うーむ、やっぱナゴヤドームでは1勝も出来ない気がしてきました。ま、3連敗したところで、7割方終わっていたシーズンが9割終了になるだけですけれど。
昨日より気温は更に上がって最高34度弱、やっと夏が帰ってきたと言える空気感になりました。
でも残暑も今日が最後との予報、夕方からは強い風が出てきて体感温度は急降下、アフター5のテニスの後しばらく外にいたら鼻水がタラリ、雲で中秋の名月も隠れてしまいました。
本日は昨晩観た映画から、明日から出張のため、留守録用にテープを大幅に空ける必要が出てきて、昨年何千本も捨てられていた中から失敬してきたVHSテープの内容を1本消化してそれに供することに。
ドリュー・バリモア主演のサスペンス、一部で有名な彼女のシャワーシーンだけネットで拾って鑑賞したことがあります(笑)。
ドッペルゲンガー <'93 米>
自分のドッペルゲンガーの影に怯える美人ルームメイトを迎えた主人公が、殺人事件まで絡む犯罪に巻き込まれるスリラー、ドッペルゲンガーの存在が合理的に解明されるのか、オカルトとなるのかは観てのお楽しみ。D.バリモアのお色気シーンは期待通り、またバリモアのお母さん役を実のお母さんがやっており、あら懐かしや、往年の青春スター、デニス・クリストファーが登場!音楽が個性的、と言うか少し変、トーキー初期の音楽スタイルにヒッチ作品のテイストを加えた感じ。
2010年9月22日水曜日
2010年9月12日日曜日
甘い残暑に大甘ラフマニノフ - 橘&東京楽友協会響の舞踏組曲、ラフマニノフ2番
あーあ、阪神ホントにどこまでも落ちて行きそうです(涙)。それより昨夜のブエルタ、マイヨ・ロホのアントンの落車リタイヤは衝撃でした。
昨夜は残暑のお蔭で部屋の温度がまた30度に復帰、ただ今日は終日雲多く気温も30度に届かず、また室温が下がりそう、台風9号以降は残暑が甘くなっちゃってます。
午前に練習予定無く、午後の練習はアマオケとバッティングし、これで今週末はラケットを握らずじまい、朝寝して昼前にのんびりと錦糸町へ、見るたんびにちょっとずつスカイツリーが伸びてる印象ですが、半分気のせいかも。
本日のお目当ては大好きなのに実演では滅多に聴けないバルトーク「舞踏組曲」、でも今年は4月に同じトリフォニーで聴いており、なかなかダイナミックな好演でした。因みにこの曲、「ロミジュリ」「ロメジュリ」と同様、「舞踏組曲」「舞踊組曲」と2通りの呼び名が混在していますが、今日はプログラムの表記に従います。(自分は「ロミジュリ」&「舞踊組曲」派です。)
9月12日(日) すみだトリフォニー
橘直貴指揮東京楽友協会交響楽団 ドヴォルザーク 「謝肉祭」序曲、バルトーク 舞踏組曲、ラフマニノフ Sym2番
最初のドヴォルザークはTbがいい吹きっぷり、続くバルトークは(期待しすぎたせいか)ややキレと迫力に欠ける印象、一方後半ラフマニノフはよくさらってあるらしく、橘氏の甘くロマンチックな解釈をしっかり具現しており、もともと甘い第3楽章は勿論のこと、第2楽章と終楽章の緩徐部でのスローで情熱的な表現は同曲未曾有のレベル、第1楽章の提示部リピートをやっていない(賛成!)のに軽く1時間を超え、ベタな表現のクライマックスでもブラスがベタに鳴って、ベタもここまで来るともう感動モノ、そしてアンコールにはハチャトゥリアン「仮面舞踏会」ワルツをケレン味たっぷりと。
期待したバルトークの代わりにラフマニノフが収穫でした、元々ベタな曲を徹底してベタに演奏することは意外と少ないので。
昨夜は残暑のお蔭で部屋の温度がまた30度に復帰、ただ今日は終日雲多く気温も30度に届かず、また室温が下がりそう、台風9号以降は残暑が甘くなっちゃってます。
