早起きして都心に出て午前はなごなごテニス、しばし時間を潰して午後はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第3弾、前回の2番が良かったし、個人的に1番好きな3番だけに期待は高まるばかり。
2月28日(土) オーチャードホール
山田和樹&日フィル 武満徹 3つの映画音楽、マーラー Sym3番
前半の武満は弦楽曲で10数分、後半マーラーはHr8,Tp4,Tb4、前回の2番と比べパーカッションやブラスのキレ悪く、弦の響きも薄め(弦に関してはオーチャード3階最後列から1列前になっただけで響きが違うのかも)、Tbソロは表情豊かにやろうとして野趣が不足気味、相変わらずリハ不足なのかオケと合わない部分が散見し、第1楽章コーダは激しい追い込みなれど切れ味今ひとつ、第1楽章後に音合わせ&女声約80名、児童合唱約30名がオケ後方雛壇へ、第2楽章と終楽章は遅めテンポ基調に情感豊かに歌う表現、なれど意図の半分程度か、第2楽章後にアルトソロが指揮者前に入場、第3楽章ポストHrソロは外人首席が舞台裏で専業、Tpっぽい音色だと思ったらやはりロータリーTp(かコルネット)、合唱は第4楽章が終わると同時に立ってすぐ歌い出し(そのせいで鐘が出遅れてました)、終楽章序盤チェロの旋律で座る趣向。アシ無しTpトップはやや不調で、「これじゃあ終楽章のppコラールは持たないんじゃ」と思っているとそのコラール、何とピッコロ(かその位短い管)に持ち替えて黒布をかぶせて使用(プロがこんなことやるの初めて見ました!休符以降は通常の管に戻してましたけど)、その後クライマックスでのブラス全体の鳴りやスケール感もぼちぼち程度、そしてラスト1音は長めでかつ消え入るようなフィニッシュ、今日のお客さんもお行儀良く拍手が起きるまで10数秒。
ツィクルス3曲目にして、またやりたいマーラーが見えなくなってしまいました。やはり強行スケジュールが良くないのか。
2015年2月28日土曜日
2015年2月23日月曜日
ティーレマン&ドレスデンのブルックナー9番
曇り時々小雨、最高10度台と思った程上がらなかった割には湿度のせいか寒さは感じず、今日も花粉症の軽い症状。
本日はティーレマン&ドレスデンの第2夜、ブルックナー9番です。この演目は横浜と併せ2公演あるせいか、昨日より空席が目立ちます。
2月24日(火) サントリーホール
クリスティアン・ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレ R.シュトラウス メタモルフォーゼン、ブルックナー Sym9番
前半メタモルフォーゼンは通常に近い配置、実演は初めて、ホントに23人違う楽譜で(当たり前ですが…)大変な曲だなあ、と、弦楽四重奏ならぬ二十三重奏の趣、個人的には美人Vla奏者に釘付け、音が消えてから拍手まで20秒弱の沈黙。後半ブルックナーはいつも通り対向配置になってHr9(ワーグナーチューバ持ち替え4),Tp5,Tb3、Obトップが昨夜と違う人でビックリ!(昨日の女性トップは乗ってないのでは)、Hrトップは昨日のジークフリートの人、ややゆったりテンポベースに弦管合わせて重厚サウンド、各主題を振幅大きく歌い込むのが特徴的、第2楽章最初の主題提示で弦を全力で弾かせていたのが印象的、そして第3楽章クライマックスでの不協和音の咆哮が聴いたことのない長さ、その後にこれまた長ーいパウゼ、そこからの弦の刻みとHrのクレッシェンドが壮烈、とこの辺りが本日の白眉、音が消えてから棒を降ろして脱力するまで20秒、更に拍手が始まるまで5秒、と今日も行儀のいいお客さん、アンコールは無し、残念。
本日はティーレマン&ドレスデンの第2夜、ブルックナー9番です。この演目は横浜と併せ2公演あるせいか、昨日より空席が目立ちます。
2月24日(火) サントリーホール
クリスティアン・ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレ R.シュトラウス メタモルフォーゼン、ブルックナー Sym9番
前半メタモルフォーゼンは通常に近い配置、実演は初めて、ホントに23人違う楽譜で(当たり前ですが…)大変な曲だなあ、と、弦楽四重奏ならぬ二十三重奏の趣、個人的には美人Vla奏者に釘付け、音が消えてから拍手まで20秒弱の沈黙。後半ブルックナーはいつも通り対向配置になってHr9(ワーグナーチューバ持ち替え4),Tp5,Tb3、Obトップが昨夜と違う人でビックリ!(昨日の女性トップは乗ってないのでは)、Hrトップは昨日のジークフリートの人、ややゆったりテンポベースに弦管合わせて重厚サウンド、各主題を振幅大きく歌い込むのが特徴的、第2楽章最初の主題提示で弦を全力で弾かせていたのが印象的、そして第3楽章クライマックスでの不協和音の咆哮が聴いたことのない長さ、その後にこれまた長ーいパウゼ、そこからの弦の刻みとHrのクレッシェンドが壮烈、とこの辺りが本日の白眉、音が消えてから棒を降ろして脱力するまで20秒、更に拍手が始まるまで5秒、と今日も行儀のいいお客さん、アンコールは無し、残念。
ティーレマン&ドレスデンの英雄の生涯
予報通り気温はどんどん上昇して最高17度!今年初めて春っぽい、じゃなくて春の陽気、構内の白梅も気が付けば8分咲き。
花粉症も今季MAX、とは言え乳酸菌カプセル効果か、症状は余裕で許容範囲内。
今夜からティーレマン&ドレスデンの2連戦、まずは英雄の生涯、最安9000円席は昨年ヤフオク20連敗!したので、今年はダメ元で入札しまくったせいか7-8連敗程度でGET、と言うかダブり入手する始末。
2月23日(月) サントリーホール
クリスティアン・ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレ リスト オルフェウス、ワーグナー ジークフリート牧歌、R.シュトラウス 英雄の生涯
