2015年2月19日木曜日

やや普通になった鬼才 - オール・アバウト・マイ・マザー <'98 スペイン>

 晴れのち曇り、最高12度弱、湿度のせいか昼休みは微妙に春の空気感、壁打ちから戻ると軽い花粉症の症状、まだ乳酸菌ドーピングが効いている感あり。

 本日は昨日観た映画から、'99年のアカデミー外国語映画賞、アルモドバル作品は20年程前「神経衰弱ぎりぎりの女たち」などメジャーになる前の数作を観ただけ、久し振りに観るか、と深夜帯ノーカット字幕放送っぽかったこともあり録画、4-5分カットされてた(涙)けど、ま、いいか。

 観始めると「イヴの総て」(←タイトルはここから)「欲望という名の電車」をモチーフとしてる感ありあり、でも前者は遥か昔に観たような観てないような、後者は観たけれど内容全く記憶無し、と値打ち無しダメ人間(涙)。

オール・アバウト・マイ・マザー <'98 スペイン>
 マドリードからバルセロナを舞台に悲運にもみしだかれる女性主人公とそれを取り巻く色々な"女"を描くドラマ、最初の皮肉な展開がなかなか強烈、ただ(一般的には十分変人ばかりですが)アルモドバルにしては普通っぽい登場人物と普通っぽい展開、と感じる内容が比較的淡々と進行、色彩も驚くほど控えめ、でも退屈しないのは120分にせず100分にまとめた点か、P.クルスが(「ハモンハモン」から大分経ってるのに)まだ若くて可愛い。

 自分の中ではアルモドバル作品常連の馬面ピカソ顔女優が出てなかったのも違和感の一つ。

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