午前に練習予定無く、午後の練習はアマオケとバッティングし、これで今週末はラケットを握らずじまい、朝寝して昼前にのんびりと錦糸町へ、見るたんびにちょっとずつスカイツリーが伸びてる印象ですが、半分気のせいかも。
本日のお目当ては大好きなのに実演では滅多に聴けないバルトーク「舞踏組曲」、でも今年は4月に同じトリフォニーで聴いており、なかなかダイナミックな好演でした。因みにこの曲、「ロミジュリ」「ロメジュリ」と同様、「舞踏組曲」「舞踊組曲」と2通りの呼び名が混在していますが、今日はプログラムの表記に従います。(自分は「ロミジュリ」&「舞踊組曲」派です。)
9月12日(日) すみだトリフォニー
橘直貴指揮東京楽友協会交響楽団 ドヴォルザーク 「謝肉祭」序曲、バルトーク 舞踏組曲、ラフマニノフ Sym2番
最初のドヴォルザークはTbがいい吹きっぷり、続くバルトークは(期待しすぎたせいか)ややキレと迫力に欠ける印象、一方後半ラフマニノフはよくさらってあるらしく、橘氏の甘くロマンチックな解釈をしっかり具現しており、もともと甘い第3楽章は勿論のこと、第2楽章と終楽章の緩徐部でのスローで情熱的な表現は同曲未曾有のレベル、第1楽章の提示部リピートをやっていない(賛成!)のに軽く1時間を超え、ベタな表現のクライマックスでもブラスがベタに鳴って、ベタもここまで来るともう感動モノ、そしてアンコールにはハチャトゥリアン「仮面舞踏会」ワルツをケレン味たっぷりと。
期待したバルトークの代わりにラフマニノフが収穫でした、元々ベタな曲を徹底してベタに演奏することは意外と少ないので。
2010年9月3日金曜日
ミチオ流ひと夏の青春 - 道尾秀介「ソロモンの犬」
今年の素敵な夏を衰えを知らず、今日は何と36度オーバー、9月だというのにこれで4日連続の猛暑日、7月下旬に猛暑日が続いた頃(当時はそれが今夏のピークかと思ってました)に比べると風も無く体感温度はより高め、この4日間の昼休みの壁打ちは最高でした。ただ日没は確実に早くなってきています。
例年は夏の終わりに、そしてここ数年は夏の初めにも悩まされている謎の蕁麻疹(2008/5/26)がここ数日出てきており、腕と脚、そして腰周りがボロボロです(涙)。
本日は先週の合宿の頃読んだ本から、この夏の私的課題図書となっている道尾作品、その第6作です。
ソロモンの犬 道尾秀介
ひと夏の青春ストーリー、そこに一つの死の真相を巡って謎解き興味も加わる展開、著者らしくヒネリが用意されてますが、一部かなりあざといです。そして本作でもミチオが重要な役割を果たします。
初期4作は真備シリーズ(「背の眼」、「骸の爪」)と少年もの(「向日葵の咲かない夏」、「シャドウ」)が2作ずつ、と色分け出来ましたが、第5作「片眼の猿」はハードボイルドタッチ、本作は青春小説と趣向を変え、間口の広さを見せています。
例年は夏の終わりに、そしてここ数年は夏の初めにも悩まされている謎の蕁麻疹(2008/5/26)がここ数日出てきており、腕と脚、そして腰周りがボロボロです(涙)。
本日は先週の合宿の頃読んだ本から、この夏の私的課題図書となっている道尾作品、その第6作です。
ソロモンの犬 道尾秀介
ひと夏の青春ストーリー、そこに一つの死の真相を巡って謎解き興味も加わる展開、著者らしくヒネリが用意されてますが、一部かなりあざといです。そして本作でもミチオが重要な役割を果たします。
初期4作は真備シリーズ(「背の眼」、「骸の爪」)と少年もの(「向日葵の咲かない夏」、「シャドウ」)が2作ずつ、と色分け出来ましたが、第5作「片眼の猿」はハードボイルドタッチ、本作は青春小説と趣向を変え、間口の広さを見せています。
2010年9月1日水曜日
ゴシックロマン風桜宮サーガ番外編 - 海堂尊「螺鈿迷宮」
