2014年6月21日土曜日

ジェイコブはヤコブ? - 十九歳のジェイコブ

 曇り時々晴れ、時々小雨、最高28度台と気温まずまず、朝東京に出て午前中はテニス、午後は舞台を連投、片方は例によって奇特な方からの頂き物、当初観劇はこちらだけの予定でした。

 テニス後まず急いで向かったのは初台、「新国攻めてる」「体当たりの演技」などの劇評を読んで「演出エロいのかなぁ」などと妄想を膨らませていた(笑)時、丁度テニスと夕方の観劇の間の空いている時間帯でかつ最前列が安値で掲示板に出ていたのを見て、うっかり発作的に前日入手したもの、原作は中上健次の傑作小説とのこと(ですが勉強不足で知りません)。

6月21日(土) 新国立劇場 小劇場
 十九歳のジェイコブ
ドラッグとセックスに明け暮れる若者の無軌道を描く不条理劇、休憩無しの2時間 高さの異なる傾いたベンチ?の配置を色々変えるだけのシンプルな舞台装置、メッセージ性強めのセリフはスクリーン投影する字幕を活用、レトロな赤電話がキーアイテム(っぽいんだけど自分にはよく判らず)、音楽(特にジャズ)がカッコよく、エロ度は期待より低め、しかもシーツを使った1番の体当たり演出は席位置(右端)の関係で余り見えず(涙)、現実と妄想が混然とする内容は映画「ジェイコブス・ラダー」を思い出しました。ジェイコブ役の無表情が個性なのか虚無感を表しているのか微妙。

 連想した"ヤコブの梯子"ならぬ、舞台のハシゴのためダッシュで次の会場へ、それは次の記事で。

0 件のコメント:

コメントを投稿