弦バスが左奥にくる対向配置、リストはHr4,Tp3,Tb3、Hrに東洋系の女性奏者がいてビックリ、そのHrを含め木管全体の見事な均質性に感歎、金管が加わっても調和の取れたままの巨大音塊に陶然、続くワーグナーは叙情性や中間部の激しさはほどほど、Hrソロが馬鹿ウマ、しかも前回と違い少し色気もあってGOOD。
後半R.シュトラウスはHr9,Tp5,Tb3+ユーホ、ティーレマンは思ったより粘りやケレン味は少なめ、緩徐部ではそれなりに粘ってますが、強奏部は割とストレート、ただここ一番、って要所だけ思いっ切りのタメ、特に戦いに勝利した後の見得の切り方は期待通り、コンマスソロは水際立ってカッコよく(ただ"伴侶"って感じではないかも)、Hrソロはジークフリートとは別の奏者で色気薄く残念、ブラス全体は重厚な吹きっぷり、木管は批評家のシーンではSクラ筆頭に思い切りよく、また全強奏の際でも金管に埋もれない音量が見事、あといつもやや退屈する回想・晩年のシーンも表情豊かで楽しめました、アンコールは"ローエングリン"第3幕前奏、両端の重厚さはは勿論のこと、テンポを落とした中間部が極めて表情豊か。
英雄の生涯ではラスト1音が消えてからも20秒弱の静寂、今日のお客さんは行儀がよかったです(笑)。
花粉症も今季MAX、とは言え乳酸菌カプセル効果か、症状は余裕で許容範囲内。
今夜からティーレマン&ドレスデンの2連戦、まずは英雄の生涯、最安9000円席は昨年ヤフオク20連敗!したので、今年はダメ元で入札しまくったせいか7-8連敗程度でGET、と言うかダブり入手する始末。
2月23日(月) サントリーホール
クリスティアン・ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレ リスト オルフェウス、ワーグナー ジークフリート牧歌、R.シュトラウス 英雄の生涯
弦バスが左奥にくる対向配置、リストはHr4,Tp3,Tb3、Hrに東洋系の女性奏者がいてビックリ、そのHrを含め木管全体の見事な均質性に感歎、金管が加わっても調和の取れたままの巨大音塊に陶然、続くワーグナーは叙情性や中間部の激しさはほどほど、Hrソロが馬鹿ウマ、しかも前回と違い少し色気もあってGOOD。
後半R.シュトラウスはHr9,Tp5,Tb3+ユーホ、ティーレマンは思ったより粘りやケレン味は少なめ、緩徐部ではそれなりに粘ってますが、強奏部は割とストレート、ただここ一番、って要所だけ思いっ切りのタメ、特に戦いに勝利した後の見得の切り方は期待通り、コンマスソロは水際立ってカッコよく(ただ"伴侶"って感じではないかも)、Hrソロはジークフリートとは別の奏者で色気薄く残念、ブラス全体は重厚な吹きっぷり、木管は批評家のシーンではSクラ筆頭に思い切りよく、また全強奏の際でも金管に埋もれない音量が見事、あといつもやや退屈する回想・晩年のシーンも表情豊かで楽しめました、アンコールは"ローエングリン"第3幕前奏、両端の重厚さはは勿論のこと、テンポを落とした中間部が極めて表情豊か。
英雄の生涯ではラスト1音が消えてからも20秒弱の静寂、今日のお客さんは行儀がよかったです(笑)。
2015年2月22日日曜日
ヤングヤマカズ&日フィルの豪快2番
遂に実現!メイウェザーvs.パッキャオ、夢の対決はGWとのこと、まあ、かなーり賞味期限切れでは、ありますが…。
早起きして東京に出るも小雨で練習中止、無線の入るアキバのマックで時間を潰し、午後はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第2弾へ。
ただ雨はすぐ上がり「練習出来たのに」と口惜しい思い。
渋谷ブックオフで100円本3冊無料をGETしてオーチャードへ、何故か3階バルコニー(松や祭のバンダが入ったりする所)に立ち見客、こんなの初めて見たかも、各ブロックきっちり3人ずついるので無断立ち入りでは無さそう、あれが正規販売なら最安席だろうから、次から要チェックかも(内部情報が無いと無理か・・・)。
2月22日(日) オーチャードホール
山田和樹&日フィル 武満徹 混声合唱のための「うた」、マーラー Sym2番
前半の武満はアカペラの合唱曲が5つ、舞台に30人程の混声合唱(東京混声合唱団)が指揮者を囲み2列に、しかも珍しく?男女ほぼ交互に並んでます。休憩後のマーラー、オケ後方の雛壇に約200人の合唱が最初からスタンバイ、ブラスはHr6,Tp7,Tb4、1番の時はアク薄め、メリハリくっきり、緩徐部はそこそこの情感、という程度だった表現が、より激しくより劇的になり粘る部分も増量した感じ、特にパーカッションが強め、第1楽章後に音合わせ&ソリストが指揮者前に入場、して時間を稼ぐも1分ちょっとで5分には遠く及ばず、第2楽章終盤のテンポを遅めて情感豊かにやろうとしたのが印象的、ただこの箇所を含めリハ不足なのか、各所で意外なパートの強調(しかも説得力あり)など新しいサウンドがある反面、時にやや平板な部分もあり、加えて合わない部分や「曲知ってるの?」という入り間違いも散見、終楽章冒頭の爆発が静まる箇所でのHpの強調が鮮やか、その後1度目のディエスイレ主題では情感たっぷりTbソロの後に音小さく平板なTpソロがアンバランス、2度目のディエスイレ主題ではブラスのffコラールが壮麗、その直後に合唱が起立する珍しい趣向、続く打楽器のクレッシェンドは30秒弱とシュテンツ&N響(50秒!)、メルクル&国立音大(30秒超)に次ぐ長さ、電子オルガン使用の終盤、バンダのHr4本が本隊後方に(計Hr10)、Tp4本が舞台右脇に(計Tp11!)加わって大迫力、合唱も迫力、Tpトップはアシとマメに交替することで最後までハイトーン系ばっちり、オーチャード外野席を考慮すれば同曲史上最高クラスの迫力でした。
ツィクルス2曲目でやっと(ヤング)ヤマカズのマーラーが少し見えてきました。ただ大曲ゆえもっと全曲通じて意図が徹底すればかなり説得力のある素晴らしい演奏になったのでは。