久々の聖地復帰で首位堅持、これも横浜さんのお蔭です。あ、ブエルタもいつの間にか始まってます…、しかもまだ3、4日目なのにもう山岳ステージが。
今日から9月、それでも今年の素敵な夏は昨日に続く猛暑日、9月に35度を超えるのは珍しいのでは、昨日のガス使用量は0.092m3と最低記録を更新、それでも夕方になると、セミの鳴き声は前より少しトーンダウン、代わりに虫の鳴き声がパワーアップした気がします。
8月上旬気になったニュース:「Aiを前向きに推進」で一致 - 厚労省検討会
勿論Ai学会などその方面からの働きかけもあるのでしょうが、海堂尊が「チーム・バチスタの栄光」に始まる諸作でAi(オートプシー・イメージング、死亡時画像診断)の重要性を繰り返し主張したことがきっかけとなったのは間違い無いと思われ、ペン1本の力で行政を動かしてしまった訳で、ホント凄いことです。
本日はお盆に読んだ彼の本から、氏の一連の作品は舞台・人物が共通しており"桜宮サーガ"と呼ばれてますが、本作はその番外編的ストーリー、時系列的には「ジェネラル・ルージュの凱旋」の少し後あたりでしょうか。
螺鈿迷宮 海堂尊
ある医大生が失踪者を探すべくお化け屋敷的存在の古い病院に潜入調査するお話がゴシックロマン風に描かれます。白鳥などお馴染みのメンバーと共に、正編で脇役(若しくは名のみ登場)だった人達が活躍、終盤も冒険小説風です。
トータル400頁程の本を上下分冊にする宝島社の悪質商法が、版元が変わって(角川)も引き継がれているのはやや納得が行かないところ。
因みに「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読了後、録画してあったドラマ版を追っかけ視聴しましたが、原作とは僅かの共通点しか無い、全く別のお話になってました。
今日から9月、それでも今年の素敵な夏は昨日に続く猛暑日、9月に35度を超えるのは珍しいのでは、昨日のガス使用量は0.092m3と最低記録を更新、それでも夕方になると、セミの鳴き声は前より少しトーンダウン、代わりに虫の鳴き声がパワーアップした気がします。
8月上旬気になったニュース:「Aiを前向きに推進」で一致 - 厚労省検討会
勿論Ai学会などその方面からの働きかけもあるのでしょうが、海堂尊が「チーム・バチスタの栄光」に始まる諸作でAi(オートプシー・イメージング、死亡時画像診断)の重要性を繰り返し主張したことがきっかけとなったのは間違い無いと思われ、ペン1本の力で行政を動かしてしまった訳で、ホント凄いことです。
本日はお盆に読んだ彼の本から、氏の一連の作品は舞台・人物が共通しており"桜宮サーガ"と呼ばれてますが、本作はその番外編的ストーリー、時系列的には「ジェネラル・ルージュの凱旋」の少し後あたりでしょうか。
螺鈿迷宮 海堂尊
ある医大生が失踪者を探すべくお化け屋敷的存在の古い病院に潜入調査するお話がゴシックロマン風に描かれます。白鳥などお馴染みのメンバーと共に、正編で脇役(若しくは名のみ登場)だった人達が活躍、終盤も冒険小説風です。
トータル400頁程の本を上下分冊にする宝島社の悪質商法が、版元が変わって(角川)も引き継がれているのはやや納得が行かないところ。
因みに「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読了後、録画してあったドラマ版を追っかけ視聴しましたが、原作とは僅かの共通点しか無い、全く別のお話になってました。
2010年8月31日火曜日
神津恭介最後の事件 - 高木彬光「七福神殺人事件」
あ、全米OP、知らない間に始まってる…。あと、動画は未だチェックしてませんが、B.J.がまた同じ相手(エドガー、よく知らない…)に負けたニュースを見て衝撃を受けてます。
