2018年3月31日土曜日

ウィグルスワース&東響のブルックナー4番

 テニスとインストアイベントを経てサントリーへ、知らない間にアークヒルズ3階がリニューアルされてます。

 聴いたのは未知の指揮者ウィグルスワースによるブルックナー4番、奇特な知人からの頂きチケットです。

3月31日(土) サントリーホール
 マーク・ウィグルスワース&東響 シベリウス VnC、ブルックナー Sym4番
 オケは対向配置、前半シベリウスのソリストはジェニファー・パイク、やや音取りが適当、ま美人だからいいか、アンコールにバッハ。後半ブルックナーは2004年コーストヴェット第3稿と聴いたことの無い版、確かに少し違います、が初稿ほど大きく違う訳でも無し、Hr5,Tp4(2ndが女性!),Tb3、Hrトップやや不調、でも4番Hrが可愛かったからいいです。Tpトップもやや不調、ただコラール部分ではまずまずの吹きっぷり、ウィグルワースは細かい指示をしない一筆書きの指揮の割には中低弦の動きが明瞭な独特のサウンド、時々タメる芝居っ気もあり。

 最前列のサスペンダーおじさんをここしばらく見ない気がする。

玉石混交 - フラップガールズスクール、callme、東京CuteCute

 阪神快勝!開幕戦をTV観戦出来るなんて、何年振りだろうか。

 快晴のテニス日和、東京に出て午前練習、綾瀬界隈の桜はまだかなり残ってます。

 夜は未知の指揮者ウィグルワース&東響のブルックナー4番。午後はインバル&都響"悲愴"に備えてに空けてあったんですが安価入手ならず断念、適当にインストアイベントに寄ることに。

 まずは山野楽器のイベントで池袋西武屋上で観たフラップガールズスクールなる4人組、1人だけ際立ったルックスで凹凸感あり、しかも観客が開演30分前で3名、定時で10名、と驚きの少なさ(←このひと月後解散したらしい…)。

 続いてタワレコ池袋で聴いたのがcallmeなる作詞・作曲・振付まで自分たちでこなす3人組、確かな歌唱力でルックスもそこそこ、ただ到着30分前で場所が3列目、よく見えず早々に退散。

 次にタワレコ渋谷で東京CuteCuteなるグループを観た筈なんですが、2019年になってこの記事を書いてるので、正直覚えてません、それなりのルックスだった気がします。

 この後はサントリーでブルックナー!

2018年3月25日日曜日

ああ勘違い&顔セレ - 世川望&市川交響楽団

 渋谷タワレコでアイドルのイベントを冷やかした後、市川でアマオケがピットに入るバレエ公演へ。

3月25日(日) 市川市文化会館
 世川望&市川交響楽団 ミュージカルメドレー
前半クラシックバレエ、後半ミュージカルメドレーの2部構成、何と前半のチャイコなどのクラシックは録音音源!事前調査不足です(涙)。ってことで、後半のポップスのみ生オケ、「マイ・フェア・レディ」や「サウンド・オブ・ミュージック」などミュージカルメドレー、少数精鋭なのか市響は定期の時より弦が安定。

 9つのカンパニー(の生徒)が登場する中、1団体だけ妙にルックスよく(年代は小学高学年あたり?)、半数が即アイドルになれる位、「顔セレ?」と思ってしまいました(笑)。

K-Popっぽい6人組 - chu-Z

 晴れ、最高20度弱と昨日以上の花見日和、ただ神田川沿いの桜はまだ6-7分、早起きして東京に出て午前テニス、午後はアマオケでマーラー1番。

 の予定でしたが招待申込を忘れており(ボケ老人)、断念して別の無料コンサートへ、アマオケがピットに入るバレエ公演、その前にタワレコ渋谷のインストアイベントへ。

 聴いた(見た)のはchu-Zなる6人組のユニット、ルックスはぼちぼち、ダンスがK-Popのテイストを取り入れた感じ。

 その後ピットに入ったアマオケを聴くべく本八幡へ。

2018年3月24日土曜日

上岡&新日のそこそこ個性的な悲愴

 銀座山野楽器でユッコ・ミラーさんのSaxを聴いた後、錦糸町へ移動して上岡&新日の"悲愴"へ。

 ただ時間がギリギリ、「前プロはコンチェルトなど興味無い曲が多いからいっか」とゆっくりトリフォニーへ、案の定ホールに着いたのは定刻1分過ぎ、音合わせが始まりそうな時刻、ダッシュで客席に向かえば間に合うことは判っていたものの、入口で「案内状に従え」と言われ、サントリーやオペラシティだと遅れて入場した人のための席やスペースに案内してくれて、しかもそこは自分が座る貧民席より音がいいからラッキーかも、と素直に従うことに。