早起きして東京に出るも小雨で練習中止、無線の入るアキバのマックで時間を潰し、午後はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第2弾へ。
ただ雨はすぐ上がり「練習出来たのに」と口惜しい思い。
渋谷ブックオフで100円本3冊無料をGETしてオーチャードへ、何故か3階バルコニー(松や祭のバンダが入ったりする所)に立ち見客、こんなの初めて見たかも、各ブロックきっちり3人ずついるので無断立ち入りでは無さそう、あれが正規販売なら最安席だろうから、次から要チェックかも(内部情報が無いと無理か・・・)。
2月22日(日) オーチャードホール
山田和樹&日フィル 武満徹 混声合唱のための「うた」、マーラー Sym2番
前半の武満はアカペラの合唱曲が5つ、舞台に30人程の混声合唱(東京混声合唱団)が指揮者を囲み2列に、しかも珍しく?男女ほぼ交互に並んでます。休憩後のマーラー、オケ後方の雛壇に約200人の合唱が最初からスタンバイ、ブラスはHr6,Tp7,Tb4、1番の時はアク薄め、メリハリくっきり、緩徐部はそこそこの情感、という程度だった表現が、より激しくより劇的になり粘る部分も増量した感じ、特にパーカッションが強め、第1楽章後に音合わせ&ソリストが指揮者前に入場、して時間を稼ぐも1分ちょっとで5分には遠く及ばず、第2楽章終盤のテンポを遅めて情感豊かにやろうとしたのが印象的、ただこの箇所を含めリハ不足なのか、各所で意外なパートの強調(しかも説得力あり)など新しいサウンドがある反面、時にやや平板な部分もあり、加えて合わない部分や「曲知ってるの?」という入り間違いも散見、終楽章冒頭の爆発が静まる箇所でのHpの強調が鮮やか、その後1度目のディエスイレ主題では情感たっぷりTbソロの後に音小さく平板なTpソロがアンバランス、2度目のディエスイレ主題ではブラスのffコラールが壮麗、その直後に合唱が起立する珍しい趣向、続く打楽器のクレッシェンドは30秒弱とシュテンツ&N響(50秒!)、メルクル&国立音大(30秒超)に次ぐ長さ、電子オルガン使用の終盤、バンダのHr4本が本隊後方に(計Hr10)、Tp4本が舞台右脇に(計Tp11!)加わって大迫力、合唱も迫力、Tpトップはアシとマメに交替することで最後までハイトーン系ばっちり、オーチャード外野席を考慮すれば同曲史上最高クラスの迫力でした。
ツィクルス2曲目でやっと(ヤング)ヤマカズのマーラーが少し見えてきました。ただ大曲ゆえもっと全曲通じて意図が徹底すればかなり説得力のある素晴らしい演奏になったのでは。
2015年2月21日土曜日
ソヒエフ&トゥールーズの展覧会再び
午前中は千葉でテニス合宿、昼過ぎに抜けて午後はソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管の初日へ、メインは展覧会の絵、前々回の来日時にも聴いてます、よく見りゃ前プロ1発目も同じ(牧神)、何で同じ曲やるかなぁー。
2月21日(土) サントリーホール
トゥガン・ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、サン=サーンス VnC、ムソルグスキー 展覧会の絵
最初の牧神はそこそこテンポを揺らす表現、続いてサン=サーンスのVn協(たぶん初めて)、澄んだ音色のソリスト、ルノー・カプソンは万雷の拍手に応えてグルックのしみじみ系をアンコール。後半の展覧会はHr5,Tp4,Tb3、棒を多く使うようになったソヒエフの指揮はゲルギエフとの相似点が前回より減少、細かい表情で時折個性的な味付けも、オケも前回よりは縦を少し合わせようとしてる感も、冒頭Tpソロはぶっきら棒、コンミス率いる弦は際立った音色や音量は無いけれど、ソヒエフの弦中心の音作りに応え、ボウイングも工夫して分厚い響き、特にゴールデンベルグは迫力、シュミイレのTpはピッコロ使用、古城のSaxとビドロのユーホは専業奏者、カタコンブのTbがMax近い吹きっぷりで本日の白眉、キエフの大門のブラスは8分程度でしかも最後はTpトップが息切れ気味ながら、ラスト1音は前回をも上回る長ーいクレッシェンド、アンコールは"カルメン"から2曲、まずFlソロの有名な間奏曲、次いで前奏曲をエネルギッシュに。
アンコールまで前回とほぼ同じでした(笑)、明日はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第2弾です!
2月21日(土) サントリーホール
トゥガン・ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、サン=サーンス VnC、ムソルグスキー 展覧会の絵
最初の牧神はそこそこテンポを揺らす表現、続いてサン=サーンスのVn協(たぶん初めて)、澄んだ音色のソリスト、ルノー・カプソンは万雷の拍手に応えてグルックのしみじみ系をアンコール。後半の展覧会はHr5,Tp4,Tb3、棒を多く使うようになったソヒエフの指揮はゲルギエフとの相似点が前回より減少、細かい表情で時折個性的な味付けも、オケも前回よりは縦を少し合わせようとしてる感も、冒頭Tpソロはぶっきら棒、コンミス率いる弦は際立った音色や音量は無いけれど、ソヒエフの弦中心の音作りに応え、ボウイングも工夫して分厚い響き、特にゴールデンベルグは迫力、シュミイレのTpはピッコロ使用、古城のSaxとビドロのユーホは専業奏者、カタコンブのTbがMax近い吹きっぷりで本日の白眉、キエフの大門のブラスは8分程度でしかも最後はTpトップが息切れ気味ながら、ラスト1音は前回をも上回る長ーいクレッシェンド、アンコールは"カルメン"から2曲、まずFlソロの有名な間奏曲、次いで前奏曲をエネルギッシュに。
アンコールまで前回とほぼ同じでした(笑)、明日はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第2弾です!
