2013年7月30日火曜日

メルクル&PMFの幻想

 朝は調布で試合、夜はサントリーので当初予定ではずっと東京にいる積りでしたが、即負けで10時半には暇になったため一旦茨城に戻ることに。

 午後職場に出てしばし顔を繋いで、夕方には再び東京へ、メルクル&PMFの2連戦、第1夜は幻想です。

7月30日(火) サントリーホール
 準・メルクル指揮PMFオーケストラ ブルッフ Vn協1番、ベルリオーズ 幻想Sym
前半のブルッフ(自分にはアルプスSymとばらの騎士の元ネタ)のソリストはレーピン、すっかり中年になり、やや雑な印象も、盛大な拍手に応え、オケの弦セクションのピッツィカートをバックに指クルクル系の定番「ヴェニスの謝肉祭」を、パガニーニ編とのこと。
 後半はお目当てベルリオーズ、Tpは4本(うち2本コルネット、でも第2楽章は通常版)、Hr6,Tb4は多め、メルクルは冒頭のVnの動機からかなり大げさな強弱を付け、その後も時々個性的な表現、特に第4楽章で楽譜には無さそうな強弱を多く付けていたのが印象的、マーラーの時と同様、速い部分はより速く、の傾向があり、第1楽章はオケが付ききれない部分も、第2楽章のワルツもいま一つお洒落になりきれない感、第3楽章の草笛は2階LD手前通路から、終楽章の鐘は舞台裏左手、弦はそれなりの音量ながらやや伸びに欠ける気も、木管はObやアングレ、Flなどさすが、ブラス陣は爆発レベルではないにせよそれなりの厚み、終楽章ラストは思ったほどテンポを追い込まず、がっつり朗々と。いつの間にか草笛Obも合流し、Tpも1本増えてのアンコールはホルスト"木星"を短くアレンジした曲を、「普通に木星をやった方がずっといいのに」とやや不満でしたが、どうやら邦人編曲で歌詞も付けて「PMF賛歌」として前からあるアレンジ物のこと。

 Clトップは上手でしたが禿げてました、去年のHrトップと同じで、PMFアメリカと称するアメリカオケからの教授陣かも。

 明日の第2夜はマーラー5番、木星でトップを吹いていたTpは高音に強そうだったので期待が高まります。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

通りすがりですが、クラリネットのトップは学生でした。禿げていますが。

pic1025 さんのコメント...

何と!貴重な情報有難うございました!
やはり外人さんの20代はあなどれませんね。

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