 するとエレベーターを使うなどしてかなーりゆっくりと移動して3階に着いた挙句、「もう音合わせなので次の曲から入って下さい。」と言われ待機、なーんだ、専用スペースに案内してくれるんじゃないのか。だったら自分で勝手に入れば余裕で間に合ったのに…。

 この時点ではR側3階廊下、自分の席はL寄りゆえ、ブラブラとL側廊下へ、するとそこにいた別の案内嬢が「まだ間に合うから入りましょう!」と引率されてホール内へ、しかし!丁度上岡氏が入場してきたため、すぐに諦めて廊下に逆戻り。

 ま、いいですよ、どうせ前プロは守備範囲外だろうから。

本日のボケ老人:
 実は前プロ(ローマの噴水)を聴きたくて買ったチケットなのに、それを忘れて前プロをブッチする(涙)。

 国内オケでチャイコメインのチケットを自分が買う訳が無い、と気付くべきでした…。

3月24日(土) すみだトリフォニー
 上岡敏之&新日フィル レスピーギ ローマの噴水、ボッテシーニ コントラバス協2番、チャイコフスキー Sym6番
 という訳でお目当ての噴水は聴けず(涙)、ただロビーのTVで観た感じ、全体に激しさは無い印象、トレヴィでかなり遅く始めて急加速したのが印象的。実際に聴いたのは次のボッテシーニから、弦バスソロは新日の首席奏者、アンコールにチェロトップとの2重奏でロンドンデリーの歌、チェロが低音部を担当してして立場逆転。後半チャイコはHr4,Tp4,Tb3、冒頭の弦バスが聴こえない程の弱音、所々のパウゼが長い!第1楽章展開部前はバスクラじゃなくてオリジナル通りFg、しかもその前のClの後半からがディミヌェエンドじゃなくてクレッシェンドして渡したので弱音の困難は無し、展開部ラストのTbの下降音は弱めかつテンポ速め、第3楽章のブラスの爆発度も低め、終楽章最後の弦バスはアルコがかなり強め、アンコールは用意してる感じだったのに無し。

 続本日のボケ老人:
使用済みペットボトルにカフェオレ(職場の飲み残しコーヒー+冷蔵庫の牛乳)をつめ、マイドリンクとして携行していたものを休憩時派手にひっくり返す(涙)。ズボンの両腿から膝までぐしょぐしょ、まるでトイレで方向間違えて発射した人みたい…(涙々)。

キャラ作りが間違ってる気が… - ユッコ・ミラーさんのSax

 5時起きして世界選手権女子フリー観戦、崩れるザギトワを見てメドベデワの凄さを改めて実感。

 そのまま東京に出て朝テニス、程よく晴れて気温も上昇中、花見日和ってことでテニス仲間はそのまま花見へ、文京区の桜は8-9分咲き。

 午後は上岡&新日の悲愴、その前に少し時間があったので銀座山野楽器ののインストアイベントへ。

 聴いたのはユッコ・ミラーさんのSax、鮮やかなプレイでジャジーに数曲、ただ不審に思ったのが本番ではリハの時とは1オクターブ高い声でアイドル喋り(と言うかネタでアイドルをデフォルメした感じの喋り方)、すぐに「やってられるか!」と笑いを取るのかと思いきや、最後までそのキャラで通してました。実力もありそうなジャズプレーヤなのに何故このキャラ?