2015年2月19日木曜日
やや普通になった鬼才 - オール・アバウト・マイ・マザー <'98 スペイン>
晴れのち曇り、最高12度弱、湿度のせいか昼休みは微妙に春の空気感、壁打ちから戻ると軽い花粉症の症状、まだ乳酸菌ドーピングが効いている感あり。
本日は昨日観た映画から、'99年のアカデミー外国語映画賞、アルモドバル作品は20年程前「神経衰弱ぎりぎりの女たち」などメジャーになる前の数作を観ただけ、久し振りに観るか、と深夜帯ノーカット字幕放送っぽかったこともあり録画、4-5分カットされてた(涙)けど、ま、いいか。
観始めると「イヴの総て」(←タイトルはここから)「欲望という名の電車」をモチーフとしてる感ありあり、でも前者は遥か昔に観たような観てないような、後者は観たけれど内容全く記憶無し、と値打ち無しダメ人間(涙)。
オール・アバウト・マイ・マザー <'98 スペイン>
マドリードからバルセロナを舞台に悲運にもみしだかれる女性主人公とそれを取り巻く色々な"女"を描くドラマ、最初の皮肉な展開がなかなか強烈、ただ(一般的には十分変人ばかりですが)アルモドバルにしては普通っぽい登場人物と普通っぽい展開、と感じる内容が比較的淡々と進行、色彩も驚くほど控えめ、でも退屈しないのは120分にせず100分にまとめた点か、P.クルスが(「ハモンハモン」から大分経ってるのに)まだ若くて可愛い。
自分の中ではアルモドバル作品常連の馬面ピカソ顔女優が出てなかったのも違和感の一つ。
本日は昨日観た映画から、'99年のアカデミー外国語映画賞、アルモドバル作品は20年程前「神経衰弱ぎりぎりの女たち」などメジャーになる前の数作を観ただけ、久し振りに観るか、と深夜帯ノーカット字幕放送っぽかったこともあり録画、4-5分カットされてた(涙)けど、ま、いいか。
観始めると「イヴの総て」(←タイトルはここから)「欲望という名の電車」をモチーフとしてる感ありあり、でも前者は遥か昔に観たような観てないような、後者は観たけれど内容全く記憶無し、と値打ち無しダメ人間(涙)。
オール・アバウト・マイ・マザー <'98 スペイン>
マドリードからバルセロナを舞台に悲運にもみしだかれる女性主人公とそれを取り巻く色々な"女"を描くドラマ、最初の皮肉な展開がなかなか強烈、ただ(一般的には十分変人ばかりですが)アルモドバルにしては普通っぽい登場人物と普通っぽい展開、と感じる内容が比較的淡々と進行、色彩も驚くほど控えめ、でも退屈しないのは120分にせず100分にまとめた点か、P.クルスが(「ハモンハモン」から大分経ってるのに)まだ若くて可愛い。
自分の中ではアルモドバル作品常連の馬面ピカソ顔女優が出てなかったのも違和感の一つ。
2015年2月16日月曜日
春季ロイヤルSCオープン 2015
夜行バスは冬晴れの東京駅着、一服してからその足でロイヤルSCオープンへ、これが今年の(実質)初戦です。
例年なら1次予選(か良くても2次予選)でボコられる大会なのに、エントリー数激減で本直、1回戦サーブとフォアの速い学生にウィナーの山を築かれ4-6,2-6で敗退、本日のお小遣いは4200円。
青空に見事なうろこ雲、試合を待ってる時は少し寒かったですが、職場復帰した午後3時以降は12度台まで上がってややポカポカ。
今日貰ったアドバイス:
・サーブがセンター中心、ワイドをもっと多く
・ストロークもセンターが多くかつすぐ浅くなる、止まって打てる時はしっかりクロスに深く
例年なら1次予選(か良くても2次予選)でボコられる大会なのに、エントリー数激減で本直、1回戦サーブとフォアの速い学生にウィナーの山を築かれ4-6,2-6で敗退、本日のお小遣いは4200円。
青空に見事なうろこ雲、試合を待ってる時は少し寒かったですが、職場復帰した午後3時以降は12度台まで上がってややポカポカ。
今日貰ったアドバイス:
・サーブがセンター中心、ワイドをもっと多く
・ストロークもセンターが多くかつすぐ浅くなる、止まって打てる時はしっかりクロスに深く
2015年2月15日日曜日
窓を抜けるカメラ - シークレット・ウィンドウ <'04 米>
今クール安定して面白いと思うのは「デート」と「問題のあるレストラン」、後者で二階堂ふみって昔の石野陽子に似てる、って感じました。
土曜夜新宿発の高速バスで帰省の旅、途中の松代SAでは降り始めた雪が休憩の15分間でみるみる降り積もる凄い雪でしたが、石川は雨で雪は殆ど消えてました。
小雨の午前中に用事を済ませると昼からは晴れ、実家で一服してまた夜行バスで関東復帰。
本日は先週見た映画から、テレ東お昼枠でスティーブン・キング原作、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベローにティモシー・ハットンまで出てるとあっては気になって、かつ2時間枠でオリジナルの尺(96分)からノーカットと予想し録画視聴、でも少しカットされてました(涙)。
シークレット・ウィンドウ <'04 米>
J.デップ演じる作家が盗作の疑いをかけられ謎の男に悩まされるサスペンス、展開が予想されやすい反面、デップは出ずっぱりなのでファン向け、ストーカー男の名前とオープニングクレジット時の移動撮影がよかったです。
音楽はフィリップ・グラス、ってあのフィリップ・グラス? って前にも同じこと書いた気が…、と調べてみると確かに! 忘れてたけど、「幸せのレシピ」<'07>でも全く同じこと書いてる、ボケ老人。
土曜夜新宿発の高速バスで帰省の旅、途中の松代SAでは降り始めた雪が休憩の15分間でみるみる降り積もる凄い雪でしたが、石川は雨で雪は殆ど消えてました。
小雨の午前中に用事を済ませると昼からは晴れ、実家で一服してまた夜行バスで関東復帰。
本日は先週見た映画から、テレ東お昼枠でスティーブン・キング原作、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベローにティモシー・ハットンまで出てるとあっては気になって、かつ2時間枠でオリジナルの尺(96分)からノーカットと予想し録画視聴、でも少しカットされてました(涙)。
シークレット・ウィンドウ <'04 米>
J.デップ演じる作家が盗作の疑いをかけられ謎の男に悩まされるサスペンス、展開が予想されやすい反面、デップは出ずっぱりなのでファン向け、ストーカー男の名前とオープニングクレジット時の移動撮影がよかったです。
音楽はフィリップ・グラス、ってあのフィリップ・グラス? って前にも同じこと書いた気が…、と調べてみると確かに! 忘れてたけど、「幸せのレシピ」<'07>でも全く同じこと書いてる、ボケ老人。
2015年2月12日木曜日
つぶらな瞳は口よりも - そして父になる <'13 日>
「スイッチガール」再放送の頃からしか知りませんが、西内まりやって、スポーツのトップ選手にして多芸で歌も上手、何よりモデルが嫌がりそうな仕事も諾々と受けてる印象があり、偉大な人かも、って気がします。
起床時に軽い頭痛と鼻詰まり、日中は軽い目の痒み、と軽微な花粉症の症状、「10度超えて暖かく」との予報の一昨日は最高8度、「14-5度で3月下旬の陽気」との予報の昨日は最高10度台、と裏切られつつ、今日はやっと予報に近い最高12.7度。
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管の最安席を先行発売でGET出来てハッピー。
本日は先週末に地上波でやっていた映画から、カンヌでの審査員賞受賞で話題になった作品です。
そして父になる <'13 日>
子供が6歳になった時点で出生時に取り違いがあったことを知らされた2組の夫婦の苦悩、それを淡々と描きつつ120分微妙にダレない構成で、出演陣が皆いい味出してます、中でも子役達、特に裕福な家で育った方(本名と役名が同じ!)の黒眼のデカさがヤバイです。
「最高の離婚」と同じ女優陣、公開はドラマが先ですが、映画の方が製作には長時間掛かるし、どっちが先だったんでしょう?
