花曇の春分の日、アマオケ2連戦の後半戦、午前に朝活オケでブルックナー5番の後に午後聴いたのはマーラー10番です。
実はこの日は同じ時間帯にプロアマ含めるとマーラー1番が2公演、10番全曲1公演に大好物の家庭Symも1公演、と聴きたいもの目白押し、ただ経済的理由により唯一無料で聴ける10番に、全曲は先日の金&神奈フィルに続き今年2度目です。
って次第で森下から上野に移動しお花見、じゃなくて花見客でごった返す公園内の文化会館へ、演奏するはトップの実力を持つ老舗、弦の音程を余り気にせず聴ける数少ないアマオケ、しかも今日の10番全曲は2年前、震災直後のため中止になった公演の仕切り直しです。
席は当日指定、主催者が考える「いい席」と自分が好きな席が必ずしも一致しない虞があるので、わざと開演直前に行き無難に(最後に埋まる)5階サイドでいっか、の積りが、開演10分前の受付でチケット束の下の方まで発掘して渡されたのが1階2列(苦手な舞台寄り)、いやいや、束の上の方には5階席ザクザク余ってるから! と先方の好意?がアダとなるパターン、勇を鼓して「そこにある5階席はダメですか?」と言ったらあっさり5階R1列に代えてくれました、ラッキー!
3月20日(水・祝) 東京文化会館
末廣誠指揮都民交響楽団 ワーグナー ローエングリン第1幕前奏、マーラー Sym10番 <クック版全曲>
前半ワーグナーは弦の響き美しく、終盤の盛り上がりではブラスやや抑えめ。そしてお目当てマーラー10番、パンフによるとクック版第3稿に指揮の末廣氏が音を加えた版とのこと、特に後半2楽章で加筆部分が多く感じられました。消防士の太鼓は専用に大太鼓をもう1台布を掛けて使用、両端楽章の不協和音の叫びは激しい表現、オケでは短い管を使わず吹ききったTpトップはほぼ神、女性Hrトップも見事、その他のパートも弦管共に充実、特に終楽章、いつも泣きそうになるFlソロ部分ではなくて、その主題を最後に弦で大袈裟に繰り返す部分で不覚にも思わず涙がポロリ、いや花粉症じゃなくて(笑)。(因みに隣の女性も同じ箇所で涙をぬぐってました。)
これまで聴いた10番全曲は10回程度、その中でも感動度はトップクラスでした。
まだ明るい内に地元に帰還、7SPOTの西武デパートのソファで昨夜観逃した「ガールズトーク」をテレ朝公式サイトから補完視聴、何とサン=サーンスSym3番第1楽章が使われてました!
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