 この後トリフォニーに移動して上岡&新日、でも時間ギリギリ。

2018年3月23日金曜日

異形パフォーマンス - OM-2 「ハムレットマシーン」

 曇り、ながら最高15度弱とぼちぼちこの陽気、夜は東京に出て観劇、例によって奇特な方からの頂き物。

 茨城の桜はまだですが、日暮里駅の前は既にほぼ満開です。

3月23日(金) 日暮里サニーホール
 OM-2 「ハムレットマシーン」
まずは5分間何も起こらず、「これにて公演は終了しました、云々かんぬん」との場内アナウンス、パラパラと拍手が起きて帰る人数名、勿論サクラかと思っていたらホントに信じて帰った人が1名いたらしく戻ってきました。円形に客席が取り囲んだ空間が大きな壁で2分され、両側で演じられるため反対側が見えずストレスが溜まる序盤、その後その壁が天井に上がってからは佐々木教お得意の暴力的な異形パフォーマンスがメイン、周りでは自転車グルグル、ただセリフ聞き取りにくく、原典テクストとパフォーマンス内容との関連はほぼ不明、休憩無し約80分。

 何故か小学生の少女を連れたお父さんが観劇、大丈夫か?小学生にこんなもん見せて…(マスターベーションなどセリフにはそれなりの下ネタ有)。

2018年3月22日木曜日

ホーネック違いとディズニーオケ?のマーラー1番 - ライナー・ホーネック&THE ORCHESTRA JAPAN

 曇り、気温も10度台半ばに回復、構内の早咲き桜は満開、近所のレンギョウも鮮やかな黄色。

 夜はTHE ORCHESTRA JAPANなる怪しい?オケ(ポップス公演が多い!)の"巨人"に急遽参戦、指揮のホーネックは濃いマーラーをやるので気になりつつも値段が高くてスルー、していたところチケットストリートで当日1500円GET!しかも招待席、1階中央やや後方でした。

 しかーし! 開演前になってやっと気付いたんですが、何とホーネックと言ってもマンフレートじゃなくて弟のライナー!兄弟で指揮者転身かよっ!

3月22日(木) サントリーホール
 ライナー・ホーネック&THE ORCHESTRA JAPAN R=コルサコフ "ムラダ"より貴族たちの行進、モーツァルト Sym25番、マーラー Sym1番
 最初のR=コルサコフはHr6,Tp6!,Tb3、ブラスが安定し、弦も明るい響き、続くモーツァルトでも弦が鮮烈、Vlaトップの外人奏者が存在感たっぷり、休憩挟んで後半マーラーはHr8,Tp6(6thはHr補助専業?),Tb3+Hr補助Tb1、第1楽章舞台裏のTp3名が展開部中盤まで戻ってこない珍しいパターン、Hrが時にド迫力、第3楽章弦バスソロはプロには珍しく意図的にぎこちなく演奏(拍手!)、長身のホーネックは分かりやすそうな棒で基本クセのない表現(兄さんよりかなり地味)、とは言え終楽章緩徐部前半は遅めでやや粘り、Hrと補助Tp,Tbが起立したクライマックスは悠然たるテンポでブラスを開放的に鳴らしての大団円。アンコールは無し。

 終楽章ミュート早業部分、Tpはアシと分業、Tbはミュート最後1音を少しサボる作戦(たぶん)でした。

 全体の揃いはさておき、ブラスの下パートなど個々のプレーヤーは期待より上手なオケでした。メンバー表を見ると在京プロの元首席も入っている模様。

2018年3月21日水曜日

雪の春分に練達オケのマーラー9番 - 末廣誠&都民交響楽団

 学会最終日、上がったと思った雨がまた降り出し、朝5度あった気温が昼過ぎには3度台! 昨日凍えて懲りたので今日はダウン着用。

 午後学会を途中で抜け出してコンサートへ、ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管の火の鳥、を買ってあったのですが、上手な老舗アマオケのマーラー9番と重なっていることが判明!

 迷いつつもソヒエフ&トゥールーズのコンビは何度も聴いてることもあり、それを人に譲ってマーラーへ、昨夜はアマオケのマーラー2番を諦めてるので。

 文化会館に着くと、雨から何と雪に! す、凄い、春分の日なのに…。

3月21日(水・祝) 東京文化会館
 末廣誠&都民交響楽団 マーラー さすらう若人の歌、Sym9番
前半歌曲は、済みません、寝てました。後半9番はHr4(全員女性!),Tp4,Tb3、譜面台を使わない末廣氏はゆったりしたテンポで余り粘らず丁寧な音作り、弦は安定の響き、Tpトップが輝かしい音色、終楽章の2度のHrソロが悠然たるヴィブラート、全体のブラスの鳴りはぼちぼち、最後の音が消えた後の黙祷は7-8秒、アンコールは無し。

 このコンビのマーラーは(たぶん)5番、2番、10番、3番と聴いてきましたが、10番<全>が1番印象に残ってます。そして次回(9月)は7番!