起床時に軽い頭痛と鼻詰まり、日中は軽い目の痒み、と軽微な花粉症の症状、「10度超えて暖かく」との予報の一昨日は最高8度、「14-5度で3月下旬の陽気」との予報の昨日は最高10度台、と裏切られつつ、今日はやっと予報に近い最高12.7度。
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管の最安席を先行発売でGET出来てハッピー。
本日は先週末に地上波でやっていた映画から、カンヌでの審査員賞受賞で話題になった作品です。
そして父になる <'13 日>
子供が6歳になった時点で出生時に取り違いがあったことを知らされた2組の夫婦の苦悩、それを淡々と描きつつ120分微妙にダレない構成で、出演陣が皆いい味出してます、中でも子役達、特に裕福な家で育った方(本名と役名が同じ!)の黒眼のデカさがヤバイです。
「最高の離婚」と同じ女優陣、公開はドラマが先ですが、映画の方が製作には長時間掛かるし、どっちが先だったんでしょう?
2015年2月11日水曜日
シリーズ第3作でキャラ崩壊の危機 - 今野敏「疑心」
今日は建国記念日、水曜に祝日があると週の真ん中に休めて1週間を楽しく過ごせます。月曜ばかり祝日にする法律を無かったことに出来ないものでしょうか?
マイナス4度台とそこそこ冷え込む早朝、東京に出て午前中テニス、10度超えでややポカポカの午後は地元に帰って洗濯三昧。
本日は「隠蔽捜査」ドラマ版積録解消プロジェクト第3弾、やはり「隠蔽捜査3」と副題の付いたシリーズ第3作です。
疑心 今野敏
主人公が今回命じられるはアメリカ大統領の警備の部門責任者、テロ計画を未然に防ぐべく奮闘します、が寧ろ主題は堅物に突然降ってきた恋心、生まれて初めて理性でコントロール出来ない感情に翻弄される主人公の姿が見物、なので今やキャラクター小説、ゆえに過去2作を読んでいないと妙味は味わえません。そしてミステリー度は再びほぼゼロ。
恋狂いの対象たる女性捜査官、ドラマ版キャスティングに俄然興味が湧きます。
ただ100円棚でGET出来たのはこの第3作まで、よってプロジェクトは中断、ドラマも第6話までしか消化出来ません(涙)。
マイナス4度台とそこそこ冷え込む早朝、東京に出て午前中テニス、10度超えでややポカポカの午後は地元に帰って洗濯三昧。
本日は「隠蔽捜査」ドラマ版積録解消プロジェクト第3弾、やはり「隠蔽捜査3」と副題の付いたシリーズ第3作です。
疑心 今野敏
主人公が今回命じられるはアメリカ大統領の警備の部門責任者、テロ計画を未然に防ぐべく奮闘します、が寧ろ主題は堅物に突然降ってきた恋心、生まれて初めて理性でコントロール出来ない感情に翻弄される主人公の姿が見物、なので今やキャラクター小説、ゆえに過去2作を読んでいないと妙味は味わえません。そしてミステリー度は再びほぼゼロ。
恋狂いの対象たる女性捜査官、ドラマ版キャスティングに俄然興味が湧きます。
ただ100円棚でGET出来たのはこの第3作まで、よってプロジェクトは中断、ドラマも第6話までしか消化出来ません(涙)。
2015年2月10日火曜日
シリーズ第2作でミステリー要素注入 - 今野敏「果断」
冬晴れ、「今季最強の寒気」に今季最低気温を期待した今朝はマイナス6.7度、惜しくも今季2番目、通勤路が変わったせいで気付きませんでしたが、近くの小学校の紅梅がもう咲いています。
冬型で低温が続くと故郷の積雪が心配、ただ冬型のまま気温が上昇すれば雨に転じて晴天時より雪が消えるのでそっちに期待。
本日は連ドラ「隠蔽捜査」の積録解消プロジェクトの第2弾、シリーズ第2作にして「隠蔽捜査2」なる副題まで付いてます。
しかも2007年度「このミス」第4位にランクインしており(たぶん)このシリーズで唯一のトップテン、と言うか警察を会社として扱った企業小説の趣あり基本ミステリーとは言い難い内容なので、上位に入ること自体凄いのかも。
果断 今野敏
署長へと配置換え(左遷)された主人公の所轄で立てこもり事件が発生し、SIT、SATも出動する大事に。今回はミステリー的要素が加わりバランスの取れた内容、ただ前作を読んでないと意外な人の活躍などキャスティングの妙を味わえません。
冬型で低温が続くと故郷の積雪が心配、ただ冬型のまま気温が上昇すれば雨に転じて晴天時より雪が消えるのでそっちに期待。
本日は連ドラ「隠蔽捜査」の積録解消プロジェクトの第2弾、シリーズ第2作にして「隠蔽捜査2」なる副題まで付いてます。
しかも2007年度「このミス」第4位にランクインしており(たぶん)このシリーズで唯一のトップテン、と言うか警察を会社として扱った企業小説の趣あり基本ミステリーとは言い難い内容なので、上位に入ること自体凄いのかも。
果断 今野敏
署長へと配置換え(左遷)された主人公の所轄で立てこもり事件が発生し、SIT、SATも出動する大事に。今回はミステリー的要素が加わりバランスの取れた内容、ただ前作を読んでないと意外な人の活躍などキャスティングの妙を味わえません。
2015年2月8日日曜日
劇中劇の青ひげ - 非シス人第22回公演「青ひげ公の城」
芸劇でタコオケの豪演8番を聴いた後、副都心線で新宿へ、少し御苑方向へ歩いたところにある小劇場にて観劇、例によって奇特な方からの頂き物です。
観たのは「青ひげ公の城」、勿論バルトークじゃなくて寺山修司、と聞くと(彼に関しては舞台は未見、実験的映画しか観たことがないせいか)エログロでは、と期待高まる中、劇団("非シス人"と書いてナルシストと読む)のHPで主宰&主演が美人と知り下心満々での参戦です。
2月8日(日) サンモールスタジオ
非シス人第22回公演 「青ひげ公の城」
失踪した兄を求めて「青ひげ公」を上演する舞台に7人目の妻役として訪れた女優を中心に劇中劇と現実とがシュールに交錯する約2時間休憩無し、寺山修二の本、ってことで芝居、って感じの内容かと思いきや、かなりアングラ臭のする内容で、唐突に歌や踊りが挿入されます。期待のエログロ度はゼロでしたが、妻役の7人?の女優さんの演技・歌・ダンスの競演が楽しめてお得感あり、個人的には第6の妻、平塚千瑛さんの眼力に惹き込まれました。
