野球のアジアシリーズ、結局TV放送は無し、ヒドイ扱いだ…。巨人が出てたら違ったんだろうか。
終日小雨のぱらつく1日、最低気温は10月上旬並みながら日中は平年並み、雨で午前中の練習は中止、週末ラケットを握らなかったのは痛いかも。
午後はオペラシティ、時間が出来たので、昼飯は初台の有名ラーメン店へ、開店時間が限られており、過去何度か足を運んでも叶わなかったお店、そこで食べられて満足。
今日のモスクワフィルは、ロシアオケがニュートラル化する中、昔日の香りを残す数少ないオケ、ただ一流オケなのにヘンな招聘元のせいで某ソリストのバックバンド的な扱いに甘んじつつ毎年の様に来日、しかもそのソリスト分の上乗せかチケット代がバカ高、ただ数年に1度は今日の様なオケ単独公演があり、チケット代も半値、しかし招聘元は宣伝しないのでチケット余りまくり、ホント勿体無いことです。
実は同じ時間帯、アマオケのマーラー1番もあったのですが、上記理由により、こちらを選択です。
11月16日(日) オペラシティ
ユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィル ボロディン 夜想曲、チャイコフスキー スラヴ行進曲、1812年、プロコフィエフ ロミオとジュリエット
予想通り安い席だけ埋まり、1階席後方や2、3階センターはガラガラ、それでも5割方入っていたので先日のテミルカーノフの時よりはマシか。最初のスラヴ行進曲は小手調べかブラスはほどほど、次はボロディンの有名曲をオケ編曲版で、弦セクションのデモンストレーションか、2ndVnがかなりの存在感、前半の締めは1812年、スラヴ行進曲と少しかぶってます(笑)、シモノフはノリノリであざとく表情付けまくり、弦は頑張りブラスは余力を残しつつまずまずの吹きっぷりでなかなかの迫力、先日のStペテルブルクフィルの同曲と比べると、弦の地力など向こうが上の感じですが、全体のノリでこちらの勝利でした。
後半はシモノフ自身の編によるプロコ「ロミジュリ」、冒頭の「モンタギュー家とキャピュレット家」からしてブラス全開、明らかに前半とは違います。そう言えば前回の単独公演もステージ後半(白鳥の湖)に本気を出してました。6本のHrの咆哮やパーカッションの激烈な打ち込みなど濃厚な40数分間、「タイボルトの死」も当然凄かったですが終曲(ジュリエットの死?)でのブラスが壮絶(3本のTpはやや疲れ気味でしたけど)、中でも4本のTbの破壊的な吹きっぷりは最高、今年のMVPはほぼ決定です。アンコールはまず大人しめにシューベルト「楽興の時」から、次にTpが1人加わって「眠れる森の美女」のワルツ、シモノフは客席に向かって見栄を切るなどして楽しく豪快にフィニッシュ、ほぼ期待通りの豪演でした。
こと自分に関しては"ロシアンブラス"は、脳味噌が揺さぶられるヴィヴラートと全体のバランスを破壊して突出するバカ吹き、を意味してます。今日は割とストレートな響きだったのでロシアンブラス度は6、70%、でもブラス爆発度は90%位と大満足、爆裂度では前回の公演(展覧会の絵)を超えました。
「1812年」のロシア内対決はモスクワの勝利、プロコ「ロミジュリ」は12月のゲルギー&LSOとの対決になりますが、爆演度でこれに勝利するのはかなり難しいのでは。
今日のボケ老人:
会場で貰ったパンフが家に着いた時点で手元に無し、どこに置き忘れてきたかも分からず…。
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