2013年9月29日日曜日

チョン&フランス国立放送フィルの幻想再び

 がーん、ペトレンコ&オスロフィルの先行発売が昨日だったこと、帰省のドサクサで完全に失念、2日経った今気付きました(涙)、忘れないよう、自分のYahooアカウントにリマインドメールまで送ったのに…。現時点ショスタコの日は5000円席売り切れ、でもかろうじてマーラーの日だけは最安席確保、でも嫌いなL側しか残ってなかった…。

 スポット帰郷の復路高速バスは4000円強と格安の中では少しいいタイプ、勿論4列シートトイレ無しながら、無線LANとパソコン用電源配備、に惹かれて選択、ただ最初は調子良かった無線LAN、30分程で全く繋がらなくなり、その後東京まで改善されなかったのはどういうこと?さくら水産、いや、さく○観光さん!

 高速バスは6時半に新宿着、曇りで(茨城では)最低16度台とやや高め、午後はみなとみらいでコンサートゆえ、家に帰るのも面倒なので、新宿で数時間、みなとみらいで数時間、ネットに繋がるところでブラブラ、ファミリーマートがいつの間にかフリーの無線LANサービスを始めたことを知りました、以前は携帯オンリーだった気がします。

 晴れてきて夏日になった午後、聴いたのはチョン&フランス国立放送フィルのコンビ、過去の来日ではプロコ"ロミジュリ"の終曲の豪快さ幻想の全体的な激しさが印象に残ってます。ただ今回のメインは今日の幻想、明日のサン=サーンス3番ともここ数回の来日時でやった曲、ヤンソンス&コンセルトヘボウの「英雄の生涯」もそうですが、たまにしか聴けないのに、何でそんなことするんでしょ、ベートーヴェンやブラームスならまだしも。

 とは言えこのコンビ、アンコールを含めたトータルでは必ず"当たり"の演奏をしてくれるので、「もうそれ聴いたよ!」と文句言いながらも、安く入手出来るとついつい参戦、ってことで2連戦です。

9月29日(日) みなとみらいホール
 チョン・ミュンフン指揮フランス国立放送フィル ビゼー カルメン、ベルリオーズ ローマの謝肉祭、幻想Sym
最初はローマの謝肉祭、Tp4、Tb3、冒頭のアングレがまず強弱の差かなり大きめ、チョンは速い部分はやはり速く、ラストのブラスは壮麗爽快、続いてブラスが少し減ってビゼー、拍手鳴り止まぬうちから前奏曲スタート、その後も全体に快速テンポ、弦の鳴りのよさが印象的。
 休憩を挟んで幻想、Hr4、Tp4(うちコルネット2)、Tb3、Tuba2、最初のイデー・フィクスの提示がまたも強弱かなり大きめ、第1楽章は激しいけれど前回よりやや大人しめだったかも、間をおかず第2楽章へ、すると草笛のために2ndOb奏者が舞台裏へ、第3楽章中盤の弦の分厚さは前回同様、第4楽章中盤ファンファーレのTpがベタ吹き気味で迫力、第4楽章ラストのブラスは抑えめで続けて終楽章へ、舞台裏の鐘は朗々、ブラスのディエス・イレのコラールはソフトで抑えめ、ただその裏の低弦のゴリゴリは史上最強(弦バスは10本)、クライマックスになっても弦全体の迫力がブラスと互角なのも前回と同じ、ラストまでそれ程テンポは煽らず、最後の1音に向けていったん音量を落としてからクレッシェンドしてのロングトーン、ブラスより弦の余韻を少し後まで残す処理もこのオケに合ってる感じ。アンコールは何と火の鳥!しかも子守唄から終曲まで、最後まで豪快なサウンドを満喫しました。

 やはりこのオケ、弦セクションが一所懸命で、持続音の伸びは余り無い反面、動いたり刻んだりするパッセージでの音量が凄いです。明日のサントリー公演も楽しみです!

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