2005年12月7日水曜日

ストラヴィンスキーづくし - 岩城&国立音大オケ 火の鳥、春の祭典

 本日も陽射しあるけれど最低マイナス2度、最高10度割れと寒い一日。しかも「ウォームビズ」なのか、職場の暖房は朝1時間だけなので一層寒く感じます。(だったら夏場あんなにガンガン冷房効かせるなよ!と言いたい。)

 岩城宏之の指揮は、メルボルン響とのアルプスSym以来20年近くご無沙汰でしたが、今年は2度聴くことになりました。今日は音大オケとのオールストラヴィンスキープロ、自由席なので暖房の弱い職場を早めに脱走し、2階センター前列を確保しました。

12月7日(水) オペラシティ
 岩城宏之指揮国立音大オーケストラ ストラヴィンスキー 火の鳥、詩編交響曲、春の祭典
岩城氏の指揮は手馴れた感じで、比較的淡々とした印象。またオケは管セクションはそれなり、弦セクションはもっと音に伸びが欲しい感じ。火の鳥は氏のやや速めのテンポにオケがついてこない部分もありましたが、最後はそれなりの盛り上がり。ただ終曲のファンファーレ2順目がスタッカートだったのは不満でした。1945年版(?)ではままありますが、1919年版でこの解釈は初めてな気がします。初めて実演を聴く詩編交響曲は真ん中にピアノが2台、そして弦が低弦だけという変わった編成。リズムなどオケは鋭さに欠けましたが、Pブロックあたりを埋め尽くす、総勢120名を超える合唱はホールを満たす迫力でした。最後のハルサイもリズムの鈍さが気になりましたが、ラスト5分に来ると、ここはより難しいだけによく練習したのか、急に響きが鋭くなり、なかなかのキレと迫力でした。Hrはイマイチでしたが、Tp,Tbが要所で突出して吹きまくってくれたのが野性味があって良かったです。

 オペラシティは悪い(安い)席でも結構音が好みなのですが、その分いい席に座っても余り感動はありませんでした。

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