週末のボケ老人: タイマーセット開始時刻を1時間間違え、メータ&VPOのブルックナー8番のFM留守録がパー(涙)。
番組表予約って1分単位の細かい調整が出来ないから嫌い、と言える身分ではなくなってきたかも。
晴れのち曇り、朝の最低14度台はやや低め、日中の最高24度台はやや高め、もう9月も最終日、でもツクツクボウシもアブラゼミもまだ健在です。
今朝の測定では実家スポット帰省の影響は1kg増(涙)、飽食したのは一昨日のことなのに…。
夜は東京に出て、昨日に続きチョン&フランス国立放送フィルの第2夜、メインはサン=サーンス3番、10年程前の来日時に聴いた演目です。
9月30日(月) サントリーホール
チョン・ミュンフン指揮フランス国立放送フィル ラヴェル マ・メール・ロワ、PC、サン=サーンス Sym3番
最初は何と曲目変更!ローマの謝肉祭からマ・メール・ロワに、個人的にはがっかり、前回聴いた時と比べ表現のアクや細かさは減じた印象ながら、より自然体になったせいか終曲の感動度はアップしたかも。続いてはゴジラの元ネタ?ピアノ協、(たぶん毎回思ってる気はしますが)第1楽章いじめの如きHrのハイトーンが印象的、ソリストは白いドレスのアリス=沙良・オット、今日も裸足で(笑)、アンコールにシューマンのしみじみ系の曲を。
休憩を挟んでサン=サーンス、ブラスはHr4、Tp3、Tb3、こちらも前回の演奏(2002年か2004年?)より角が取れて余裕が出た感じ、第1楽章後半(実質第2楽章)の叙情性、第2楽章前半(実質第3楽章)の快速テンポも前回より丸くなってる分上手くハマってました。PブロックL側と弦が響かない席位置のせいか、このオケにしては弦のボリュームは今ひとつながら、くすんだ楽器のTpトップを筆頭にブラスはかなりの吹きっぷり、終楽章中盤オクターブで血管が切れそうに吹く部分のハイトーンが息切れしたのは残念ながら、ラストは弦管オルガン轟然と鳴っての大団円、会場大興奮の中、ハープを運び込み、昨日同様「火の鳥」フィナーレを子守唄から、更にカルメン前奏曲とアンコールつるべ打ち、スタンディング・オーべーションもいっぱい出る盛り上がりでした。
やはりこのコンビ、アンコール込みで外れ無し、でした。幻想は前回の方がよかった気はしますが、サン=サーンス3番は今回の方がよかったかも。
<追記>
さっき気付いたんですが、いつの間にチョンの名前の日本語表記が"ミュン"フンから"ミョン"フンに変わったんでしょう?英語表記は変わらず"Myung-Whun"なんですが…。
2013年9月30日月曜日
2013年9月29日日曜日
チョン&フランス国立放送フィルの幻想再び
がーん、ペトレンコ&オスロフィルの先行発売が昨日だったこと、帰省のドサクサで完全に失念、2日経った今気付きました(涙)、忘れないよう、自分のYahooアカウントにリマインドメールまで送ったのに…。現時点ショスタコの日は5000円席売り切れ、でもかろうじてマーラーの日だけは最安席確保、でも嫌いなL側しか残ってなかった…。
スポット帰郷の復路高速バスは4000円強と格安の中では少しいいタイプ、勿論4列シートトイレ無しながら、無線LANとパソコン用電源配備、に惹かれて選択、ただ最初は調子良かった無線LAN、30分程で全く繋がらなくなり、その後東京まで改善されなかったのはどういうこと?さくら水産、いや、さく○観光さん!
