2011年1月25日火曜日

高木版「隅の老人」第1作は歴史物テイスト - 高木彬光「黄金の鍵」

今昼休みの壁打ち帰り、強い風が吹いてますが、北風というより春の風に近い感じ、近所の小学校では紅い梅が4分程度咲いてました。今夜は東京で宴会、戻りが深夜になるので記事のみにて。

<続き>
 思ったより宴会から早く戻れて、家に着いたらアジア杯の日本vs.韓国の後半が始まったところ、因みに宴会後の会話:

「日韓戦は地上波あるの?」「ありますよ!」「10ch!」(←自分)「5ch!」(←学生)

ううう、地デジ化が済んでいる人にはテレ朝って5chなんだ…。

 ちょっと前、墨野隴人シリーズの最終作「仮面よ、さらば」を1冊100円で入手した際、元ネタのオルツィ「隅の老人」やドルリー・レーン4部作と同様、シリーズを通しての趣向があるだろうから、全作100円で揃えてから一気に読もう、と考え、集め始めて数年、やっと揃った(気がしたけれど勘違い…)ので第1作から読むことに。

黄金の鍵 高木彬光
 シリーズの主人公となる未亡人(サム・ペイシェンス?)の墨野隴人との出会いが描かれ、彼女が遭遇した殺人事件を彼が解決。その過程で徳川幕府の埋蔵金に関する推理が語られる部分は著者の「成吉思汗の秘密」を髣髴とさせる歴史物テイストで、こっちが本作の主眼かも、現実の事件も(オリジナリティは無いながら)悪くないプロットなのに、プレゼンがいま一つのためインパクトに欠け、霞んじゃってます。

 次はシリーズ第2作「一、二、三 ─ 死」へと進みます。

<追記>
 ペイシェンス・サムでした…。さすがボケ老人(涙)。

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