2011年1月24日月曜日

惚れっぽいストリートキッズ、中国へ - ドン・ウィンズロウ「仏陀の鏡への道」

今日のボケ老人: 学会会費を払いに昼休み郵便局へ、窓口で5分並び自分の番が来て会費分の現金を持ってないことに気付く…。

 昨夜遅くに雨、これが今年2度目の降水、その雨雲のせいか朝の最低は1度とプラス気温、零下にならなかったのは12月下旬以来31日ぶり、それだけ天気が良かった証左です。

 膝痛解消"太極拳ゆったり体操"の効果絶大なれど、先週の左ふくらはぎに続き、今週は右ふくらはぎに鈍い痛みと張りがあり、壁打ちを自重、共に初めて傷める部位ながら平仄は取れています、筋力バランスが変わると傷める場所も変わる、ってことでしょう。

 本日は先日読了した本から、先々週だったか、職場から出掛けようとして、読みかけの本を家に忘れたことに気付き、(本無し)手ぶらで外出出来ない性質ゆえ、その場で未読本を探して手にしたのがこれ、ここ数年「犬の力」など単発作品の世評が高い著者によるニール・ケアリーもの、「ストリート・キッズ」に続く第2作、ただ前作の内容を(読んでから10年程経っているため)殆ど覚えていません(涙)、ほろ苦い話だったことくらい。

仏陀の鏡への道 ドン・ウィンズロウ
 前作の影響で隠遁生活を送るニール、無理矢理呼び戻されて与えられた使命は中国娘と出奔した研究者を連れ帰る、という簡単なもの、それがもつれにもつれて中国まで赴く羽目に、ややご都合主義な感はあれど、全ての要素が収束して畳み掛ける終盤は素晴らしく、またもほろ苦い結末ながらエピローグがお洒落です。

 忘れているせいかもしれませんが、第1作よりよかった気がしたので、このミスの「ストリート・キッズ」第2位に比しての本作の着外(10位台)はちょっと不思議。

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