2018年3月20日火曜日

インバル&都響の驚速ショスタコーヴィチ7番

 学会2日目は雨、気温は昨日よりかなり下がって日中10度に届く気配無く寒々。

 例によって昨夜は泥縄で発表準備、何とか徹夜の要無かった反面、ある意味徹夜より危険な1.5時間睡眠、それを無事クリアし、発表も終えて夜はご褒美にインバル&都響でショスタコ7番!

 ただ同じ時間帯にアマオケのマーラー2番(しかも教会での演奏!)もあって、それを聴けないのが残念。

 ただこのコンビで聴いたショスタコ(11番5番4番10番8番)はどれもなかなか良かったので、7番を外す訳にもゆかず、苦渋の選択です。

3月20日(火) 東京文化会館
 エリアフ・インバル&都響 ショスタコーヴィチ Sym7番
本隊はHr5,Tp3,Tb3、バンダは右奥にHr4,Tp3,Tb3、冒頭から弦がキレよくずっしり、そして第1楽章ボレロ楽想が仰天未曽有のスピード!それ以降も全体に速めで、サクサク終了、響きの密度は高かった反面、終楽章など更なる迫力とスケール感が欲しかった気も。

 期待より迫力不足に感じたのは、東京文化とサントリーとの響きの違いかも、とは言え、第1楽章のテンポはやっぱり異端。

 明日もアマオケのマーラーとプロオケ公演が重なるんですが、次回はマーラーを選択。

2018年3月17日土曜日

乳搾り女 - Project Nyx 美女劇「奴婢訓」

晴れ、5時台に起きて東京に出て麻布で練習、東京では例年より1週間以上早い開花宣言ながら、最高11度台とやや花冷え傾向。

 昼は千葉に行き後輩の応援、その後池袋に戻って観劇、先日の廻天百眼に味をしめ、またエロ目的、ただ寺山修司作品とは言え、会場が芸劇なので演出のアングラ度は低いかも。

3月17日(土) 芸術劇場シアターウエスト
 Project Nyx 美女劇「奴婢訓」
主不在の館で使用人が代わる代わる主人役に興じる狂乱の宴、(オリジナルの寺山がそうなのかもしれませんが)スウィフトに宮沢賢治やマザーグースを交えた内容、客いじりもあり、休憩を挟み2時間10分、エアリアルにパントマイム、Vn&ヴォーカルの生演奏など盛り沢山、ただエロ度は期待より低く、大きめのニップレスが4対あったのみ(ただ1対巨乳だった"乳搾り女"が私的MVP!)、しかも"美女劇"なのにメインキャストに男性約1名…。

 夕方には職場に戻って学会準備(汗)。

2018年3月15日木曜日

ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管の豊麗白鳥の湖

 連日の20度超の陽気、構内の早咲き桜が咲き始めました。

 夜は連日のサントリー、ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管で白鳥の湖、あれ?過去3度の来日(200920122015)では美人コンミスだった気がするのですが、今回はコンマス…。

3月15日(木) サントリーホール
 トゥガン・ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管 グリンカ ルスランとリュドミラ、ハチャトゥリャン Fl協奏曲、チャイコフスキー 白鳥の湖
 最初のグリンカはHr4,Tp2,Tb3、中庸テンポで全体に大人しめ、続くハチャトゥリャンは協奏曲なのにTpが1本増加、第2楽章終盤のTbなどグリンカの時より吹いてます。ソリストのエマニュエル・パユは譜面台にiPadを置くも、画面に触れた気配無し、念のための用心か?(←別の方のレポによれば、リモートコントロール用のデバイスを足元に置いたとのこと)、拍手に応えてアンコールは定番シリンクス、ラストの弱音が神業。後半チャイコはHr5,Tp4(うち2本コルネットっぽい楽器),Tb3、N響の時と同じくテンポを動かし起伏の大きな表現、ただオケの音色はより華やか、ブラスの爆発度は低めながら、弦がよく鳴るので全体では豊麗なサウンド、アンコールはカルメン前奏曲、ここでも弦が鮮やか。

