2011年11月12日土曜日

シナイスキー&N響の10番、大地の歌

 朝の最低は12度弱と昨日の最高気温並み、まずまず晴れた日中は20度弱と高め(都心は20度超)、朝は東京に出て教え子の応援&テニス、昨日は半袖半ズボンで凍えたのに懲りて上着を羽織り小さなマフラーまで、なのに外出10分でどちらも不要荷物に、相も変わらぬ"あつなま"パターン。

 久我山での応援、品川でのテニスをそれぞれ1時間で切り上げて渋谷へ、鬼門のNHKホールです。年末のN響は取って付けた様にマーラーイヤー帳尻合わせのマーラープロが並んでますが、今月は余り興味の無い4番に全く興味の無い「大地の歌」、で大の苦手のNHKホールってことで完全スルーの予定でした。

 そもそも「大地の歌」は歌曲なのでそれがメインとなるコンサートに行くことは無く、よって実演経験ゼロ。ところが奇特な知人が「それはよろしくない」とご馳走してくれることになり参戦となった次第、おまけに開演前に二郎インスパイア系ラーメンまでご馳走になってしまいました。

 今月のN響はコウトがキャンセル、その代役のメンツがパパ・ヤルヴィ、メルクル、シナイスキーってのが凄い。で今日はシナイスキー、実演は初めてですし、ディスクもショスタコのイメージしかありません。

11月12日(土) NHKホール
 ワシリー・シナイスキー指揮N響 マーラー Sym10番第1楽章、大地の歌
シナイスキーは棒を使わないスタイル、10番冒頭のVlaをかなり勿体付けてやっており、「これはねちっこくなるか」と期待しましたがその後はあっさり系、阿鼻叫喚のクライマックスも大人しめ(Tpのハイトーンは柔らかな音色ながら見事でした)、終わり方もあっさりでした。後半は「大地」初体験、1、3曲めと終曲くらいしか耳に馴染み無く、しかも終曲は生で聴くと思ったよりしつこくて長かったです。第1曲が5本のHrを吼えさせたり最後の1音のドスが効いていたりと豪快な解釈に感じました。

 因みに昨日書いた12月の8番は確かに現地でもほぼ売り切れてました。

 終演後の夕方はテミルカーノフ&旧レニングラードフィルのラフマニノフ2番、マゼール&東響「巨人」、法政大オケショスタコ5番、品川区民管ショスタコ10番のどれかに行こう、と思っており、熟慮、じゃなくて浅慮の末、少なくともテニス仲間2人に会えるテミルカーノフに決定、チケット入手のアテも無いのに文京シビックへ。

 予想通り当日売りは高い席のみ、「当日券売り場に並ぶふりをしてチケットが余っている人を誘い込む作戦」をやろうとした矢先、目の前でまさにそれをやられてS席が1枚無料で流れて激萎え、素直に「チケット求む」と書いて立っていれば手に入るんでしょうがその根性も無し。予定通りテニス仲間2名に挨拶出来、更に予定外にクラヲタ仲間1名にも会えたので、それで満足して帰ることにしました。

 明日はアマオケでシベリウスです!

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