高速バスは6時半に新宿着、曇りで(茨城では)最低16度台とやや高め、午後はみなとみらいでコンサートゆえ、家に帰るのも面倒なので、新宿で数時間、みなとみらいで数時間、ネットに繋がるところでブラブラ、ファミリーマートがいつの間にかフリーの無線LANサービスを始めたことを知りました、以前は携帯オンリーだった気がします。
晴れてきて夏日になった午後、聴いたのはチョン&フランス国立放送フィルのコンビ、過去の来日ではプロコ"ロミジュリ"の終曲の豪快さと幻想の全体的な激しさが印象に残ってます。ただ今回のメインは今日の幻想、明日のサン=サーンス3番ともここ数回の来日時でやった曲、ヤンソンス&コンセルトヘボウの「英雄の生涯」もそうですが、たまにしか聴けないのに、何でそんなことするんでしょ、ベートーヴェンやブラームスならまだしも。
とは言えこのコンビ、アンコールを含めたトータルでは必ず"当たり"の演奏をしてくれるので、「もうそれ聴いたよ!」と文句言いながらも、安く入手出来るとついつい参戦、ってことで2連戦です。
9月29日(日) みなとみらいホール
チョン・ミュンフン指揮フランス国立放送フィル ビゼー カルメン、ベルリオーズ ローマの謝肉祭、幻想Sym
最初はローマの謝肉祭、Tp4、Tb3、冒頭のアングレがまず強弱の差かなり大きめ、チョンは速い部分はやはり速く、ラストのブラスは壮麗爽快、続いてブラスが少し減ってビゼー、拍手鳴り止まぬうちから前奏曲スタート、その後も全体に快速テンポ、弦の鳴りのよさが印象的。
休憩を挟んで幻想、Hr4、Tp4(うちコルネット2)、Tb3、Tuba2、最初のイデー・フィクスの提示がまたも強弱かなり大きめ、第1楽章は激しいけれど前回よりやや大人しめだったかも、間をおかず第2楽章へ、すると草笛のために2ndOb奏者が舞台裏へ、第3楽章中盤の弦の分厚さは前回同様、第4楽章中盤ファンファーレのTpがベタ吹き気味で迫力、第4楽章ラストのブラスは抑えめで続けて終楽章へ、舞台裏の鐘は朗々、ブラスのディエス・イレのコラールはソフトで抑えめ、ただその裏の低弦のゴリゴリは史上最強(弦バスは10本)、クライマックスになっても弦全体の迫力がブラスと互角なのも前回と同じ、ラストまでそれ程テンポは煽らず、最後の1音に向けていったん音量を落としてからクレッシェンドしてのロングトーン、ブラスより弦の余韻を少し後まで残す処理もこのオケに合ってる感じ。アンコールは何と火の鳥!しかも子守唄から終曲まで、最後まで豪快なサウンドを満喫しました。
やはりこのオケ、弦セクションが一所懸命で、持続音の伸びは余り無い反面、動いたり刻んだりするパッセージでの音量が凄いです。明日のサントリー公演も楽しみです!
スポット帰郷の復路高速バスは4000円強と格安の中では少しいいタイプ、勿論4列シートトイレ無しながら、無線LANとパソコン用電源配備、に惹かれて選択、ただ最初は調子良かった無線LAN、30分程で全く繋がらなくなり、その後東京まで改善されなかったのはどういうこと?さくら水産、いや、さく○観光さん!
高速バスは6時半に新宿着、曇りで(茨城では)最低16度台とやや高め、午後はみなとみらいでコンサートゆえ、家に帰るのも面倒なので、新宿で数時間、みなとみらいで数時間、ネットに繋がるところでブラブラ、ファミリーマートがいつの間にかフリーの無線LANサービスを始めたことを知りました、以前は携帯オンリーだった気がします。
晴れてきて夏日になった午後、聴いたのはチョン&フランス国立放送フィルのコンビ、過去の来日ではプロコ"ロミジュリ"の終曲の豪快さと幻想の全体的な激しさが印象に残ってます。ただ今回のメインは今日の幻想、明日のサン=サーンス3番ともここ数回の来日時でやった曲、ヤンソンス&コンセルトヘボウの「英雄の生涯」もそうですが、たまにしか聴けないのに、何でそんなことするんでしょ、ベートーヴェンやブラームスならまだしも。
とは言えこのコンビ、アンコールを含めたトータルでは必ず"当たり"の演奏をしてくれるので、「もうそれ聴いたよ!」と文句言いながらも、安く入手出来るとついつい参戦、ってことで2連戦です。
9月29日(日) みなとみらいホール
チョン・ミュンフン指揮フランス国立放送フィル ビゼー カルメン、ベルリオーズ ローマの謝肉祭、幻想Sym
最初はローマの謝肉祭、Tp4、Tb3、冒頭のアングレがまず強弱の差かなり大きめ、チョンは速い部分はやはり速く、ラストのブラスは壮麗爽快、続いてブラスが少し減ってビゼー、拍手鳴り止まぬうちから前奏曲スタート、その後も全体に快速テンポ、弦の鳴りのよさが印象的。
休憩を挟んで幻想、Hr4、Tp4(うちコルネット2)、Tb3、Tuba2、最初のイデー・フィクスの提示がまたも強弱かなり大きめ、第1楽章は激しいけれど前回よりやや大人しめだったかも、間をおかず第2楽章へ、すると草笛のために2ndOb奏者が舞台裏へ、第3楽章中盤の弦の分厚さは前回同様、第4楽章中盤ファンファーレのTpがベタ吹き気味で迫力、第4楽章ラストのブラスは抑えめで続けて終楽章へ、舞台裏の鐘は朗々、ブラスのディエス・イレのコラールはソフトで抑えめ、ただその裏の低弦のゴリゴリは史上最強(弦バスは10本)、クライマックスになっても弦全体の迫力がブラスと互角なのも前回と同じ、ラストまでそれ程テンポは煽らず、最後の1音に向けていったん音量を落としてからクレッシェンドしてのロングトーン、ブラスより弦の余韻を少し後まで残す処理もこのオケに合ってる感じ。アンコールは何と火の鳥!しかも子守唄から終曲まで、最後まで豪快なサウンドを満喫しました。
やはりこのオケ、弦セクションが一所懸命で、持続音の伸びは余り無い反面、動いたり刻んだりするパッセージでの音量が凄いです。明日のサントリー公演も楽しみです!
