2011年1月7日金曜日

聴き初めは飯森&東響のマーラー1番

昨夜「おねマス」を2週分録画で観たところ、何と先日の「AKBINGO!」同様、中1の課題曲「高度な技術への指標」が使われていてビックリ! たまたま同じ製作者だったのか、思ったよりメジャーなのか。

 朝の冷え込みはマイナス3度とほぼ平年並みながら、寒風吹きすさぶ日中は余り気温が上がらず、かなり寒く感じた一日。帰省前は12、3度あった部屋の温度が帰省後は10度台、そして今日は遂に10度割れ、ただ7、8度だった実家に慣れたせいか、余り寒く感じません。

 夜は2011年の聴き初め、マーラーイヤーの2年目はやはりマーラーからスタートです。

1月7日(金) ミューザ川崎
 飯森範親指揮東響 ウェーバー オイリアンテ、リスト PC1番、マーラー Sym1番
オケは対向配置、最初のウェーバーは弱音が繊細、続くリストでのソリストはスレンダーな身体をパールホワイトのドレスに包んだアリス=沙良・オット、拍手に応えて珍しく?も「エリーゼのために」をアンコール。
 後半のマーラー、開始では一旦棒を上げたのに会場の静まり方が物足りなかったのか棒を下ろして仕切り直すコダワリ、ところが納得の静寂を得て第1音を開始したと同時に大きな咳が出たのは可哀想。第2楽章後に改めてチューニング、指揮者が違う時もそうだったのでオケの方針かも。飯森は基本すっきり系ながら遅めのテンポを取りマーラーの指定した細かい強弱をきっちり押さえて各動機を丁寧に組み上げている印象でしたが、何となく説明口調と感じ、勢いや色気が不足気味、それでも8本のHrが補助のTb,Tpと一緒に起立したクライマックスは悠然としたテンポから最後は加速してそれなりの盛り上がりでした。

 意図したのかどうか判りませんが、第1楽章舞台裏のTpのファンファーレが過去聴いたどの演奏よりも遠く小さく聞こえました、またその3本が舞台に戻るタイミングも1stだけすぐ(ソロがあるので)、2nd、3rdはかなり遅れて、と変化球。ミュート着脱早業部分はミュート時最後の1音だけ(アシ無しだったので2nd以下が)肩代わりする作戦。

 「ラストコンサート」の"ステラに捧ぐ"コンチェルト、ラフマニノフやベートーヴェンに加え、今日新たにリストPC1番にもそっくりな部分を発見、まあ、自分が協奏曲を聴かないため気付かないだけで、まだいっぱいあるんでしょうけど。

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