3日連続して晴れ、やや風強く、気温低め、その中でも最低マイナス1度弱、最高12度弱と最も気温が低かった一日、3月に入って3週間、うち最高気温が平年を超えたのは4日間しかありません。
昼休み壁打ちした場所の隣にあるグラウンドの外野が、いつの間にかオオイヌノフグリの青くて小さい花で一杯になってました。
本日は少し前に読んだ本から、昨秋始めた、最近の「このミス」第1位作品をまとめて読む企画、その少し間が空いてのフィニッシュとなった2010年度第1位「愛おしい骨」を読んだのを機に、同じ年に「このミス」ランクインした本を何冊かまとめて読むことにしました。
まずは2010年度第2位だった本作、「神は銃弾」(2001年度「このミス」第1位!)の著者によるクライム・ノベルです。
音もなく少女は ボストン・テラン
ブロンクスの下町を舞台に厳しい境遇と闘う3人の女性の物語、犯罪はそれなりに起こりますが、プロローグで既に示されている結末へ収束するだけなのでミステリー度は低く、主題は男根主義に敢然と立ち向かう女性達の生き様に見えます。「神は銃弾」では女性主人公にしては骨太な物語だなあ、って程度の印象でしたが、本作ではフェミニズム的視点全開です。
邦題からは1人の少女を主人公とした物語と見えますが原題は"Trois Femmes"(3人の女)、つまり実質女三代記、そのせいか「赤朽葉家の伝説」を何となく思い出しました。
特に理由も無く著者のB.テランは男性かと思ってましたが、もしかしたら女性なの?と思わされました。
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