2013年9月27日金曜日
ツイストそれぞれ第1短編集 - 北川歩実「もう一人の私」
昨夜はどんどん気温が下がり、今朝の最低9度と10度割れ、勿論夏以降初めて、ただ保温にこれ努めている部屋の温度は25度強を堅持。
快晴だった日中の最高は22度台と予報より低め、構内でもあちこちで彼岸花が咲き、かろうじてツクツクボウシの声も聞こえます。
本日も昨日に続いて北川作品から、1990年代後半に雑誌掲載されたものを集めた第1短編集、タイトルは収録作の題ではなく、全作に共通するテーマのようです。
もう一人の私 北川歩実
サスペンス系主体ながらそれなりにバラエティがあり読みやすい9編、思った程二転三転に拘っておらず、ツイストの多少はそれぞれ、個人的には「鎖」での反転が最も印象的。
これから夜行バスで父の顔を見に帰ります。
快晴だった日中の最高は22度台と予報より低め、構内でもあちこちで彼岸花が咲き、かろうじてツクツクボウシの声も聞こえます。
本日も昨日に続いて北川作品から、1990年代後半に雑誌掲載されたものを集めた第1短編集、タイトルは収録作の題ではなく、全作に共通するテーマのようです。
もう一人の私 北川歩実
サスペンス系主体ながらそれなりにバラエティがあり読みやすい9編、思った程二転三転に拘っておらず、ツイストの多少はそれぞれ、個人的には「鎖」での反転が最も印象的。
これから夜行バスで父の顔を見に帰ります。
2013年9月26日木曜日
処女作は奇想の傑作 - 北川歩実「僕を殺した女」
深夜零時に22度台(これが結局最高気温)、雨雲のせいか深夜から朝までずっと21度超、朝9-10時台に20度を少し割った以外は日中を含めほぼ21±1度、と一定値、ただ晴れ上がった夜になって気温どんどん降下中。
1回戦負けの試合後、午後には職場復帰、そこへ父の気胸が悪化したとの報、夜行バスを予約し、急ぎの雑務を処理し、明日は私用でばっくれるかも、と周りに根回しをしていると、続報あり、また空気が溜まって再度ドレナージした程度、とのこと、明日は姪が付いてくれるそうなので、様子見に帰るのは週末まで延ばすことに。
本日はここ数回の気胸、いや帰郷で読んだ本から。お盆の頃読んだ短編で著者のスタイルに興味が湧き、100円本の買い置きから発掘して数冊読むことに、まずは処女長編から。
僕を殺した女 北川歩実
目が覚めると男だった自分が女に、おまけに5年間タイムスリップしている!とトンデモ設定をロジカルに解明すべく主人公が奮闘する奇想天外ミステリー、読者がそれなりの解釈に至ると間もなくそれを否定する事実が、と二転三転、鼻面を引きずり回される展開に酔いました、傑作です。ただこの設定ならもっとサプライズを演出する書き方は出来る筈ですが、特にその点には拘らない作風の模様。
著者は性別すら不明の覆面作家とのこと、ただ筆致は99%男性のそれに思えます。次は短編集を2、3冊。
1回戦負けの試合後、午後には職場復帰、そこへ父の気胸が悪化したとの報、夜行バスを予約し、急ぎの雑務を処理し、明日は私用でばっくれるかも、と周りに根回しをしていると、続報あり、また空気が溜まって再度ドレナージした程度、とのこと、明日は姪が付いてくれるそうなので、様子見に帰るのは週末まで延ばすことに。
本日はここ数回の気胸、いや帰郷で読んだ本から。お盆の頃読んだ短編で著者のスタイルに興味が湧き、100円本の買い置きから発掘して数冊読むことに、まずは処女長編から。
僕を殺した女 北川歩実
