2011年11月18日金曜日

匠の技いろいろ - 泡坂妻夫「煙の殺意」

 終日の曇り、朝は冷え込まず最低7度と高め、日中は予報に反し上がらず最高13度と低め、マフラーをして出ても荷物にならない気候でした。生徒の都合でイレギュラーに横浜へ講義に、昼飯は大分ラーメンです。

 本日はちょっと前に読了した本から、名匠泡坂妻夫の比較的初期作を集めた短編集、今年連綿と続けてきた1年遅れの泡妻追悼企画もこれで一区切りです。

煙の殺意 泡坂妻夫
 大抵の作品が再読なせいか、名品の誉れ高い「椛山訪雪図」(やや作り過ぎの感)「煙の殺意」(もっと説得力のあるプレゼンが出来そう)「紳士の園」あたりよりも、やや泡妻らしくない倒叙物「歯と胴」(バリンジャーへのオマージュ?)と泡妻節全開の「開橋式次第」のファイダニットと手掛かりが印象に残りました。

 明日から2日間職場が停電になるので、その対処が意外と面倒です。

0 件のコメント:

コメントを投稿