 2曲目のFl協、こんな難しそうな譜面書くか?と思ったらランパルによるVn協の編曲物なんですね、納得。

2018年3月14日水曜日

ズヴェーデン&NYPの剛直マーラー5番

 予報通り最高23度台と春の陽気、その分花粉症の症状も高め。

 今年の上半期はBBC響、NYP、IPO、hr響と4オケによるマーラー5番対決、ただNYPだけは最安席入手ならず(涙)、ズヴェーデンなんて知名度低そうなのに何故?

 とすっかり諦めていたのに、ネット掲示板で当日入手(偶然知人だったのが吉!)しての急遽参戦!

 NYPは10年振り位、確か前回もマーラー5番でマゼール、と思ったら大間違いのボケ老人、マーラー5番の数年後にやはりマゼールでショスタコ5番火の鳥を聴いてます。

 前半五嶋龍とのメンコンは個人的に興味無く知人に譲ったため、後半マーラーのみの参加。

3月14日(水) サントリーホール
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン&NYP マーラー Sym5番
弦は音域順、Hr7,Tp4,Tb3、名物奏者(Hrのマイヤーズ、Tpのスミス、Tbのアレッシ)のうち、アレッシ以外の2人が不在(引退?)でがっくり、でも3番Hrが可愛い、ところが(期待してなかった)Tp,Hr両ソロとも素晴らしく、Tpは朗々、Hrソロは色気あるヴィブラートで最高(特に終楽章のオブリガートの優美さは過去最高レベル!)、木管もさすが、弦はやや細め、初めて見るズヴェーデンはゴツゴツした棒でゆっくり重厚な音作り、基本は対位法より旋律を歌うことを重視し、弱音へのこだわりは無し、ブラスを(バランスが壊れても)しっかり鳴らし、第4楽章では少しテンポ動かして叙情性も、Hrのベルアップが楽譜と違うなど個性的な部分も、終楽章ラストの爆発度はまずまず。アンコールはローエングリン第3幕前奏、Tb,Hr吹きっぷりよく満足。

 マーラー5番対決第2ラウンド、先日「BBC響がNo1」と言っていた知人は「甲乙付け難い」との評価、個人的にはブラスをより鳴らしたNYPの方が好みです。

2018年3月11日日曜日

リベンジのペトルーシュカ - 金山隆夫&カラー・フィルハーモニック

 午後サントリーでオラモ&BBCのマーラー5番を聴いた後、夜は杉並でアマオケのペトルーシュカ、ひと月前に間違えて別オケのマーラー9番リハを邪魔しそうになった時のリベンジ(笑)です。
 
3月11日(日) 杉並公会堂
 金山隆夫&カラー・フィルハーモニック エルガー "エニグマ"ニムロッド、マーラー リュッケルトによる5つの歌曲、ストラヴィンスキー ペトルーシュカ
 最初のニムロッドは東日本大震災への鎮魂をこめての選曲、続いてマーラーの歌曲、後半ストラヴィンスキーはピアノを中央に配し、Hr4,Tp3,Tb3、全体の鳴りはまずなずながらあと一押し欲しいところ、最後のTpは2人ともピッコロ使用、アンコールは無し。

オラモ&BBC響の颯爽マーラー5番

 連日の快晴、思ったより神戸は寒め、昨日は姪の結婚式に参列し、姉の金で高級ホテルに宿泊、お車代を貰っちゃったので(滅多に乗らない)新幹線で関東に帰還し、今日はコンサートのハシゴ、まずはオラモ&BBCでマーラー5番!