目が覚めると男だった自分が女に、おまけに5年間タイムスリップしている!とトンデモ設定をロジカルに解明すべく主人公が奮闘する奇想天外ミステリー、読者がそれなりの解釈に至ると間もなくそれを否定する事実が、と二転三転、鼻面を引きずり回される展開に酔いました、傑作です。ただこの設定ならもっとサプライズを演出する書き方は出来る筈ですが、特にその点には拘らない作風の模様。
著者は性別すら不明の覆面作家とのこと、ただ筆致は99%男性のそれに思えます。次は短編集を2、3冊。
グリーンカップ首都圏オープン9月大会2013
台風20号は西にそれたのか風雨少なくほぼ曇り、昨日雨天延期だった試合を消化するべく埼玉へ、開始時刻の8時半と同時にまた雨(涙)、でも2時間待機で無事スタート、1回戦左利きの学生に0-8(雨で3セットから8ゲームに変更)と即効シバかれ終了、ただその次の2回戦でテニス仲間の息子!が仇を討ってくれました。本日のお小遣いは2180円、でもまた小切手(涙)。
今日貰ったアドバイス:
ただつなぐだけではなくて、時には切り返しのショットを打って相手に危機感を与えるべし。
今日貰ったアドバイス:
ただつなぐだけではなくて、時には切り返しのショットを打って相手に危機感を与えるべし。
2013年9月25日水曜日
カエターニ&都響の快演ショスタコーヴィチ7番
夜行バスは早朝新宿に、石川は晴れていたのに東京は雨が降っていて驚き、逆じゃん。気温は最低21度台、最高26度弱とやや高め安定。
実は試合をエントリーしていてその足で埼玉へ、昼過ぎまで待機させられた挙句、今日は中止、午後も遅くなって職場に行き、またまた宿題が山積しているのを発見、それが殆ど終わらないうちに夕方に、東京に戻ってコンサートに行かなくては。
そこへ姉から連絡、昨日短針検査で軽い気胸になった(された)父、一夜明けて気胸の程度が増大、ドレナージ(チューブ刺して排気)したとのこと、様子見にまた帰らねば、と後ろ髪を引かれつつも予定通りサントリーへ、つくづく親不孝者。
雨が徐々に小降りになる中、聴いたのは都響のショスタコ7番、指揮のカエターニは初体験、何となくイタリア人というと熱血系爆演を期待しての参戦、実際はどうでしょう。
9月25日(水) サントリーホール
オレグ・カエターニ指揮都響 芥川也寸志 VcとOchのためのコンチェルト・オスティナート、ショスタコーヴィチ Sym7番
最初は2管オケバックのチェロ協奏曲、ソロは都響の古川展生、陰々滅々とした曲想の中、中央に配されたチェンバロの響きが印象的、後半お目当てショスタコ7番、Hr5が左、Tp3,Tb3が右に、そしてバンダのHr4とTp3,Tb3はそれぞれお仲間の後方、という配置、この曲は譜面台を使わず振った痩身長躯のカエターニは指揮姿がかっこよく、全楽章速めのテンポでリズム感に加え、旋律感もある表現、第1楽章の中盤はリズム強めでブラスの爆発度はそこそこ、第3楽章の弦の聞かせどころでは速いテンポの割にはケレン味もあり、都響の弦を鮮烈に歌わせてました、木管ソロもなかなか、バンダが本隊と同じ位置なのは不満でしたが、終楽章前半の盛り上がり、勝利のモールス信号を連呼する部分だけは、バンダTpは舞台左袖へ移動し、バンダTbは元の右奥のまま、更に共に起立してステレオフォニックな効果を出していたのが印象的、終楽章も一気呵成、ブラスの爆発度はここでもぼちぼちながら、ラスト1音はケレン味のクレッシェンドがバッチリ、快演でした。
明日以降いつでも実家に戻れるよう、今夜はこれから職場に戻って仕事です(涙)。
実は試合をエントリーしていてその足で埼玉へ、昼過ぎまで待機させられた挙句、今日は中止、午後も遅くなって職場に行き、またまた宿題が山積しているのを発見、それが殆ど終わらないうちに夕方に、東京に戻ってコンサートに行かなくては。
