早起きして都心に出て午前はなごなごテニス、しばし時間を潰して午後はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第3弾、前回の2番が良かったし、個人的に1番好きな3番だけに期待は高まるばかり。
2月28日(土) オーチャードホール
山田和樹&日フィル 武満徹 3つの映画音楽、マーラー Sym3番
前半の武満は弦楽曲で10数分、後半マーラーはHr8,Tp4,Tb4、前回の2番と比べパーカッションやブラスのキレ悪く、弦の響きも薄め(弦に関してはオーチャード3階最後列から1列前になっただけで響きが違うのかも)、Tbソロは表情豊かにやろうとして野趣が不足気味、相変わらずリハ不足なのかオケと合わない部分が散見し、第1楽章コーダは激しい追い込みなれど切れ味今ひとつ、第1楽章後に音合わせ&女声約80名、児童合唱約30名がオケ後方雛壇へ、第2楽章と終楽章は遅めテンポ基調に情感豊かに歌う表現、なれど意図の半分程度か、第2楽章後にアルトソロが指揮者前に入場、第3楽章ポストHrソロは外人首席が舞台裏で専業、Tpっぽい音色だと思ったらやはりロータリーTp(かコルネット)、合唱は第4楽章が終わると同時に立ってすぐ歌い出し(そのせいで鐘が出遅れてました)、終楽章序盤チェロの旋律で座る趣向。アシ無しTpトップはやや不調で、「これじゃあ終楽章のppコラールは持たないんじゃ」と思っているとそのコラール、何とピッコロ(かその位短い管)に持ち替えて黒布をかぶせて使用(プロがこんなことやるの初めて見ました!休符以降は通常の管に戻してましたけど)、その後クライマックスでのブラス全体の鳴りやスケール感もぼちぼち程度、そしてラスト1音は長めでかつ消え入るようなフィニッシュ、今日のお客さんもお行儀良く拍手が起きるまで10数秒。
ツィクルス3曲目にして、またやりたいマーラーが見えなくなってしまいました。やはり強行スケジュールが良くないのか。
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