 オラモのマーラーと言うと、ロイヤル・ストックホルムPOとの1番をちょっと前に聴いてます(今秋もやるみたい、違う曲にして欲しい…)。

3月11日(日) サントリーホール
 サカリ・オラモ&BBC交響楽団 ラフマニノフ PC2番、マーラー Sym5番
 いきなりObのチューニング音が強めのヴィブラートで驚き、前半ラフマニノフのソリストは小菅優、独特の表現で音は小さめ、アンコールにラフマニノフをもう1曲。後半マーラーはHr7,Tp5,Tb3、弦は対向配置、ただチェロが左側なのに弦バスは右奥。Tpソロは優雅系、Hrソロは堅実系、弦はボリュームは無いながら美しい響き、木管は味があるタイプ、オラモはあまり粘らないスタイルながら、色々なパートを強調、第1楽章は普通のテンポで入って後半だんだんスローに、第2楽章のスケール感はぼちぼち、第3楽章中間部、弦4名によるピッツィカートではVlaのみならず全員フォルテ!続いてパート全員のピッツィカートになると一転して弱音、と独特の強弱も、指揮棒を置いた第4楽章はテンポを動かし、独特のポルタメントもあって表情豊か、終楽章も起伏大きめながらラストの爆発はほどほど。アンコールはブラス陣に楽譜出す気配無く、「大人しい曲か」と思ったら、アンダンテ・フェスティーヴォを嫋々と!そしてシベリウスをもう1つ、"ペレアスとメリザンド"から大人しめの曲。

 人生2度目のBBC響、前回初めて聴いた時より弦がいい音するなと感じました。

 上半期はこのBBC響に加え、NYP、IPO、hr響と4つのオケによるマーラー5番の競演、ただ知人は「1発目で1番いいのを聴いちゃった」と言ってます。

2018年3月7日水曜日

バッティストーニ&東フィルの急転直下ラフマニノフ2番

 冬晴れのち曇り、朝は4日振りのマイナス気温、日中は10度に届かずやや寒め。

 バッティストーニ&東フィルのコンビ、初めて聴いたローマ3部作が比較的普通、次に聴いたマーラー1番もそれなり、と期待の爆演じゃなかったため、その後余りチェックしてなかったんですが、FMで聴いたハルサイがとんでもない爆演!

 ならば今回のラフ2も、と思いつつ3公演もあるのに安価入手に苦戦していると、ダメ元で申し込んだ抽選に当たってラッキー!急遽参戦です。

3月7日(水) オペラシティ
 アンドレア・バッティストーニ&東フィル グルダ コンチェルト・フォー・マイセルフ、ラフマニノフ Sym2番
 ピアノ、ドラムス、エレキベースのトリオをオケの前面に配し、モーツァルトかよ!とツッコみたくなる曲想にその3名が加わり、そのうちムードミュージック風になったり、ピアノの弦を手で弾くなど現代曲風カデンツァがあったりしながら進む4楽章約40分、ピッコロTpの響きも。アンコールにはピアノ担当小曽根真のジャジーでカッコいい自作曲をトリオで。後半ラフマニノフはHr5,Tp3,Tb3、バッティストーニは低弦に常にアクセントを置きつつ、大きくテンポを揺らして(緩徐部では特に)表情たっぷり、第3楽章のClソロはプロには珍しく前のめり、ブラスの鳴りもまずまず、終楽章クライマックスはコラール部後半から物凄ーい加速を始めてそのまま怒涛のフィニッシュ!

 期待した爆演ではなかったけれど、それなりに濃い部分もあって楽しめました。第2楽章中間部など速い楽想では揃わない個所もあったので、明日以降は更に良くなるのでは。

 その足で夜行バスに乗りスポット帰省、但し春休みで夜行バスが混んでるのか、往路は福井行しか空き無し。

2018年3月6日火曜日

2018 Masaオープン3月

 2018 Masaオープン3月に参戦、昨日は雨で中止、本日も小雨で午前中は待機、午後やっと試合in、本戦1回戦シードに0-6,0-6と玉砕、今年最初のお小遣いは2100円。

 今日貰ったアドバイス:
サーブの球質はいいので確率の向上とコースの打ち分けを。

2018年3月4日日曜日

血まみれの殺し屋サロメ - 虚飾集団廻天百眼 「殺しの神戯」

 夜は阿佐ヶ谷で観劇、しかも先月に続いてまた「サロメ」ってことで珍しく自腹、エログロのアングラ、特に血糊が観客席まで飛んでくるのが売り?の劇団とのこと。

 なるべく舞台に近い席を、と開演1時間前(会場30分前)に行くともう長い列!しかも先頭の方には出演者らしき人々!と思ったら常連客のコスプレらしい。2-30番目位だったんですが、ギリギリ最前列の端っこに滑り込み。