帰り道は新宿御苑界隈から四谷まで徒歩、そこそこ距離ありました。
観たのは「青ひげ公の城」、勿論バルトークじゃなくて寺山修司、と聞くと(彼に関しては舞台は未見、実験的映画しか観たことがないせいか)エログロでは、と期待高まる中、劇団("非シス人"と書いてナルシストと読む)のHPで主宰&主演が美人と知り下心満々での参戦です。
2月8日(日) サンモールスタジオ
非シス人第22回公演 「青ひげ公の城」
失踪した兄を求めて「青ひげ公」を上演する舞台に7人目の妻役として訪れた女優を中心に劇中劇と現実とがシュールに交錯する約2時間休憩無し、寺山修二の本、ってことで芝居、って感じの内容かと思いきや、かなりアングラ臭のする内容で、唐突に歌や踊りが挿入されます。期待のエログロ度はゼロでしたが、妻役の7人?の女優さんの演技・歌・ダンスの競演が楽しめてお得感あり、個人的には第6の妻、平塚千瑛さんの眼力に惹き込まれました。
帰り道は新宿御苑界隈から四谷まで徒歩、そこそこ距離ありました。
タコオケの8番再び - 長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ
未明から朝にかけて小雨、上がったのでもう降らないかと思ったら午後本格的な雨、日中も気温上がらずほぼ4-5度台。
連日練習予定無し、朝寝坊してから東京へ、午後聴いたのは例年熱い演奏を聴かせてくれるショスタコ専門オケ(去年は13番)、今年は超期待の8番です!
と言うのもこのオケを聴くようになってまだ10年程ですが、これまでで1番凄かったのが前回の8番だったから、因みに自分にとっては2度目の8番ですが、このオケにとっては3度目になります。
2月8日(日) 芸術劇場
長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 交響詩"十月"、"ニュー・バビロン"より抜粋、Sym8番
最初はショスタコには珍しい交響詩、Hr5,Tp3,Tb3、晩年でもこんなの書いてたのか、と思わせる騒がしい体制迎合系ショスタコ節、総帥不在ながらTpの吹きっぷりよし、続くニューバビロンは1管の小編成、ウィットに富む曲をチョイスし、立ったり踊ったり小芝居したり観客に拍手を求めたりと遊び心に富んだ演出、ここでは総帥のTpソロ沢山。
後半8番ではHr7,Tp4,Tb3と勢揃い、8年前の前回と比べるとTb、Tpの吹きっぷりとスネヤの叩きっぷりが少し落ちた印象はありますが、パーカッションとブラスのややリミッターの切れた咆哮はほぼ期待通り、また第2楽章のテンポの追い込み度とアングレソロなど静寂な部分は前回より印象的だったかも、第3楽章のTpソロもさすが、アンコールは無し、珍しい気が、でも前回の8番、あと4番でもそうだったかも、曲想との兼ね合いか。
終演後雨が上がった中、続いて観劇へ、これはまた次の記事で。
連日練習予定無し、朝寝坊してから東京へ、午後聴いたのは例年熱い演奏を聴かせてくれるショスタコ専門オケ(去年は13番)、今年は超期待の8番です!
と言うのもこのオケを聴くようになってまだ10年程ですが、これまでで1番凄かったのが前回の8番だったから、因みに自分にとっては2度目の8番ですが、このオケにとっては3度目になります。
2月8日(日) 芸術劇場
長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 交響詩"十月"、"ニュー・バビロン"より抜粋、Sym8番
最初はショスタコには珍しい交響詩、Hr5,Tp3,Tb3、晩年でもこんなの書いてたのか、と思わせる騒がしい体制迎合系ショスタコ節、総帥不在ながらTpの吹きっぷりよし、続くニューバビロンは1管の小編成、ウィットに富む曲をチョイスし、立ったり踊ったり小芝居したり観客に拍手を求めたりと遊び心に富んだ演出、ここでは総帥のTpソロ沢山。
後半8番ではHr7,Tp4,Tb3と勢揃い、8年前の前回と比べるとTb、Tpの吹きっぷりとスネヤの叩きっぷりが少し落ちた印象はありますが、パーカッションとブラスのややリミッターの切れた咆哮はほぼ期待通り、また第2楽章のテンポの追い込み度とアングレソロなど静寂な部分は前回より印象的だったかも、第3楽章のTpソロもさすが、アンコールは無し、珍しい気が、でも前回の8番、あと4番でもそうだったかも、曲想との兼ね合いか。
終演後雨が上がった中、続いて観劇へ、これはまた次の記事で。
2015年2月7日土曜日
広上&読響のショスタコーヴィチ5番
昨夜のFMアバド追悼演奏会、ネルソンス&ルツェルン祝祭管のマーラー3番終楽章にはちょっと感動しました。
午前中は晴れて最低マイナス4度台、練習予定無く、朝ゆっくりしてから東京に出て、広上&読響のショスタコ5番に参戦、彼のショスタコは初めて、と言うかよく考えると好きな曲を振る広上は初めて(前回はマーラーと言っても苦手な4番)なので楽しみ。
2月7日(土) サントリーホール
広上淳一&読響 ハチャトゥリャン "仮面舞踏会"ワルツ、ショスタコーヴィチ VnC1番、Sym5番
最初のハチャトゥリャンはHr4,Tp2,Tb3、広上は独特の棒がカッコよく音は繊細のして重厚、続くコンチェルトのソリストは銀髪のボリス・ベルキン、要所でHrの鳴りよくラストの快速テンポがスリリング。
後半の5番はHr4,Tp4,Tb3、広上は時に思いっきり粘る箇所あれど全体的には標準的テンポで端整な音作りの印象、声を出し棒に気迫を込めていた箇所は第3楽章が1番多かった感、木管ソロはさすが、Tpは短めの管を併用しハイトーン系もしっかり、終楽章はゆっくり始まりかなりの急加速、その後の加速は少し、あとやや速めだったコーダでは音場のスケールはぼちぼち。アンコールがあってビックリ!、チャイコ"アンダンテ・カンタービレ"をしみじみと。
明日もショスタコ、個人的には今年最大の注目イベント、ダスビの8番です!
