2023年6月28日水曜日

ヤングヤマカズ&CBSOの大甘ラフマニノフ2番

 晴れ、ここ数日は30度に届きそうで届かないもどかしい日々でしたが、本日は最高32.2度と10日振りの真夏日、昨日から今季最初のセミの声も。

 非勤務日、朝から東京に出て池袋の地下劇場へ、全裸新体操(リボン)が見られて幸せ。

 夜は海外オケ3連戦の2戦めでヤングヤマカズ&CBSO、このコンビ前回の来日時は客演指揮者でしたが、今年の4月から何と首席指揮者に就任!リアル手兵との凱旋公演となります。

6月28日(水) 文京シビックホール
 山田和樹&バーミンガム市響 ショパン PC2番、ラフマニノフ Sym2番
開演前にヤマカズが雑談、前半ショパンのソリストはチョ・ソンジン、アンコールに指クルクル系の変奏曲(ヘンデルとのこと)。後半ラフマニノフはHr5,Tp3,Tb3、弦は音域順、ヤマカズはやや遅めテンポをベースに要所で更に遅くして叙情的、白眉は大甘の第3楽章、Clソロはヴィブラートを掛けて情感たっぷり、その主題が弦で再帰する後半はかなり遅め、女性Hrトップの合いの手がやや控えめで絶妙、やや音量の足りないタイプに思えた弦も豊かに鳴り、他の木管も表情強め、終楽章ラストも豊満に鳴って大団円、アンコールにお国物エルガー「夜の歌」、ここでも弦が豊か。

 前回来日時のシベリウス2番はヤマカズが個性を出し切れていない印象ですっきりしない感が残りましたが、今回は本領発揮だったのでは。

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