昨日は試合後のシャワーで朝風呂を代用したため、本日が合宿後最初の体重測定、増加量は0.5kgと少なめ、昨日余り物を口にしなかったのが効いたかも。
よく晴れて最高気温35.6度と8月に入って10度目の猛暑日、ここ5日間のハードワークが祟って微妙に右膝に痛みを感じてますが、今後激減する猛暑日をいつくしむべく昼休みは壁打ち&日向ぼっこ。
本日はお盆の帰省時に読んだ本から、著者のシリーズ探偵の中でも最も高名な神津恭介、その最後の事件と記されています。実家近くのブックオフで100円購入、ただ高木彬光作品は昔かなり古本で買い溜めており、しかもその大半は未読、もしやと思い確認すると、実家に既にありました(涙)。
七福神殺人事件 高木彬光
神津恭介の元に届いた「七福神を殺す」というメッセージ通りに起きる、一見無差別な連続殺人、その真相は名探偵最後の事件としては物足りないものではありましたが、これが最後の事件となる事情も語られているあたり、著者自身の状況を重ねている様で感慨深いものがあります。
因みにこの神津恭介シリーズ、本作の後平成になって復活したそうです、余り評判が芳しくないようですが…。
同じ著者の墨野隴人シリーズも実家にいっぱい買い置きが、こっちは順を追って読まないと最終作の衝撃が味わえないそうなので、いつかまとめて読んでみたいと思ってます(いつの日になることやら…)。
昨日は試合後のシャワーで朝風呂を代用したため、本日が合宿後最初の体重測定、増加量は0.5kgと少なめ、昨日余り物を口にしなかったのが効いたかも。
よく晴れて最高気温35.6度と8月に入って10度目の猛暑日、ここ5日間のハードワークが祟って微妙に右膝に痛みを感じてますが、今後激減する猛暑日をいつくしむべく昼休みは壁打ち&日向ぼっこ。
本日はお盆の帰省時に読んだ本から、著者のシリーズ探偵の中でも最も高名な神津恭介、その最後の事件と記されています。実家近くのブックオフで100円購入、ただ高木彬光作品は昔かなり古本で買い溜めており、しかもその大半は未読、もしやと思い確認すると、実家に既にありました(涙)。
七福神殺人事件 高木彬光
神津恭介の元に届いた「七福神を殺す」というメッセージ通りに起きる、一見無差別な連続殺人、その真相は名探偵最後の事件としては物足りないものではありましたが、これが最後の事件となる事情も語られているあたり、著者自身の状況を重ねている様で感慨深いものがあります。
因みにこの神津恭介シリーズ、本作の後平成になって復活したそうです、余り評判が芳しくないようですが…。
同じ著者の墨野隴人シリーズも実家にいっぱい買い置きが、こっちは順を追って読まないと最終作の衝撃が味わえないそうなので、いつかまとめて読んでみたいと思ってます(いつの日になることやら…)。
2010年8月27日金曜日
ジャッド&アジアユースオケの5番
白子での合宿パート1から戻り、これからジャッド&アジアユースオケのマーラー5番、深夜に戻り明日は5時起きして合宿パート2、尾瀬へと向かうので、続きはたぶん週明けに。
<続き>
この日白子や都心は猛暑日だったようですが、南茨城は連続猛暑日は途切れて最高33.5度、まあそれでも十分気持ちのいい残暑です。
昼過ぎまで白子で練習し、職場に一瞬戻ってからオペラシティへ、ほぼ例年聴いているアジアユースオケです。ただ、音楽監督のR.パンチャスの指揮で聴くことが殆どで、ジャッドの指揮は初めてかも、当然彼のマーラーも初体験です、たぶん。
8月27日(金) オペラシティ
ジェームズ・ジャッド指揮アジア・ユース・オーケストラ シューマン チェロ協奏曲、マーラー Sym5番
