2013年6月30日日曜日

キタエンコ&東響、独特サウンドのラフマニノフ2番

 阪神2連続サヨナラ! あと昨日書き忘れたけど山井おめでとう!6年前の日本シリーズでの屈辱が少しは晴れたのでは。

 最低19.1度、最高26.7度は共に高め、週末直前から予報はどんどん好転し、当初「午前は雨」だったのに終日の曇り時々晴れ、予定通り午前テニス、午後コンサートといつもの休日、有明へ向かうバスの車窓からもうフヨウ(かムクゲか区別が付かず)の紫の花が咲いてるのが見えました。

 午後はアマオケ、じゃなくて今日はプロ、キタエンコ&東響のラフ2です。このコンビ、少し前にショスタコーヴィチの7番を聴いてますが、爆演期待で臨んだせいか、意外と端整な演奏で肩透かしを食らった記憶あり、でもラフマニノフとなるとやっぱり少し期待しての参戦です。

6月30日(日) サントリーホール
 ドミトリ・キタエンコ指揮東響 プロコフィエフ 交響的協奏曲、ラフマニノフ Sym2番
前半プロコはチェロ協奏曲第2番をよりシンフォニックに改訂したもの、ただ以前アマオケで聴いた時よりブラス抑えめで激しさ余り感じず、ソリストイェンス=ペーター・マインツは拍手に応えてバッハのしみじみ系をアンコール。
 後半ラフマニノフ、オーソドックスな棒のキタエンコは序奏から弦をガンガン歌わせており、その後も弦をよく鳴らす音作り、速い楽想でもやや遅めテンポで弦の刻みを強調、5本のHrは要所でかなり強奏してましたがTp、Tbはやや抑えめ、ただTubaは存在感、最後の1音は低弦にかぶせてティンパニ一撃!(そんな楽譜だったっけ?)、第2楽章もゆったりたっぷり、そして凄かったのが第3楽章、最初のClソロを始め木管のソロ・合いの手をかなり強く吹かせると共に弦はグリグリ弾かせる分厚い音作り、頂点部ではどんどん加速した後、急速にスローダウンして大爆発と同曲で経験の無いド迫力、そしてその後の主題回帰部分も情感たっぷり(Flの合いの手が絶品)。終楽章は単調にならないよう強弱多めに付けテンポも動かすスタイル、そしてクライマックスの金管コラール部分、ブラスの爆発度低めながら、どんどんテンポを遅くしてゆき、その間弦の動きをゴリゴリ強調、東響もそれに応えて聴いたことのないサウンドを創出、個性的な響きが聴けて大満足でした。

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