2012年10月28日日曜日

インバル&都響の雄渾な3番

 昨日のボケ老人: 昨夜家に帰るとパッパーノ&VPOライブを留守録している筈のDATがなぜか稼動しておらず、タイマー通り電源は入っているのに…。色々原因を調べてもマシンの動作に問題なし、もしかして、タイマーセットの後、電源を落とし忘れたのでは…。

 本日も午前テニスの予定無く、目覚ましを掛けずに寝たら目覚めたのは9時過ぎでビックリ、もうフィギュアのカナダGP男女フリーが始まってます。

 それを観た後、本日も午後はマーラー、インバル&都響の3番です。同コンビの同曲は一昨年に聴いたので、余程安く入手しない限りスルーの予定でしたが、奇特な知人から頂いての出陣、前回は急なコンマス→コンミス交替もあり前半バタバタして完成度が低かった(けれど終楽章は良かった)んですが、今回はどうでしょう。

 いただいた席は3階でも最前列(の右側)、いつも座る外野席(通路より後方)に比べると、ややブラスの音が来る感じ、でも弦は変わらず飛んで来ない感じです。

10月28日(日) 芸術劇場
 エリアフ・インバル指揮都響 マーラー Sym3番
冒頭からHr9本が豪壮で過去同曲最高の鳴りっぷり、全体にテンポ速め(余裕でトータル100分を切ってます)で第1楽章再現部前の行進曲など凄い速さ、アクセントを強調し、終楽章以外粘らないのは前回と同じ、ただ今回はオケがぴったり着いてきて完成度UP、Tbソロはぼちぼち、芸劇3階だとコンミスソロの音が届かずHrソロとの掛け合いの感興が殺がれ残念、第1楽章コーダでのTpファンファーレ風ソロをペトルーシュカの時の様に2人で分奏してたかも(←本当ならビックリ!)。第2楽章後インバルは一旦退場しオケが音合わせ(前回は第3楽章後でした)、その間TpトップがポストHrソロのため退場し、女声合唱約40人、少年少女合唱約30人、そしてソリストが入場してオケ後方のひな壇に着席、合唱は第4楽章の後半に起立し、第5楽章の終わる少し前に着席、最後のビンバンは座って歌う趣向。第3楽章ポストHrソロは復帰時手にしていた楽器(バルブ付きポストホルン)で吹いたのならなかなかの安定感、前回スラーだった第4楽章オーボエの上昇音型が回は慣習通りグリッサンド、終楽章はテンポやや速めながら前回同様たっぷり粘ってインバル節、クライマックス前のppコラール部のTpハイトーンも決まり、最後の音響も壮大、ホールの違いで終楽章では弦のうねりが目減りしましたが、両端楽章のブラスの鳴りはそれを超越して豪快、前回より遥かに満足の出来でした。

 特に第1楽章は前回とは見違える出来でした。あとTpはアシ無し4本だったのに、舞台上の1st奏者がポストホルンを掛け持つのを見たのは初めてかも。

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