、そしてその翌日にはオイル撒きも、とても悲しいです。

 完璧な晴れ、朝の最低25.5度は今季最高クラス、日中の最高31.7度は過去2日に比べて少し落ちますが、梅雨の晴れ間っぽかったその2日間に比べると今日は梅雨明けに近い陽気、よりいい日和に感じます。

 今日は海の日、絶好の海日和、なのに勿論海の予定など無く(涙)、見方を変えるとテニス日和、なのに練習場所も無く(涙)、朝寝してからアマオケによるマーラーのハシゴへ出陣、まず午後に聴いたのは高田馬場管による6番、このオケを聴くのは初めて?と思い日記を紐解くと、かなり昔にシベ2を聴いていました。

7月16日(月・祝) 練馬文化センター
 米津俊広指揮高田馬場管絃楽団 ブラウニチャール 交響的序奏「マティヤシュ王」、マーラー Sym6番
 本日の指揮者米津俊広氏はスロベニアを拠点に活動する人らしく、前半のそのお国物、20世紀の作曲家ブラウニチャールのこの作品はスロベニア・フィルの来日公演以外では本邦初、大編成オケでいきなりブラスが吼える10分程の曲、特にHrの鳴りがよかったです。前半とコンミスが交替した後半マーラーは苦手な曲順(大好きな緩徐楽章が第2楽章)、冒頭からいきなり低弦が迫力、木管が5本ずつ、Hr8本、Tp6本揃ったオケは全体的になかなかの安定度、Tb中心にブラスが最後までがっつり鳴り(Tpトップは死んでましたが(笑))、木管の思い切りのよい吹きっぷり(とベルアップ)も見事、あとカウベルは多い時は5人で鳴らしてました。米津氏はクセのある表現は無いながらもゆったりテンポで重厚長大系の音作り、所々でこれまで目立たなかったパートにも光を当てるバランスも、弦がまずまず鳴った第2楽章(アンダンテ)の頂点が個人的には白眉、終楽章のハンマーは楽譜通り2回、白い粉の舞い上がる木の台をぶっ叩いてました。アンコールもやはり指揮者の好みでスロベニアではポピュラーなワルツ風の曲、スロベニアのオケの演奏旅行では必ずアンコールにやる演目とのこと。

 この後、連れとベジポタ系のラーメン店を経由して国立音大へ、準メルクル指揮する「復活」です。この感想は次の記事で。

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