この企画20周年とのことでオーディションでアジア各地から集められたメンバーは過去最大の108名、前半シューマンのソリスト、ジャン・ワンはアンコールにバッハ(たぶん)を2曲も、また何と彼は後半マーラーでもプルトの1番後ろで弾いてました。そのマーラー5番は新しい版らしく、第3楽章ではHrソロが起立して演奏、前半のTpソロと共になかなかの吹きっぷり、あと1stTbが見事でした。ジャッドは標準的テンポでアクは少なめ、旋律をより歌うために強弱を大きく付けたりテンポを揺らしたりする印象、第4楽章で時に拍を振らないフレージング主体の棒で弦から叙情的な歌を引き出した点と、終楽章で第4楽章を回顧する部分でのしみじみした表情が印象的、クライマックスでのブラスの鳴りとそれに消されない弦の音量もなかなか、そして最後の唖然とする程の急速なアッチェレにもオケはくらい付いてゆき、鮮やかな大団円、会場大興奮でした。アンコールは無し、たぶん翌日の最終日にとってあるんでしょう。
ジャッドのマーラー、前半はやや面白みが無いかも、と感じてましたが、最後の方にケレン味が出てきて楽しめました。
2010年8月23日月曜日
名作再訪:ポオとニッキ - 平石貴樹 「だれもがポオを愛していた」
あうぅ、1勝すれば、の希望も空しく3連敗、ダメ元だった第2戦はいいとして、昨夜の第3戦は取りたかった…。ともあれ、これで勢いを付けてあげたんですから、次はちゃんと中日を叩いて下さい。
暦は「処暑」とのことですが、昨日から関東の夏も気合を入れ直したか最高36度超と連日の猛暑日、本日のガス使用量0.095m3、および書き忘れてましたが今月のガス使用量3m3(ガス代1345円)は共に最少記録更新です。
本日はお盆の帰省中に読んだ本から、個人的な好み(ロジック重視、パズラー大好き)では「人形はなぜ殺される」「りら荘事件」「占星術殺人事件」などに伍して国産ミステリーのオールタイムベストテンに入る大傑作と思っている作品です。
お盆のプチ同窓会の後、地元のブックオフに寄った際100円の棚で集英社文庫版を発見、(創元推理文庫版を有してるのに)装丁の可愛さに惹かれて購入、敢えて再読する積りは無かったのに、冒頭事件開幕の日付が自分の誕生日、つい運命を感じて?読んでしまった次第。
だれもがポオを愛していた 平石貴樹
その名もアッシャー家を思わせるボルティモアのアシヤ家で起こる、ポオ作品への"見立て"連続殺人に素人探偵ニッキが挑む、という稚気溢れるパズラー、何より読者への挑戦が嬉しいです。初読時ほどロジックに必然性が感じられず、やや評価は下がりましたが、「アッシャー家の崩壊」の絵解きは本当に見事、そのため評価が甘くなっていたかも。
間違いなく言えるのは、本作を読む前にポオ「アッシャー家の崩壊」を読んでおかないと、その妙味は半減するってことです。
暦は「処暑」とのことですが、昨日から関東の夏も気合を入れ直したか最高36度超と連日の猛暑日、本日のガス使用量0.095m3、および書き忘れてましたが今月のガス使用量3m3(ガス代1345円)は共に最少記録更新です。
本日はお盆の帰省中に読んだ本から、個人的な好み(ロジック重視、パズラー大好き)では「人形はなぜ殺される」「りら荘事件」「占星術殺人事件」などに伍して国産ミステリーのオールタイムベストテンに入る大傑作と思っている作品です。
お盆のプチ同窓会の後、地元のブックオフに寄った際100円の棚で集英社文庫版を発見、(創元推理文庫版を有してるのに)装丁の可愛さに惹かれて購入、敢えて再読する積りは無かったのに、冒頭事件開幕の日付が自分の誕生日、つい運命を感じて?読んでしまった次第。
だれもがポオを愛していた 平石貴樹
その名もアッシャー家を思わせるボルティモアのアシヤ家で起こる、ポオ作品への"見立て"連続殺人に素人探偵ニッキが挑む、という稚気溢れるパズラー、何より読者への挑戦が嬉しいです。初読時ほどロジックに必然性が感じられず、やや評価は下がりましたが、「アッシャー家の崩壊」の絵解きは本当に見事、そのため評価が甘くなっていたかも。