そこへ姉から連絡、昨日短針検査で軽い気胸になった(された)父、一夜明けて気胸の程度が増大、ドレナージ(チューブ刺して排気)したとのこと、様子見にまた帰らねば、と後ろ髪を引かれつつも予定通りサントリーへ、つくづく親不孝者。
雨が徐々に小降りになる中、聴いたのは都響のショスタコ7番、指揮のカエターニは初体験、何となくイタリア人というと熱血系爆演を期待しての参戦、実際はどうでしょう。
9月25日(水) サントリーホール
オレグ・カエターニ指揮都響 芥川也寸志 VcとOchのためのコンチェルト・オスティナート、ショスタコーヴィチ Sym7番
最初は2管オケバックのチェロ協奏曲、ソロは都響の古川展生、陰々滅々とした曲想の中、中央に配されたチェンバロの響きが印象的、後半お目当てショスタコ7番、Hr5が左、Tp3,Tb3が右に、そしてバンダのHr4とTp3,Tb3はそれぞれお仲間の後方、という配置、この曲は譜面台を使わず振った痩身長躯のカエターニは指揮姿がかっこよく、全楽章速めのテンポでリズム感に加え、旋律感もある表現、第1楽章の中盤はリズム強めでブラスの爆発度はそこそこ、第3楽章の弦の聞かせどころでは速いテンポの割にはケレン味もあり、都響の弦を鮮烈に歌わせてました、木管ソロもなかなか、バンダが本隊と同じ位置なのは不満でしたが、終楽章前半の盛り上がり、勝利のモールス信号を連呼する部分だけは、バンダTpは舞台左袖へ移動し、バンダTbは元の右奥のまま、更に共に起立してステレオフォニックな効果を出していたのが印象的、終楽章も一気呵成、ブラスの爆発度はここでもぼちぼちながら、ラスト1音はケレン味のクレッシェンドがバッチリ、快演でした。
明日以降いつでも実家に戻れるよう、今夜はこれから職場に戻って仕事です(涙)。
2013年9月22日日曜日
朝活オケ、ややキビシめだった夜の5番 - 金山隆夫&モーニングフィルのマーラー5番
アマオケマーラーハシゴの後半戦から、錦糸町で重厚な6番を聴いた後、久我山を経由して荻窪で聴いたのは5番、演ずるは旗揚げ公演の9番以降、有志が少ないリハでゲリラ的にマーラーを中心に演奏する団体、その名に反し夜公演が多くなってきてます。また主要曲は2ローテめに入っており、5番は2年前に続く再演となります。
杉並なら2階席の響き、と思えど階段上り口には遮蔽物が!また2階クローズかよ!かと思わせつつ、念のため訊いてみるとOKとのこと、ならば何故置いたまま?
9月22日(日) 杉並公会堂
金山隆夫指揮モーニングフィルハーモニー管 ラヴェル クープランの墓、マーラー Sym5番
前半はラヴェル、細かいパッセージがダンゴになりやすくアマには難しい曲なんだな、と認識、休憩を挟んでマーラー、弦は音域順に並び、ブラスはTp4,Tb3,Hr6と基本編成、第3楽章の前後に音合わせ、Tpソロは深々した美音ながらピッチが不安定、Hrソロも美音なれど音の立ち上がり悪め。比較的安定している木管陣、中でもObトップが出色、一方人が集まらないのか弦はかなり不安定、これだと第4楽章はキビシイです、Hrは要所で鳴りよく、金山氏の落ち着いた棒の下、最後はブラス全体しっかり鳴ってそれなりの大団円、個人的MVPはキレよい音の女性2ndTb。
モーニングフィル史上、最もキビシイ演奏だったのでは。
杉並なら2階席の響き、と思えど階段上り口には遮蔽物が!また2階クローズかよ!かと思わせつつ、念のため訊いてみるとOKとのこと、ならば何故置いたまま?
