2012年7月31日火曜日

ルイージ&PMFのペトルーシュカ、悲愴

日中は33度台と今日もまずまずいい感じの晴天、ただ朝の最低は22度弱と久々の平年値で、朝夕はここ数日より明らかに涼しくなってます、残念。

 昼休みの壁打ちでは5分足らずでボールを場外、と言うか塀の中に打ち込みロスト(涙)、仕方無く日向ぼっこに専念。

 夜はルイージ&PMFの第2夜、彼の指揮でマーラー・R.シュトラウス以外を聴くのは初めてかも、そして昨夜気になった禿げHrトップが若禿げなのか否か、双眼鏡で確認するのも本日の重要な任務の一つです。

7月31日(火) サントリーホール
 ファビオ・ルイージ指揮PMFオーケストラ ストラヴィンスキー ペトルーシュカ、チャイコフスキー Sym6番
昨夜はコンマスだったのに今日は(美人)コンミス、前半ストラヴィンスキーは1947年版、ルイージは昨夜程指示は細かくなく、各所でテンポを動かしつつ、全体的にやや速めでメリハリある表現、ただオケの揃いが今一つでシャープさは薄め、Tpソロ、Flソロが見事で豪快なTubaが存在感、クライマックスの行進曲風の部分での加速しながらの高揚感と迫力はなかなか、でそこから急転直下一瞬のコーダで終幕、そう、喧騒の後静かになって化けて出る場面がカットされた演奏会用バージョン、これを実演で聴くのは初めて。
 後半のチャイコフスキー、ブラスは総入れ替えかと思えば前半のメンバーから人を減らしただけ、逆に木管はほぼ人が入れ替わり、前半より地味めのメンツ。ルイージは特に弱音に注意を払いつつ(第1楽章展開部前は最近珍しいFg→バスクラ代用作戦)、要所で独特なタメや変わった強弱を付ける個性的な表現、弦中心の音作りでブラスは抑えめ、弦はやや伸びに欠ける反面、アタック・刻み系は迫力があり、第3楽章行進曲ではブラスに勝ってる程、その後ぱらぱら拍手を挟んで(笑)の終楽章、まずまず弦がうねり、最後は長時間掛けて消え入るように終わった後、10秒近い黙祷の後に拍手、アンコールは今日も無し。

 結局禿げHr奏者は登場しないまま、両日渡された(やや貧相な)無料パンフにメンバー表は無く、500円の有料パンフで手掛かりを、と見に行けどサンプルはおろか現物が一切置いてなくて、彼の存在は謎のままでした。

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