昨日の雨を降らせた停滞前線(秋雨前線?)は台風と共に未明に去り、日中は快晴、朝の最低10度弱、午後の最高19度強と共に低め、構内の彼岸花は萎れ、百日紅は最後の一輪レベルに減ってしまってます。
あと今年初めて気付いたんですが、雑草の様に所々に生えている薄紫の萩の花、これが意外と長持ちで、ひと月以上前から咲いてるのにまだ一杯咲いてます。
本日は先日読んだ本から、ちょっと間が空きましたが「昨年の本格の収穫を読む」企画の第3弾、昨日は雨だったので憂鬱、今日は晴れて気分も晴れ晴れ、と自分は雨が嫌いなんですが、それとは逆に雨が降るのを待ち望むむ主人公が数々の不可能犯罪に遭遇する短編集、しかも原作刊行は何と2008年! 著者は本格マニアが高じて著作に手を染めた印象です。
ディーン牧師の事件簿 ハル・ホワイト
引退した牧師が挑む6つの不可能犯罪、どれも密室とそのバリエーションで、謎が多いとどうしても心理的トリックより機械的トリックが多くなってしまうのと、トリックや手掛かりのフェアさにも出来不出来があるため、マニア以外にはシンドそう、ともあれ、その本格魂と稚気が素敵です。矢継ぎ早に3つの"密室"が繰り出される巻頭の「足跡のない連続殺人」、そして巻末の「ガレージ密室の謎」のバカミス度(笑)が印象に残ってます。
0 件のコメント:
コメントを投稿