9月22日(日) 杉並公会堂
金山隆夫指揮モーニングフィルハーモニー管 ラヴェル クープランの墓、マーラー Sym5番
前半はラヴェル、細かいパッセージがダンゴになりやすくアマには難しい曲なんだな、と認識、休憩を挟んでマーラー、弦は音域順に並び、ブラスはTp4,Tb3,Hr6と基本編成、第3楽章の前後に音合わせ、Tpソロは深々した美音ながらピッチが不安定、Hrソロも美音なれど音の立ち上がり悪め。比較的安定している木管陣、中でもObトップが出色、一方人が集まらないのか弦はかなり不安定、これだと第4楽章はキビシイです、Hrは要所で鳴りよく、金山氏の落ち着いた棒の下、最後はブラス全体しっかり鳴ってそれなりの大団円、個人的MVPはキレよい音の女性2ndTb。
モーニングフィル史上、最もキビシイ演奏だったのでは。
お彼岸に重厚長大マーラー6番 - 森口真司&フライハイト交響楽団
晴れのち曇り、朝の最低18度台、午後の最高29度弱と高め、明日はもう秋分ですが、まだまだ夏です。体重も更に0.5kg減、スペイン増加分の解消まであと0.5kg!
早起きして東京に出て午前中は教え子の応援、午後からはアマオケマーラーのハシゴ、と大忙し。
教え子のリーグ戦は1勝しか出来ず6チーム中5位、下部リーグとの入れ替え戦行きとなり、今日がその決戦の日、コートへ行く途中には、"曼珠沙華"と呼びたくなるような真紅の彼岸花がいっぱい固まって咲いていました。そう言や春分・秋分の日のみならず、その前後がお彼岸なんですね。
ダブルス1勝1敗、続いて入ったシングルス3試合全て互角の展開のまま、アマオケの時間が近近付いたので薄情にも見捨ててコートを去り錦糸町へ、まずは6番です。
聴いたのは(たぶん)初めてのオケ、指揮はこってり系の森口真司氏、彼の振るマーラーは東京楽友協会響との6番や7番、FAF管弦楽団との9番などそこそこ聴いてますが、やや久々の感あり。
9月22日(日) すみだトリフォニー
森口真司指揮フライハイト交響楽団 マーラー Sym6番
オケは2ndVnとVlaを入れ替えた形の対向配置、ブラスはTp6,Tb4,Hr9、森口氏は譜面台を使用せず、第1楽章の開始からずっしり重厚、アルマ主題のラストなどかなりの粘り、新版楽譜っぽいのに第2楽章がスケルツォ(賛成!)、音合わせの後第3楽章アンダンテは遅めテンポで表情濃く細かく、カウベルはオルガン脇通路の両サイドでも鳴らし最大時5名、終楽章も遅めテンポで各フレーズ濃い口表現、特に序奏から第1主題?が提示される部分など激遅ながら、遅くても緊張感を失わないメリハリ、舞台裏ではカウベルと一緒に低音の鐘(板?)っぽい音も、ハンマーは2度、木槌で木の台をヒット、終盤のシンバルの花は4つ、運命動機?のティンパニは細かく強弱あり最強奏時は激しい打ち込み!オケは弦管共に安定しなかなかの実力、特に弦セクションは森口氏の細かいアクセントやポルタメント要求を再現し、Vnの澄んだ音色が印象的、Hrの鳴りよく、Tpトップが出色、ブラスは最後まで衰えず、壮大なクライマックスが現前、久々に濃くて重厚長大なマーラーを堪能しました。
トータル90分ほど掛かったかも、ただ何度聴いてもアンダンテ序盤のHrソロの新版譜のメロディには馴染めません。
その後、再び教え子の様子を見にダッシュで久我山へ、夕方5時半着、既に接戦の末敗れた後で、しかも目前で相手に祝勝ビール掛けをされる屈辱を味わったとのこと、これをバネにして下さい。
小1時間で久我山を辞して荻窪へ、次は朝活オケによる5番の再演、この感想は次の記事で。
早起きして東京に出て午前中は教え子の応援、午後からはアマオケマーラーのハシゴ、と大忙し。
教え子のリーグ戦は1勝しか出来ず6チーム中5位、下部リーグとの入れ替え戦行きとなり、今日がその決戦の日、コートへ行く途中には、"曼珠沙華"と呼びたくなるような真紅の彼岸花がいっぱい固まって咲いていました。そう言や春分・秋分の日のみならず、その前後がお彼岸なんですね。
ダブルス1勝1敗、続いて入ったシングルス3試合全て互角の展開のまま、アマオケの時間が近近付いたので薄情にも見捨ててコートを去り錦糸町へ、まずは6番です。