3月4日(日) ザムザ阿佐谷
 虚飾集団廻天百眼 「殺しの神戯」
霊能力の支配する世界、神性を有する子供を護衛する任を負った殺し屋No.4のサロメが、道中その子供を巡ってNo.1からNo.3など他の殺し屋と争い、やがてカタストロフへと突入するエログロアドベンチャー、生ドラムセットが迫力、サロメ原典との関係は生首のみ、(サロメ役じゃないけれど)女体盛りやストリップ(殺し屋No.2はストリッパー!)の趣向があり、フルヌードまで拝めて眼福!

 最前列とは言え端っこだったので血糊を浴びることは無い、と思っていたら大間違い、丁度ピンポイントで自分のところに赤き噴水が飛んできて血まみれ(逆に中央のお客さんは「今日は血が少なーい」と)、白いウォームアップ羽織ったままかつズボンも白系だったので、帰りの車中(特に中央線)では結構ガン見されました(笑)。

 でも洗濯したら綺麗に落ちる水性?血糊でした!

ぼちぼち5人組 - つりビット

 昨日を上回る陽気で今季2度目の20度超、今年初めてダウンを脱いで外出、練習がキャンセルになり、朝ゆっくりしてから東京へ。

 道中千代田線の乗り換え車内アナウンス、「東京さくらトラム」と聞いたこと無い路線!「新しいの出来たの?」と思いきや、何と都電荒川線のこと!"都電"で愛されてるのに何故キラキラネーム…。

 夜の観劇まで時間があったのでまず渋谷HMVのインストアイベントへ、聴いた(見た)のは「つりビット」なるアイドルユニット、それなりのルックスの5人組でした。

2018年3月3日土曜日

鮮やか興奮サウンド - 三河正典&ユーゲント・フィルハーモニカーの火の鳥、スペイン奇想曲、シェエラザード

 渋谷でVnを聴いた後、夜はすみだでアマオケの火の鳥とシェエラザード。

3月3日(土) すみだトリフォニー
 三河正典&ユーゲント・フィルハーモニカー ストラヴィンスキー 火の鳥、R=コルサコフ スペイン奇想曲、シェエラザード
 最初はスペイン奇想曲でHr4,Tp2,Tb3、弦が分厚く、コンマスソロも見事、有名なファンファーレでTpとHrが起立!そしてラストの激しい加速と追い込みは同曲史上最高レベル。続く火の鳥は1919年組曲版、Tpが増えて3本に、Hrソロがエロいヴィブラート、ラストの迫力はそこそこ。後半シェエラザードはTbが増えてHr4,Tp3,Tb4(うち3人女性!)、Fgが存在感、コンマスソロはさすが、Tbまずまずの吹きっぷりながら全体の迫力はぼちぼち、Tpが1名加わって4本になりアンコールは派手な曲、と思いきや弦楽中心の地味な曲(グラズノフ"四季"からとのこと)でビオラが出色、当然もう1曲、"ルスランとリュドミラ"をプロアマ通じても最速クラスのテンポで、弦のキレ、ブラスの鳴り共によし。

同姓同名? - 鈴木愛理さんのVn

 合宿中、無性にジャンクなものが飲みたくなり買ったファンタ(ブラッドオレンジ味)に人工甘味料が入っていて衝撃!ファンタよ、お前もか…。

 桃の節句は連日の春の陽気、七分咲きの河津桜が並び、1泊2日の間に3、4度くしゃみの発作に見舞われた白子のテニス合宿を後にして、午後まずは渋谷タワレコのインストアイベントへ。

 聴いたのは鈴木愛理さん、と言ってもハロプロのアイドルじゃなくて同姓同名のヴァイオリニスト、CD収録曲を軸にベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキーとバラエティ豊かな30分、正確な演奏を聴かせてくれました。

 第12話でルミも弾くベートーヴェンのVnソナタ、冒頭以外の部分は記憶に無く、第1楽章を全部聴いて初めて「ベートーベン・ウィルス」の挿入音楽に中間部の動機が引用されてるのを知りました。