2014年1月26日日曜日

テミルカーノフの展覧会再び

 朝の最低マイナス0.1度と高く、晴れのち曇りだった日中も予報通り上がって最高14度弱、と3月の陽気で室温も久々に12度近くまで上昇、してますが昨日から喉がいがらっぽく風邪の症状、ひく心当たりは無いんですが…。

 今日も練習予定無く、朝ゆっくりしてから上京、と言うか横浜へ、テミルカーノフ祭の第2日、展覧会の絵です。

 10年程前、相模大野グリーンホールで聴いたこのコンビの展覧会は、ド迫力度で言えば同曲実演史上、ショルティ&シカゴ響('90サントリー ←これはあらゆる実演を通じて2,3番目にデカイ音でした、因みに1番はオーマンディ&フィラデルフィア)に次ぎ、シモノフ&モスクワフィル(2006/11/3オペラシティ)と並んで2、3番目(カタコンブに関してはNo1!)だったので、本日も超期待です。

 またその時の演奏でブラス以上に印象的だったのは、冒頭プロムナードでの弦のド迫力、悠然たるプロムナードで弦の迫力を論じること自体、想定外の驚きでした。

1月26日(日) みなとみらいホール
 ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル チャイコフスキー VnC、ムソルグスキー 展覧会の絵
 前半チャイコフスキーのソリストはこのコンビとの共演で何度も聴いている庄司紗矢香、この曲も1-2度聴いてます。が3階LCのせいなのかいつもより更にデカイ音に感じました。万雷の拍手に応えアンコールはしみじみ系の曲想にピッツィカートを細かくまぶしたパガニーニの曲を。
 後半お目当てムソルグスキー、前もそうでしたが通常続けて演奏するこの曲をテミルカーノフは曲間に少し間を取ります。Tp,Tb,Hrは全て4本、マーラーでトップを吹いていた巨漢は登場せずTpソロは別の人、でもさすがの上手さ、シュミイレではピッコロ使用、ビドロのソロはTb奏者がユーホ使用、プロムナードでの弦やカタコンブでのブラスには前回感じた圧倒的な分厚さは感じませんでしたが、ババ・ヤーガでの弦はさすがの迫力、そして速めテンポでグイグイ進むキエフの大門は期待通りの豪快ブラスを満喫、アンコールはまずアルベニス"タンゴ"を茶目っ気たっぷりに(このコンビでは初めての曲)、そして団員は次の楽譜を準備、していたのにここで終了、残念。

 テミルカーノフ大好きの後輩(今回も首都圏公演のみならず大阪・福岡など全公演行くらしい)ですら、今日のアンコールは初めてのパターンだったとのこと、ま、怒涛のアンコールはサントリー公演2日目までガマンかも。

 風邪はしっかりひいているらしく、軽い頭痛および咳、コンサート中は何度か咳の発作が出てそれと格闘して結構タイヘンでした。

 ホールを出るとひと雨あった気配、ただ東海道線に乗り川崎過ぎた頃にはまた青空、でもアキバから茨城へと向かうTXは強風による遅延、家に着いた後も雨こそ降りませんでしたが外は風の音ビュービューでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