聴いたのは(たぶん)初めてのオケ、指揮はこってり系の森口真司氏、彼の振るマーラーは東京楽友協会響との6番や7番、FAF管弦楽団との9番などそこそこ聴いてますが、やや久々の感あり。
9月22日(日) すみだトリフォニー
森口真司指揮フライハイト交響楽団 マーラー Sym6番
オケは2ndVnとVlaを入れ替えた形の対向配置、ブラスはTp6,Tb4,Hr9、森口氏は譜面台を使用せず、第1楽章の開始からずっしり重厚、アルマ主題のラストなどかなりの粘り、新版楽譜っぽいのに第2楽章がスケルツォ(賛成!)、音合わせの後第3楽章アンダンテは遅めテンポで表情濃く細かく、カウベルはオルガン脇通路の両サイドでも鳴らし最大時5名、終楽章も遅めテンポで各フレーズ濃い口表現、特に序奏から第1主題?が提示される部分など激遅ながら、遅くても緊張感を失わないメリハリ、舞台裏ではカウベルと一緒に低音の鐘(板?)っぽい音も、ハンマーは2度、木槌で木の台をヒット、終盤のシンバルの花は4つ、運命動機?のティンパニは細かく強弱あり最強奏時は激しい打ち込み!オケは弦管共に安定しなかなかの実力、特に弦セクションは森口氏の細かいアクセントやポルタメント要求を再現し、Vnの澄んだ音色が印象的、Hrの鳴りよく、Tpトップが出色、ブラスは最後まで衰えず、壮大なクライマックスが現前、久々に濃くて重厚長大なマーラーを堪能しました。
トータル90分ほど掛かったかも、ただ何度聴いてもアンダンテ序盤のHrソロの新版譜のメロディには馴染めません。
その後、再び教え子の様子を見にダッシュで久我山へ、夕方5時半着、既に接戦の末敗れた後で、しかも目前で相手に祝勝ビール掛けをされる屈辱を味わったとのこと、これをバネにして下さい。
小1時間で久我山を辞して荻窪へ、次は朝活オケによる5番の再演、この感想は次の記事で。
2013年9月21日土曜日
お人好し探偵の受難 - 宮部みゆき「名もなき毒」
まずまずの晴れ、気温も最低17度台、最高29度台とこの時期にしては十分な高さ、昨日は朝風呂に入らず職場に直行したため、今朝が出張以降初の体重測定、昨日は朝昼抜いたのが良かったのか、スペインで2kg増えた分からの上乗せが無かったどころか、その時点より1kg減、つまりトータル出張前から1kg増で済んでます!
絶好のテニス日和ながら午後の練習をキャンセルし、2週連続の学会出張で溜まった仕事を処理すべく、終日職場で残務整理に励んだ一日、しかも朝寝坊したために壁打ちする余裕すら無し(涙)。
3分の2ほど終わって一息、洗濯をしているところ、本日は先日読んだ本から、今クールのドラマ「名もなき毒」を観るべく、その原作2本を読む企画の第2弾、「誰か」の主人公がまた別の事件に遭遇します。
同題でドラマ化されたせいか、100円棚ではついぞ見つけられず、諦めて2-300円はたいて買ったもの。
名もなき毒 宮部みゆき
お人好しの主人公が、連続毒殺事件および職場に来たモンスター新入社員の問題に挑みます。前作より事件も展開も派手になり見せ場も増えますが、反面ミステリー部分で腑に落ちない点も増えた感あり、ただ本作もじわっと来るシーンがあるのはやはり筆力。
明日はアマオケマーラーのハシゴ、午後に6番、夜に5番の予定です!仕事終わってないけど(笑)。
絶好のテニス日和ながら午後の練習をキャンセルし、2週連続の学会出張で溜まった仕事を処理すべく、終日職場で残務整理に励んだ一日、しかも朝寝坊したために壁打ちする余裕すら無し(涙)。
3分の2ほど終わって一息、洗濯をしているところ、本日は先日読んだ本から、今クールのドラマ「名もなき毒」を観るべく、その原作2本を読む企画の第2弾、「誰か」の主人公がまた別の事件に遭遇します。
同題でドラマ化されたせいか、100円棚ではついぞ見つけられず、諦めて2-300円はたいて買ったもの。
名もなき毒 宮部みゆき