間違いなく言えるのは、本作を読む前にポオ「アッシャー家の崩壊」を読んでおかないと、その妙味は半減するってことです。
2010年8月22日日曜日
18切符で松本詣で - ヴェルバー&サイトウ・キネン・オケのサロメ
貧乏人には一生縁が無いと思っていた松本のサイトウキネンフェスティバル、不意に安くチケットが手に入り、急遽参戦となりました、勿論往き返りは青春18切符です。
今乗り換えの都合で途中下車した甲府駅前のマックで電波を拾ったところ、午前中なのにかなりの気温、目の前では「岸岡ちなみ」なる少女が伸びやかな歌声でストリートライブをやっています。
さっきまで乗っていたホリデー快速は鈍行ユーザーには珍しい2階建て車両、下層は脚フェチにはたまりません。
松本で時間があれば吉敷竹史推薦(「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」)のラーメンも食べてこようと思ってます。戻りは深夜になるので続きはまた明日。
<続き>
この日甲府は余裕の猛暑日、松本ですら35度弱に達し、南茨城も35度超と全国的に暑かった模様。
松本に着き、まず吉敷竹史の推すフォルクスラーメン(現・松本ラーメン)へ、その後開演まで1時間以上あったので散策、金沢と比べると松本の街はずっと観光向けに整備されており、どこも歩道スペースが広くて快適、街なかを流れる川を挟む道ではドラマ「白線流し」の映像が浮かび、ついスピッツの主題歌を口ずさんでしまいました。
少し早めに会場入り、お隣が「白線流し」慎ちゃんの実家、深志神社だったまつもと市民芸術館は長細くて巨大な施設、入口からホールへと続く長く緩やかな傾斜が日常から非日常への移行感を高めます。心なしかロビーに佇む客層はハイソな感じ、また会場スタッフもリッチで丁寧な印象です。
サイトウキネンオケを聴くのはお正月の東京公演で小澤の振るマーラー(2番や9番など)をやっていた頃以来、また指揮のヴェルバーって誰?って感じですが、だからこそ安くチケットを入手出来たとも言えます。
8月22日(日) まつもと市民芸術館
オメール・メイア・ヴェルバー&サイトウ・キネン・オーケストラ R.シュトラウス サロメ
最上階の末席でも声やオケの音がよく届く音響、オケはさすがに上手で各パートの分離よく柔らかな音色でしかも迫力は十分、過去聴いた同曲で1番の演奏水準、ヴェルパーの解釈にはケレン味や官能性は余り感じませんが、奏者それぞれの表情でそれなりの色気が漂います。演出は(たぶん)オーソドックス、タイトルロールのデボラ・ヴォイトは胃のバイパス手術によるダイエットで見違える体型になったとのこと、それでこの重量感とは以前はどんなだったんだ? 7つのヴェールの踊りの最後は肌色タイツでした。
開演前のアナウンスに「身を乗り出しての鑑賞はおやめ下さい」とあり、「細かいなあ」と思ってましたが、自分の前の男性(4階1列)が開演と同時に手すりに乗り出さんばかりの前のめり、舞台の中央殆どがブラインドとなってしまい(涙)「成程必要なアナウンスだったんだ」と納得、さすがに7つのヴェールの踊りの時だけは彼の頭を避けるべく前後左右に動いちゃいました(笑)。
終演後ダッシュで松本駅へ向かい、地元誌で評判の高いラーメン屋を経由して帰途に、途中高尾で寝過ごして危うく甲府に逆戻りするところでしたが、何とか切り抜けて深夜1時半頃に無事帰宅。
今乗り換えの都合で途中下車した甲府駅前のマックで電波を拾ったところ、午前中なのにかなりの気温、目の前では「岸岡ちなみ」なる少女が伸びやかな歌声でストリートライブをやっています。
さっきまで乗っていたホリデー快速は鈍行ユーザーには珍しい2階建て車両、下層は脚フェチにはたまりません。