午前中は晴れて最低マイナス4度台、練習予定無く、朝ゆっくりしてから東京に出て、広上&読響のショスタコ5番に参戦、彼のショスタコは初めて、と言うかよく考えると好きな曲を振る広上は初めて(前回はマーラーと言っても苦手な4番)なので楽しみ。
2月7日(土) サントリーホール
広上淳一&読響 ハチャトゥリャン "仮面舞踏会"ワルツ、ショスタコーヴィチ VnC1番、Sym5番
最初のハチャトゥリャンはHr4,Tp2,Tb3、広上は独特の棒がカッコよく音は繊細のして重厚、続くコンチェルトのソリストは銀髪のボリス・ベルキン、要所でHrの鳴りよくラストの快速テンポがスリリング。
後半の5番はHr4,Tp4,Tb3、広上は時に思いっきり粘る箇所あれど全体的には標準的テンポで端整な音作りの印象、声を出し棒に気迫を込めていた箇所は第3楽章が1番多かった感、木管ソロはさすが、Tpは短めの管を併用しハイトーン系もしっかり、終楽章はゆっくり始まりかなりの急加速、その後の加速は少し、あとやや速めだったコーダでは音場のスケールはぼちぼち。アンコールがあってビックリ!、チャイコ"アンダンテ・カンタービレ"をしみじみと。
明日もショスタコ、個人的には今年最大の注目イベント、ダスビの8番です!
2015年2月6日金曜日
人気シリーズ第1作はリーダビリティ抜群の危機管理小説 - 今野敏「隠蔽捜査」
昨夜の雪は予報ほど降らず本日は快晴、最高10度超とややポカポカ、補講で横浜へ、帰り道に大分ラーメン。
今夜のフジ2時間ドラマ枠、何と「黒猫の三角」(2014/11/28)ってのがあってビックリ! 映像化困難な部分はバッサリ切るんでしょう、ミステリーとしての魅力は半減しますが。あと練ちゃんのキャスティングが注目。
あとテレ朝で「セカンド・ラブ」ってのも始まりますが、まさかあの乾くるみ「セカンド・ラブ」(2014/5/14)じゃあ、ないんでしょうねぇ。
ミステリーのドラマ化と言えば、少し前連ドラ化されていた「隠蔽捜査」、ブルーレイに積録状態だったんですが、そのBD-REを活用する必要が生じ、ここ数ヶ月は100円棚を渉猟、漸く今年に入って並ぶようになって即読了したのがこれ。
本作発表時点で著者は執筆暦20年を優に越すベテラン、なのに何故か吉川英治文学新人賞受賞を受賞しています(笑)。
隠蔽捜査 今野敏
警察庁の事務畑のキャリアを主人公に、職場や家庭で起きる問題に理念を持って立ち向かう姿を描く人間ドラマ、リーダビリティの高さは抜群、ただ連続殺人事件は起きますがミステリー的興趣はほぼゼロ、でも終盤の部下とのやり取りは胸が熱くなりました。
"変人"とされる主人公の考え方は自分に近いものがあり(「食事は燃料補給」とか)よく理解出来ます。
で早速連ドラ版を視聴して動揺、本作の内容は最初の2話で終わってしまいました。wikiによると全11話の原作はシリーズ5作全体に亘るとのこと、先は長い・・・。
今夜のフジ2時間ドラマ枠、何と「黒猫の三角」(2014/11/28)ってのがあってビックリ! 映像化困難な部分はバッサリ切るんでしょう、ミステリーとしての魅力は半減しますが。あと練ちゃんのキャスティングが注目。
あとテレ朝で「セカンド・ラブ」ってのも始まりますが、まさかあの乾くるみ「セカンド・ラブ」(2014/5/14)じゃあ、ないんでしょうねぇ。
ミステリーのドラマ化と言えば、少し前連ドラ化されていた「隠蔽捜査」、ブルーレイに積録状態だったんですが、そのBD-REを活用する必要が生じ、ここ数ヶ月は100円棚を渉猟、漸く今年に入って並ぶようになって即読了したのがこれ。
本作発表時点で著者は執筆暦20年を優に越すベテラン、なのに何故か吉川英治文学新人賞受賞を受賞しています(笑)。
隠蔽捜査 今野敏
警察庁の事務畑のキャリアを主人公に、職場や家庭で起きる問題に理念を持って立ち向かう姿を描く人間ドラマ、リーダビリティの高さは抜群、ただ連続殺人事件は起きますがミステリー的興趣はほぼゼロ、でも終盤の部下とのやり取りは胸が熱くなりました。
"変人"とされる主人公の考え方は自分に近いものがあり(「食事は燃料補給」とか)よく理解出来ます。
で早速連ドラ版を視聴して動揺、本作の内容は最初の2話で終わってしまいました。wikiによると全11話の原作はシリーズ5作全体に亘るとのこと、先は長い・・・。
2015年2月4日水曜日
女性版コロンボ第2集 - 大倉崇裕「福家警部補の再訪」
今日は立春、とは言え朝の最低は3日連続してマイナス5度前後、例年より早く1月中旬から乳酸菌ドーピングを始めたためこれまでほぼ症状無し。
だったのに本日初めて起きぬけの鼻水、および日中の明白な眼の痒みを観測、とは言え軽症なので経過観察。
本日は先日100円棚で発見し、即読了した本から、TVドラマ化もされた女性版コロンボ、第1集「挨拶」に続く第2短編集です。
福家警部補の再訪 大倉崇裕
前作に続き本作も4編収録、手掛かりとしては「マックス号事件」、全体の読み応えとしては「失われた灯」が良かった気はしますが、前作より平均して落ちる印象ですが、単に慣れちゃったせいかも。
第3短編集まで読破しないとドラマ版を視聴出来ないのがちと辛い、ところ。
だったのに本日初めて起きぬけの鼻水、および日中の明白な眼の痒みを観測、とは言え軽症なので経過観察。
本日は先日100円棚で発見し、即読了した本から、TVドラマ化もされた女性版コロンボ、第1集「挨拶」に続く第2短編集です。
福家警部補の再訪 大倉崇裕