お人好しの主人公が、連続毒殺事件および職場に来たモンスター新入社員の問題に挑みます。前作より事件も展開も派手になり見せ場も増えますが、反面ミステリー部分で腑に落ちない点も増えた感あり、ただ本作もじわっと来るシーンがあるのはやはり筆力。
明日はアマオケマーラーのハシゴ、午後に6番、夜に5番の予定です!仕事終わってないけど(笑)。
2013年9月16日月曜日
台風の中のマーラー7番 - 矢崎彦太郎&フィルハーモニックアンサンブル管
台風18号の来襲で交通機関乱れる中、東京に出てまず芸劇で練達アマオケによるマーラー7番を聴き、それから東伏見にある早稲田大のインドアコートに行き教え子の団体戦の応援(やっと1勝!)、これから新宿に戻り夜行バスで金沢へ行き学会、例によって準備まだ終わってません(涙)、記事のみにて。
<続き>
いやはや、ここ3週連続して自分でも解ける程簡単だったのに、今回の「密室美少女」の謎、ちんぷんかんぷんです。
関東は直撃ではなかったせいか、それ程激烈な風雨、って程でも無し、とは言え、それなりに激しい雨風ゆえ交通機関がちょこちょこストップする中、TXは無事運行、少し早めに茨城を出て、都心では地下鉄を多めに使い無事開演前に池袋に到着、
聴いたのは立教大オケOBを母体に設立し、弦のトップには元N響などプロ奏者を配し、海外への演奏旅行なども行う上手なアマオケ、マーラーは以前に3番を聴いてます。
9月16日(月・祝) 芸術劇場
矢崎彦太郎指揮フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 モーツァルト Cl協、マーラー Sym7番
まず最初に矢崎氏の盟友?でありこの団の指導もしていた小松一彦氏の追悼としてプッチーニ「菊」をしみじみした弦の響きで、続いて(自分にはキツい)モーツァルト、Clソロは読響首席も務める金子平。後半お目当てマーラー、第1楽章ソロはユーホではなくてテナーホルン(かワーグナーチューバ)をHr奏者が担当か(6人Hrと並んでいたので)、矢崎氏はやや遅めテンポ基調にアクの無い解釈の下、4本Tpなどブラスの爆発度は低めでまとまり系のサウンド、終楽章コーダでの鐘(チューブラーベル使用)の矢鱈と激しい鳴りが印象的。この時点で2時間半経過、流石にアンコールは無し。
次回もマーラー、コバケンとの5番とのこと、今日よりずっと熱い演奏になりそう。
台風去って晴れ、綺麗な月夜になったのはいいんですが、妙に寒いです、茨城では15度を割っていたそう。
<続き>
いやはや、ここ3週連続して自分でも解ける程簡単だったのに、今回の「密室美少女」の謎、ちんぷんかんぷんです。
関東は直撃ではなかったせいか、それ程激烈な風雨、って程でも無し、とは言え、それなりに激しい雨風ゆえ交通機関がちょこちょこストップする中、TXは無事運行、少し早めに茨城を出て、都心では地下鉄を多めに使い無事開演前に池袋に到着、
聴いたのは立教大オケOBを母体に設立し、弦のトップには元N響などプロ奏者を配し、海外への演奏旅行なども行う上手なアマオケ、マーラーは以前に3番を聴いてます。
9月16日(月・祝) 芸術劇場
矢崎彦太郎指揮フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 モーツァルト Cl協、マーラー Sym7番
まず最初に矢崎氏の盟友?でありこの団の指導もしていた小松一彦氏の追悼としてプッチーニ「菊」をしみじみした弦の響きで、続いて(自分にはキツい)モーツァルト、Clソロは読響首席も務める金子平。後半お目当てマーラー、第1楽章ソロはユーホではなくてテナーホルン(かワーグナーチューバ)をHr奏者が担当か(6人Hrと並んでいたので)、矢崎氏はやや遅めテンポ基調にアクの無い解釈の下、4本Tpなどブラスの爆発度は低めでまとまり系のサウンド、終楽章コーダでの鐘(チューブラーベル使用)の矢鱈と激しい鳴りが印象的。この時点で2時間半経過、流石にアンコールは無し。
次回もマーラー、コバケンとの5番とのこと、今日よりずっと熱い演奏になりそう。
台風去って晴れ、綺麗な月夜になったのはいいんですが、妙に寒いです、茨城では15度を割っていたそう。