2013年12月15日日曜日

3番づくしでルーシーに存在感 - 田部井剛&港北区民響のシベリウスとサン=サーンス

 午前中荻窪でショスタコ12番を聴いた後、みなとみらいへ移動して聴いたのは初めてのオケ、シベリウスとサン=サーンスの3番そろい踏み、と個性的なプログラムです。

 あとメインのサン=サーンス3番、通常は年に1度聴くか聴かないかの曲なのに、今年は例年以上でもう3度目、しかもサントリートリフォニー、ときてみなとみらい、と異なるホールのオルガンが味わえます。ただ指揮者は前回と同じです。

12月15日(日) みなとみらいホール
 田部井剛指揮港北区民交響楽団 芥川也寸志 交響管弦楽のための音楽、シベリウス Sym3番、サン=サーンス Sym3番
 最初の芥川は3管大編成で2楽章10分程の小曲、第2楽章冒頭のTbがカッコ良かったです。続くシベリウスはややマイナーな3番、第1楽章でのTpとTb、および終楽章でのTbが朗々としていい鳴り。休憩を挟みサン=サーンス、オケは管が安定しており、特にブラスはハーモニー系のパッセージが音色音量共に見事、そしてここのオルガン("ルーシー"って名前らしい)の音がデカくて存在感ばっちり、第2楽章第2部冒頭の壮麗さなど過去同曲最高(滅多に座れない2階席正面のせいかも)、ブラスの分厚い鳴りとも相俟って最後は荘厳サウンド、田部井氏のテンポの追い込みはザッツ管の時より抑え目でしたがラスト1音は史上最長クラスの長さでした。アンコールは上手なFlソロをフィーチャーしてフォーレ"パヴァーヌ"。

 その後は先日失くした(失くされた)マフラーを回収するべく後輩がクリパをやっている下北へ、早めに着いたので気になっていた鶏そばの新店を訪問、かなり好みでうっかり替え玉。

 差し入れと交換にマフラーを回収しパーティはそこそこに脱出、9時過ぎには地元に復帰、いつの間にか月がかなり円くなってます。

0 件のコメント:

コメントを投稿