前作に続き本作も4編収録、手掛かりとしては「マックス号事件」、全体の読み応えとしては「失われた灯」が良かった気はしますが、前作より平均して落ちる印象ですが、単に慣れちゃったせいかも。
第3短編集まで読破しないとドラマ版を視聴出来ないのがちと辛い、ところ。
2015年2月2日月曜日
アルジェント賛のスプラッター・ミステリー - 三津田信三「スラッシャー 廃園の殺人」
本日は先日読んだ本から、三津田信三つながりで手に取ったもの、著者得意のホラー・ミステリー、とは似て非なる?路線のスプラッター・ミステリー、ダリオ・アルジェントへのオマージュにもなっています。
三津田信三 スラッシャー 廃園の殺人
ホラー映画の撮影のため迷宮の如き廃墟に訪れた面々が殺人鬼に襲われます。さすがミステリーマインドに溢れ、かつ一筋縄では行かない著者だけあって、読んでいて不審に感じた部分が最後に効いてくる仕掛けはなかなか、かなり強引な気もしますが。
ダリオ・アルジェントと言えば「サスペリア」と何の関係も無い「サスペリアPART2」(原英題"Deep Red")、全く犯人が判らない謎解きで、2度目に観た時ですら犯人が(と言うか伏線の意味(有無?)が)判らない、って強烈な記憶があり(学生の頃)、是非もう1度観てみたいなと、今度はノーカットで。
これから戻りの夜行バスへ。
三津田信三 スラッシャー 廃園の殺人
ホラー映画の撮影のため迷宮の如き廃墟に訪れた面々が殺人鬼に襲われます。さすがミステリーマインドに溢れ、かつ一筋縄では行かない著者だけあって、読んでいて不審に感じた部分が最後に効いてくる仕掛けはなかなか、かなり強引な気もしますが。
ダリオ・アルジェントと言えば「サスペリア」と何の関係も無い「サスペリアPART2」(原英題"Deep Red")、全く犯人が判らない謎解きで、2度目に観た時ですら犯人が(と言うか伏線の意味(有無?)が)判らない、って強烈な記憶があり(学生の頃)、是非もう1度観てみたいなと、今度はノーカットで。
これから戻りの夜行バスへ。
ルネサンス 千葉オープン 2015
夜行バスは小松着、雪はうっすら積もっている程度、座席連敗記録いまだ更新中(涙)。
今日のボケ老人:
今年最初の試合は千葉オープン、何を思ったか予選初日を水曜(4日)かと間違えて認識、でも実は今日が予選初日、ってことを今朝発見(涙)、石川にいるので如何ともし難い…。
理由なく単なる勘違いで公式戦をDefったのは生まれて初めて(たぶん)、ペナルティはどの位付くんだろうか…。
今日のボケ老人:
今年最初の試合は千葉オープン、何を思ったか予選初日を水曜(4日)かと間違えて認識、でも実は今日が予選初日、ってことを今朝発見(涙)、石川にいるので如何ともし難い…。
理由なく単なる勘違いで公式戦をDefったのは生まれて初めて(たぶん)、ペナルティはどの位付くんだろうか…。
2015年2月1日日曜日
全豪決勝明けに骨太ショスタコーヴィチ10番 - 森口真司&フライハイト交響楽団
あーあ、怪獣は出てもいいけど、本気出しちゃイケナイ、ってルール誰か作ってくれませんかねぇー。
連日の冬晴れ&強風、朝の最低-4度、この時節に風が強いと花粉症でグロッギーになるところ(実際去年1月下旬はヘロヘロ)、今年はいち早く乳酸菌ドーピングを始めたせいか問題無し。
全豪の決勝にシャラポワが進んでなければ土曜夜に夜行バスで帰省する予定だったんですが、TV応援のため帰省は1日延ばし、暇になった日曜の午後はアマオケへ、一昨年重厚なマーラーを聴かせてくれたコンビによるショスタコです。
2月1日(日) すみだトリフォニー
森口真司&フライハイト交響楽団 ムソルグスキー 禿山の一夜<原典版>、ドヴォルザーク 真昼の魔女、ショスタコーヴィチ Sym10番
最初のムソルグスキーはHr4,Tp4,Tb3、弦管共に重心低いサウンド、続くドヴォルザークでは2本に減ったTpがいい吹きっぷり、後半ショスタコではまたTpが4本に、各パート安定のオケは森口氏の熱い棒の下、骨太でズシリとくる響き、特に第1楽章中盤の盛り上がりは2台のスネヤとブラスが大迫力、終楽章ラストではティンパニが激しく打ち込みバチを折る(若しくは先端部を吹っ飛ばす)パフォーマンス!アンコールは無し。
夜は夜行バスでスポット帰省、男子決勝は録画で十分なので(笑)。
連日の冬晴れ&強風、朝の最低-4度、この時節に風が強いと花粉症でグロッギーになるところ(実際去年1月下旬はヘロヘロ)、今年はいち早く乳酸菌ドーピングを始めたせいか問題無し。
全豪の決勝にシャラポワが進んでなければ土曜夜に夜行バスで帰省する予定だったんですが、TV応援のため帰省は1日延ばし、暇になった日曜の午後はアマオケへ、一昨年重厚なマーラーを聴かせてくれたコンビによるショスタコです。
2月1日(日) すみだトリフォニー
森口真司&フライハイト交響楽団 ムソルグスキー 禿山の一夜<原典版>、ドヴォルザーク 真昼の魔女、ショスタコーヴィチ Sym10番
最初のムソルグスキーはHr4,Tp4,Tb3、弦管共に重心低いサウンド、続くドヴォルザークでは2本に減ったTpがいい吹きっぷり、後半ショスタコではまたTpが4本に、各パート安定のオケは森口氏の熱い棒の下、骨太でズシリとくる響き、特に第1楽章中盤の盛り上がりは2台のスネヤとブラスが大迫力、終楽章ラストではティンパニが激しく打ち込みバチを折る(若しくは先端部を吹っ飛ばす)パフォーマンス!アンコールは無し。
夜は夜行バスでスポット帰省、男子決勝は録画で十分なので(笑)。