松本で時間があれば吉敷竹史推薦(「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」)のラーメンも食べてこようと思ってます。戻りは深夜になるので続きはまた明日。
<続き>
この日甲府は余裕の猛暑日、松本ですら35度弱に達し、南茨城も35度超と全国的に暑かった模様。
松本に着き、まず吉敷竹史の推すフォルクスラーメン(現・松本ラーメン)へ、その後開演まで1時間以上あったので散策、金沢と比べると松本の街はずっと観光向けに整備されており、どこも歩道スペースが広くて快適、街なかを流れる川を挟む道ではドラマ「白線流し」の映像が浮かび、ついスピッツの主題歌を口ずさんでしまいました。
少し早めに会場入り、お隣が「白線流し」慎ちゃんの実家、深志神社だったまつもと市民芸術館は長細くて巨大な施設、入口からホールへと続く長く緩やかな傾斜が日常から非日常への移行感を高めます。心なしかロビーに佇む客層はハイソな感じ、また会場スタッフもリッチで丁寧な印象です。
サイトウキネンオケを聴くのはお正月の東京公演で小澤の振るマーラー(2番や9番など)をやっていた頃以来、また指揮のヴェルバーって誰?って感じですが、だからこそ安くチケットを入手出来たとも言えます。
8月22日(日) まつもと市民芸術館
オメール・メイア・ヴェルバー&サイトウ・キネン・オーケストラ R.シュトラウス サロメ
最上階の末席でも声やオケの音がよく届く音響、オケはさすがに上手で各パートの分離よく柔らかな音色でしかも迫力は十分、過去聴いた同曲で1番の演奏水準、ヴェルパーの解釈にはケレン味や官能性は余り感じませんが、奏者それぞれの表情でそれなりの色気が漂います。演出は(たぶん)オーソドックス、タイトルロールのデボラ・ヴォイトは胃のバイパス手術によるダイエットで見違える体型になったとのこと、それでこの重量感とは以前はどんなだったんだ? 7つのヴェールの踊りの最後は肌色タイツでした。
開演前のアナウンスに「身を乗り出しての鑑賞はおやめ下さい」とあり、「細かいなあ」と思ってましたが、自分の前の男性(4階1列)が開演と同時に手すりに乗り出さんばかりの前のめり、舞台の中央殆どがブラインドとなってしまい(涙)「成程必要なアナウンスだったんだ」と納得、さすがに7つのヴェールの踊りの時だけは彼の頭を避けるべく前後左右に動いちゃいました(笑)。
終演後ダッシュで松本駅へ向かい、地元誌で評判の高いラーメン屋を経由して帰途に、途中高尾で寝過ごして危うく甲府に逆戻りするところでしたが、何とか切り抜けて深夜1時半頃に無事帰宅。
2010年8月21日土曜日
乙一流童話 - 乙一「暗黒童話」
うう、巨人に粉砕されてもた、ま、3試合のうち1回勝てばいいんですけど。
朝から雲多く、今日も寒いんかいな、と思いつつ早起きして東京へ出てテニス、日中はそこそこ晴れて気温も33度前後まで上がりまずまず、昼過ぎまでプレーを満喫し、午後は古本屋等でまったり過ごした休日。
日々テニスをしてるため、肌の日焼けはもうサチってるかと思ってましたが、帰省で少し褪めたのか、両腕が真っ赤に焼けてます。
本日は帰省時に地元の古本屋で買って読んだ本から、天才乙一初の長編とのことです。
暗黒童話 乙一
やや不気味な内容の童話をモチーフに、事故で片眼と記憶を失った少女が移植で新しく得た左眼の"記憶"を探る旅に出るサスペンス、勿論この著者のことですからミステリー的趣向があしらわれており、しっかりミスディレクションに引っ掛かってしまいました。
文庫版(集英社文庫)では、著者自身によるあとがきが相変わらず滅茶苦茶楽しいです。
明日は青春18切符でサイトウキネンフェスに行ってきます!
朝から雲多く、今日も寒いんかいな、と思いつつ早起きして東京へ出てテニス、日中はそこそこ晴れて気温も33度前後まで上がりまずまず、昼過ぎまでプレーを満喫し、午後は古本屋等でまったり過ごした休日。
日々テニスをしてるため、肌の日焼けはもうサチってるかと思ってましたが、帰省で少し褪めたのか、両腕が真っ赤に焼けてます。
本日は帰省時に地元の古本屋で買って読んだ本から、天才乙一初の長編とのことです。
暗黒童話 乙一
やや不気味な内容の童話をモチーフに、事故で片眼と記憶を失った少女が移植で新しく得た左眼の"記憶"を探る旅に出るサスペンス、勿論この著者のことですからミステリー的趣向があしらわれており、しっかりミスディレクションに引っ掛かってしまいました。
文庫版(集英社文庫)では、著者自身によるあとがきが相変わらず滅茶苦茶楽しいです。
明日は青春18切符でサイトウキネンフェスに行ってきます!
2010年8月20日金曜日
2転3転フレンチミステリー劇 - W~ダブル
いやあ、3日連続で書きますが、ホント横浜サマのお蔭です! 特に林の調子を上げてくれたのが嬉しいっす。
曇りがちで気温も上がらず30度割れ(涙)、2日連続して気温は西高東低傾向のよう、実家の小松(石川)ですら真夏日が36日続いているというのに…。
閉め切って保温に努めている自室、深夜の室温も帰省以降、32度台→31度台→30度台と日々じりじり降下中です(涙)。
夜は銀座で観劇、例によって奇特な方からの頂き物、主演の中越典子に惹かれての参戦ですが、ロベール・トマ原作のミステリー劇ってところもポイント、因みにオゾン作品「8人の女たち」もそのトマ原作です。
8月20日(金) ル テアトル銀座
舞台「W~ダブル」
放蕩三昧の夫に愛想を尽かした妻が、夫に瓜二つの弟がいると聞き一計を案じる、というお話。前半ややテンポ遅めながら、休憩後の後半は2転3転、予想したオチを更にひっくり返されて大満足、長台詞もきっちりこなす中越典子は美しく、他の俳優陣もメジャーな人達ばかり、堀内敬子(ドラマ「CHANGE」の女医さん)を見られたのもちょっと嬉しく、終演後には楽しいアフタートークのオマケも。
曇りがちで気温も上がらず30度割れ(涙)、2日連続して気温は西高東低傾向のよう、実家の小松(石川)ですら真夏日が36日続いているというのに…。
閉め切って保温に努めている自室、深夜の室温も帰省以降、32度台→31度台→30度台と日々じりじり降下中です(涙)。
夜は銀座で観劇、例によって奇特な方からの頂き物、主演の中越典子に惹かれての参戦ですが、ロベール・トマ原作のミステリー劇ってところもポイント、因みにオゾン作品「8人の女たち」もそのトマ原作です。
8月20日(金) ル テアトル銀座
舞台「W~ダブル」
放蕩三昧の夫に愛想を尽かした妻が、夫に瓜二つの弟がいると聞き一計を案じる、というお話。前半ややテンポ遅めながら、休憩後の後半は2転3転、予想したオチを更にひっくり返されて大満足、長台詞もきっちりこなす中越典子は美しく、他の俳優陣もメジャーな人達ばかり、堀内敬子(ドラマ「CHANGE」の女医さん)を見られたのもちょっと嬉しく、終演後には楽しいアフタートークのオマケも。